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ビートルズ 基本作品

ビートルズ活動時期(1962年〜1970年)に出た作品

2009年9月9日に全オリジナル・アルバムのリマスター盤が発売されました。

詳細は当HPの 090909リマスター でどうぞ



以下は1987年〜1992年にCD化されたバージョンについて記述しています。

以下の旧商品のうち、『プリーズ・プリーズ・ミー』 から 『ザ・ビートルズ CDボックス』 までについては、
2009年5月31日をもって出荷停止になり、店頭在庫がなくなり次第、新品では入手できなくなります。

Please Please Me
日本盤CD 『プリーズ・プリーズ・ミー』


1963年の1作目。1987年2月27日CD化。

1. I Saw Her Standing There / 2. Misery / 3. Anna(Go To Him)[Arthur Alexander] / 4. Chains [Gerry Goffin, Carole King] / 5. Boys [Luther Dixon, Wes Farrell] / 6. Ask Me Why / 7. Please Please Me
 // 8. Love Me Do / 9. P.S. I Love You / 10. Baby It's You [Mack David, Barney Williams, Burt Bacharach] / 11. Do You Want To Know A Secret / 12. A Taste Of Honey [Bobby Scott, Ric Marlow] / 13. There's A Place / 14. Twist And Shout [Phil Medley, Bert Russell]

カバー6曲(3、4、5、10、12、14)、オリジナル8曲。

「Love Me Do」はドラムがアンディ・ホワイトのバージョン。シングルに収録されたリンゴ・バージョンは88年の 『Past Masters Vol.1』 でCD化された。

CD化の際、『Please Please Me』 から 『Beatles For Sale』 までの4枚はジョージ・マーティンの監修の下にモノラル・ミックスでCD化され、それが全世界統一のバージョンとなった。

2009年のリマスターでは、モノラル・ミックスは 『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の方に収録され、単品で発売されるアルバムの方はステレオ・ミックスになった。

【ステレオ・ミックスとモノラル・ミックスについて】
1969年のアルバム 『Yellow Submarine』 までは、イギリスではモノラル盤とステレオ盤の両方が出ていた。
これは当時はモノラルからステレオへの移行期であり、まだモノラルの方が一般的だったため(また、当時のレコードの売れ行きの鍵を握っていたラジオもモノラル放送しかなかった)で、レコーディングもモノラルで出すことを前提にしており、『Rubber Soul』 あたりまではステレオ・バージョンの制作は他の人に任せて適当に作ってもらった、というレベルのものだった(ボーカルや楽器を単純に左右に振り分けただけだったりするので、曲によっては片側のチャンネルだけ聴くとカラオケになったりした)。
ところが曲によってはモノラル・バージョンとステレオ・バージョンの間に大きな違いがあるものもあり、これを追いかけるのがマニアの楽しみでもあった。

例えばこのアルバムの
「Please Please Me」のステレオ・バージョンには、ジョンが歌詞を間違えて吹き出しそうになる箇所があるが、モノラル(このCD)ではちゃんと歌っている(ステレオ・バージョンは現在 『ザ・ビートルズ’65BOX』 か2009年リマスター盤の 『Please Please Me』 で聴ける)。


アナログ時代は無数の編集盤が発売された結果、どれがビートルズのオリジナル・アルバムなのかわかりづらい状態になってしまっており、この状況を一度整理するため、CD化が始まる頃にはそれまで出ていたほとんどの編集盤が廃盤になった。


With The Beatles
日本盤CD 『ウィズ・ザ・ビートルズ』

1963年の2作目。1987年2月27日CD化。

1. It Won't Be Long / 2. All I've Got To Do / 3. All My Loving / 4. Don't Bother Me / 5. Little Child / 6. Till There Was You [Meredith Willson] / 7. Please Mister Postman [Georgia Dobbins, William Garrett, Freddie Gorman, Brian Holland, Robert Bateman] // 8. Roll Over Beethoven [Chuck Berry] / 9. Hold Me Tight / 10. You Really Got A Hold On Me [Smokey Robinson] / 11. I Wanna Be Your Man / 12. Devil In Her Heart [Richard Drapkin] / 13. Not A Second Time / 14. Money(That's What I Want)[Janie Bradford, Berry Gordy]

カバー6曲(6、7、8、10、12、14)、オリジナル8曲。

モノラル・ミックスでCD化。

2009年のリマスターでは、モノラル・ミックスは 『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の方に収録され、単品で発売されるアルバムの方はステレオ・ミックスになった。

A Hard Day's Night
日本盤CD 『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』 『ハード・デイズ・ナイト』

1964年の3作目。1987年2月27日CD化。

1. A Hard Day's Night / 2. I Should Have Known Better / 3. If I Fell / 4. I'm Happy Just To Dance With You / 5. And I Love Her / 6. Tell Me Why / 7. Can't Buy Me Love // 8. Any Time At All / 9. I'll Cry Instead / 10. Things We Said Today / 11. When I Get Home / 12. You Can't Do That / 13. I'll Be Back 

全曲オリジナル。

モノラル・ミックスでCD化。

2009年のリマスターでは、モノラル・ミックスは 『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の方に収録され、単品で発売されるアルバムの方はステレオ・ミックスになった。

Beatles For Sale
日本盤CD 『ビートルズ・フォー・セール』


1964年の4作目。1987年2月27日CD化。

1. No Reply / 2. I'm A Loser / 3. Baby's In Black / 4. Rock And Roll Music [Chuck Berry] / 5. I'll Follow The Sun / 6. Mr. Moonlight [Roy Lee Johnson] / 7. Kansas City/Hey-Hey-Hey-Hey! [Jerry Leiber and Mike Stoller/Richard Penniman] // 8. Eight Days A Week / 9. Words Of Love [Buddy Holly] / 10. Honey Don't [Carl Perkins] / 11. Every Little Thing / 12. I Don't Want To Spoil The Party / 13. What You're Doing / 14. Everybody's Trying To Be My Baby [Carl Perkins]

カバー6曲(4、6、7、9、10、14)、オリジナル8曲。


上述の通り、ここまでの4枚はモノラル・ミックスでCD化されている。

CD発売時には「ビートルズが重要視していたのはモノラル・ミックスである」という説明がなされ、制作姿勢やその内容(演奏ミスなどはモノラル・ミックスでは修正されているものが多い)から言っても間違いではなく、いちおう説得力はあった。

しかし一方でこの説明は、ジョージ・マーティンがCD化用の監修を依頼されたのが発売日間際で、既に全作のリミックスをやっている時間はなく(『Sgt. Pepper』 を1987年6月1日に発売するように組まれた全作の発売予定は動かせなかった)、結局 『Help!』 と 『Rubber Soul』 のみのリミックスに終わった、という事情をごまかすための「方便」でもあった。

CD発売当時のインタビューによれば、マーティンは 『Help!』 『Rubber Soul』 『Revolver』 のリマスタリングに参加して前2作をリミックスし、『Revolver』 はリミックスが困難な曲があったため手を加えずにCD化。この3作以外については出来上がってきたものをチェックしたのみ。


2009年のリマスターでは、モノラル・ミックスは 『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の方に収録され、単品で発売されるアルバムの方はステレオ・ミックスになった

HELP!
日本盤CD 『4人はアイドル』

P.HELP87.JPG - 40,698BYTES


1965年の5作目。1987年4月30日CD化。

1. Help! / 2. The Night Before / 3. You've Got To Hide Your Love Away / 4. I Need You / 5. Another Girl / 6. You're Going To Lose That Girl / 7. Ticket To Ride // 8. Act Naturally [Johnny Russell, Voni Morrison] / 9. It's Only Love / 10. You Like Me Too Much / 11. Tell Me What You See / 12. I've Just Seen A Face / 13. Yesterday / 14. Dizzy Miss Lizzy [Larry Williams]

カバー2曲(8、14)、オリジナル12曲。

『Help!』 『Rubber Soul』 の2作もステレオ盤のミックスは適当で、片側のチャンネルだけにしか入っていない音が多かったが、CD化の際にジョージ・マーティンの手によってリミックスされた。

全体に、左右片側に寄っていた音が多少中央に寄る(反対側のチャンネルにも響く)ようになり、ボーカルのエコーが強められた以外に、以下のような違いがある。
・「Another Girl」のイントロでボーカルの陰に聴こえていた残響音(ドラム・スティックによるカウント?)が消されている。
・「Ticket To Ride」はアナログ盤のステレオより2秒ほど長い
・「It's Only Love」は左チャンネルの音がより左になり、右チャンネルのギターは少し左に移動。またこれまで全てのバージョンで修正のため聴こえなくなっていたボーカル(2回目の「It's only love and…」の「only」の部分のダブル・トラックのズレのため、片方のボーカルを消去、さらに曲の最後の部分の声の震えを隠すためにフェイド・アウト処理されていた)が聴こえるようになった。
・「Tell Me What You See」はイントロで楽器の音が出る前にほんの一瞬、人の声のような音が聴こえるようになり(カウントの消し残り?)、中央にあったパーカッションが少し右に移動。
・「I've Just Seen A Face」は左チャンネルのギターがより左に移動。
・「Yesterday」はアナログ盤のステレオが 0:52 の「… something wrong / now I long for yesterday」の部分で「something」の「some」だけ大きく聴こえるようになっていたのを多少修正、さらにストリングスをより左に移動。
・「Dizzy Miss Lizzy」はアナログ盤のステレオに比べてボーカルにかなり強めのエコーが加えられている

リミックス前の旧ステレオ・バージョンは2006年発売のボックス 『ザ・ビートルズ '65BOX』 に一部の曲が収録された。

その後、2009年発売のボックス 『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の中の 『Help!』 に、旧ステレオ・バージョンが2イン1として全曲追加収録されたが、ノイズなどが削除されており、アナログ時代のステレオと全く同じではない。
『ザ・ビートルズ '65BOX』 の方は特に修正などせずにキャピトル盤のアナログ・マスターのままCD化しているようである(英盤とは少し音色が違うが)。


Rubber Soul
日本盤CD 『ラバー・ソウル』


1965年の6作目。1987年4月30日CD化。

1. Drive My Car / 2. Norwegian Wood(This Bird Has Flown) / 3. You Won't See Me / 4. Nowhere Man / 5. Think For Yourself / 6. The Word / 7. Michelle // 8. What Goes On / 9. Girl / 10. I'm Looking Through You / 11. In My Life / 12. Wait / 13. If I Needed Someone / 14. Run For Your Life 

今作以降は全曲オリジナル。

CD化の際のリミックスで、全体に左右片側に寄っていた音が多少中央に寄る(反対側のチャンネルにも響く)ようになった以外に、以下のような違いがある。
・「You Won't See Me」はアナログ盤のステレオよりエンディングが少し短い。
・「Michelle」はアナログ盤のステレオのイントロで左チャンネルにかすかに聴こえた息を吐くような音が消されている。
・「What Goes On」はアナログ盤のステレオではイントロのギターが左右に広がって聴こえていたが、真ん中から一つの音で聴こえてくるようになった。
・「I'm Looking Through You」はアナログ盤のステレオのイントロで右チャンネルにあったノイズが消されている。
・「In My Life」はアナログ盤のステレオではイントロが左から右に広がって聴こえていたが、その広がりがせばめられた。また、歌い出す前にかすかに聴こえていた「息を吸う音」がカットされている。
・「Run For Your Life」はアナログ盤のステレオのイントロの右チャンネルのエコーが消され、間奏で聴こえたノイズも消されている。

リミックス前の旧ステレオ・バージョンは2006年発売のボックス 『ザ・ビートルズ '65BOX』 に一部の曲が収録された。

その後、2009年発売のボックス 『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の中の 『Rubber Soul』 に、旧ステレオ・バージョンが2イン1として全曲追加収録されたが、ノイズなどが削除されており(例えば上記「Run For Your Life」の間奏のノイズや「You Won't See Me」の歌いだしで口を開ける音など)、アナログ時代のステレオと全く同じではない。
『ザ・ビートルズ '65BOX』 の方は特に修正などせずにキャピトル盤のアナログ・マスターのままCD化しているようである(英盤とは少し音色が違うが)。

Revolver
日本盤CD 『リボルバー』

1966年の7作目。1987年4月30日CD化。

1. Taxman / 2. Eleanor Rigby / 3. I'm Only Sleeping / 4. Love You To / 5. Here, There And Everywhere / 6. Yellow Submarine / 7. She Said She Said // 8. Good Day Sunshine / 9. And Your Bird Can Sing / 10. For No One / 11. Doctor Robert / 12. I Want To Tell You / 13. Got To Get You Into My Life / 14. Tomorrow Never Knows 

この作品以降はアナログ時代のステレオ・ミックスがそのまま生かされてCD化された。

Sgt. Pepper's Lonely Club Band
日本盤CD 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』


1967年の8作目。1987年6月1日CD化。

1. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band / 2. With A Little Help From My Friends / 3. Lucy In The Sky With Diamonds / 4. Getting Better / 5. Fixing A Hole / 6. She's Leaving Home / 7. Being For The Benefit Of Mr. Kite! // 8. Within You Without You / 9. When I'm Sixty Four / 10. Lovely Rita / 11. Good Morning Good Morning / 12. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(Reprise) / 13. A Day In the Life

1987年のCD化はこのアルバムの発売20周年に合わせることが目的だった。
それから早や30年…。

アルバムの最後に入っている意味不明の話し声はもともと英オリジナルLPのレーベルの周りの溝(針が最後に行き着く部分)に入っていたもので、自動で針が戻らないプレーヤーで再生するとエンドレスでかかり続けるという仕掛けだったが、CD化に際してはそれを再現しつつフェイドアウトするように編集されている。

発売30周年記念として1997年10月にリマスターボックスセットが発売される予定があり、日本盤の型番(TOCP-50333)まで決まっていたが、直前で発売中止になった。
見開き紙ジャケ、パーロフォン・レーベルのプリントされたディスク、ジャケットのドラムがデザインされたバッジ、28ページのブックレット、ポストカードなどがボックスに入った商品だった。
雑誌 『ノーウェア』 のVol.15 (←アマゾンの商品ページ)に商品写真の入った1ページ大の広告が載っている。

2017年5月に発売50周年記念のリミックス盤が発売された。

Magical Myatery Tour
日本盤CD 『マジカル・ミステリー・ツアー』


1967年の9作目。1987年9月22日CD化。

1. Magical Mystery Tour / 2. The Fool On The Hill / 3. Flying / 4. Blue Jay Way / 5. Your Mother Should Know / 6. I Am The Walrus // 7. Hello, Goodbye / 8. Strawberry Fields Forever / 9. Penny Lane / 10. Baby, You're A Rich Man / 11. All You Need Is Love

もともとイギリスでは前半の6曲のみがアナログEP2枚組の体裁で発売された。
アメリカではその6曲をA面に配し、この時期のシングル曲でアルバムに収録されていなかった5曲をB面に収録したLPとして発売された。

その後の年月を経て、EPという仕様が廃れたことと、アメリカ盤の内容が消費者にとって非常に便利なものだったことで、アメリカ盤の方がオリジナル・アルバム的な扱いを受けるようになった。

そして結局アメリカ盤の内容のままCD化され、本当にオリジナル・アルバムに昇格することになった。

ただし、「I Am The Walrus」や
「Strawberry Fields Forever」など、イギリス盤と微妙に違うバージョンだった曲はすべて「全世界統一バージョン」に差し替えられている。

The Beatles
日本盤CD 『ザ・ビートルズ』


1968年の10作目。2枚組。1987年8月24日CD化。

【Disc 1】
1. Back In the U.S.S.R. / 2. Dear Prudence / 3. Glass Onion / 4. Ob-La-Di, Ob-La-Da / 5. Wild Honey Pie / 6. The Continuing Story Of Bungalow Bill / 7. While My Guitar Gently Weeps / 8. Happiness Is A Warm Gun // 9. Martha My Dear / 10. I'm So Tired / 11. Blackbird / 12. Piggies / 13. Rocky Raccoon / 14. Don't Pass Me By / 15. Why Don't We Do It In The Road? / 16. I Will / 17. Julia

【Disc 2】
1. Birthday / 2. Yer Blues / 3. Mother Nature's Son / 4. Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey / 5. Sexy Sadie / 6. Helter Skelter / 7. Long, Long, Long // 8. Revolution 1 / 9. Honey Pie / 10. Savoy Truffle / 11. Cry Baby Cry / 12. Revolution 9 / 13. Good Night

真っ白なので、通称「ホワイト・アルバム」。

発売30周年記念として、1998年に紙ジャケット仕様で限定再発( 輸入盤  日本盤 ←アマゾンの商品ページ)されている(特にリマスターとはうたっていなかった)。

Yellow Submarine
日本盤CD 『イエロー・サブマリン』

1969年の11作目。1987年8月24日CD化。

1. Yellow Submarine / 2. Only A Northern Song / 3. All Together Now / 4. Hey Bulldog / 5. It's All Too Much / 6. All You Need Is Love // 7. Pepperland / 8. Sea Of Time / 9. Sea Of Holes / 10. Sea Of Monsters / 11. March Of The Meanies / 12. Pepperland Laid Waste / 13. Yellow Submarine In Pepperland

映画 『イエロー・サブマリン』 のサントラ盤として出たもので、半分はジョージ・マーティン作曲のインスト(ただしこれは映画に使用されたサントラ音源ではなく、このアルバムのために再録音されたもの)。

ビートルズの6曲のうち、純粋な新曲は2〜5の4曲。

「Only A Northern Song」はアナログ盤同様疑似ステレオで収録。2009年リマスター盤ではモノラル・ミックスに差し替わっており、疑似ステレオ・バージョンはCDではこれでしか聴けない。

Let It Be
日本盤CD 『レット・イット・ビー』

1970年発売の13作目にしてラスト・アルバム。1987年10月19日CD化。

1. Two Of Us / 2. Dig A Pony / 3. Across The Universe / 4. I Me Mine / 5. Dig It / 6. Let It Be / 7. Maggie Mae [traditional] // 8. I've Got A Feeling / 9. One After 909 / 10. The Long And Winding Road / 11. For You Blue / 12. Get Back

1969年1月に行われた「ゲット・バック・セッション」で録音されながら、お蔵入りになりそうだった音源を中心にまとめ、映画 『レット・イット・ビー』 の公開に合わせて発売された。

(収録曲の録音日などについて、当HPの「ゲット・バック・セッション」のページの「アルバム 『レット・イット・ビー』 分析」で触れています)

Abbey Road
日本盤CD 『アビイ・ロード』


1969年の12作目にして実質的なラスト・アルバム。1987年10月19日CD化。

1. Come Together / 2. Something / 3. Maxwell's Silver Hammer / 4. Oh! Darling / 5. Octopus's Garden / 6. I Want You(She's So Heavy) // 7. Here Comes The Sun / 8. Because / 9. You Never Give Me Your Money / 10. Sun King / 11. Mean Mr. Mustard / 12. Polythene Pam / 13. She Came In Through The Bathroom Window / 14. Golden Slumbers / 15. Carry That Weight / 16. The End / 17. Her Majesty

さんざんな結果に終った「ゲット・バック・セッション」の反省をふまえ、ジョージ・マーティンの全面的な協力の下に制作。

発売は 『Let It Be』 より先になった。


このアルバムは1983年5月21日に日本だけでCD化されたが、EMI からのクレームで回収されている。
これは以下のような事情だったらしい。

1983年、CD発売が軌道に乗り始めた東芝EMI が目玉商品としてビートルズのCD化を企画、第一弾としてこのアルバムの発売を英EMI に打診 → イギリスでは当時まだ日本ほどCDが普及しておらず、その重要性を理解していなかった英EMI はあっさり了承 → 日本での発売後、このCDがイギリスに流れ、マニアの間で話題に → 市場が乱される恐れを感じた英EMI は一度出した許可を取り消し、回収を求めた

Past Masters Vol.1
日本盤CD 『パスト・マスターズVol.1』


1988年3月7日、CDで初登場した編集盤。

1. Love Me Do / 2. From Me To You / 3. Thank You Girl / 4. She Loves You / 5. I'll Get You / 6. I Want To Hold Your Hand / 7. This Boy / 8. Komm, Gib Mir Deine Hand / 9. Sie Liebt Dich / 10. Long Tall Sally [Enotris Johnson, Robert Blackwell, Richard Penniman] / 11. I Call Your Name / 12. Slow Down [Larry Williams] / 13. Matchbox [Carl Perkins] / 14. I Feel Fine / 15. She's A Woman / 16. Bad Boy [Larry Williams] / 17. Yes It Is / 18. I'm Down

カバー4曲(10、12、13、16)、残りはオリジナル。

シングルのみで出た曲や、バージョン違いでこれだけは聴くべきという曲を集めたアルバムのパート1(デビュー〜1965年まで)。
初期の7曲(1〜5、8、9)以外はすべてステレオで収録されており、ここで初めてステレオ・バージョンが聴けた曲もある。

2009年のリマスター盤は、「From Me To You」「Thank You Girl」がステレオ・ミックスでの収録になっている。

Past Masters Vol.2
日本盤CD 『パスト・マスターズVol.2』

1988年3月7日、CDで初登場した編集盤。

1. Day Tripper / 2. We Can Work It Out / 3. Paperback Writer / 4. Rain / 5. Lady Madonna / 6. The Inner Light / 7. Hey Jude / 8. Revolution / 9. Get Back / 10. Don't Let Me Down / 11. The Ballad Of John And Yoko / 12. Old Brown Shoe / 13. Across The Universe / 14. Let It Be / 15. You Know My Name(Look Up The Number)

シングルのみで出た曲や、バージョン違いでこれだけは聴くべきという曲を集めたアルバムのパート2(1966年〜解散まで)。

アナログ時代はここに入っている曲をすべて揃えるには何枚もアルバムやシングルを買わなければならなかったが、今はこの2巻で基本的なナンバーはコンプリートできる。
その意味では非常に消費者にやさしいアルバム。

The Beatles(Box Set)
日本盤CD 『ザ・ビートルズ CDボックス』


上に挙げた15作16枚のCDを箱に入れたもの。

プラスチックのシャッターのついた木製の箱に、単品のCDからオビを取ったものをつめたもの(個々の型番はこのボックス用のものがつけられている)。このボックス用に作られた60ページの英文ブックレットと80ページの日本語解説書が付属しているが、一気に揃えられるという以外はあまり魅力がない。

↓日本で最初に発売されたもの(1988年12月28日発売)は厚紙でできた簡易型ボックス(正面に観音開きの扉がある)だった。

CD Singles Collection
日本盤CD 『CDシングルコレクション』




ビートルズの出したシングルを集めたCDボックス。22枚組。

日本盤はまず1982年にアナログ・シングル・ボックスとして発売。1989年12月20日に今はほとんど見かけなくなった3インチCDのボックスとして発売。さらに1993年3月24日に通常の5インチCDのボックスとして新装発売。

ビートルズのシングルは末期の3枚以外はすべてモノラル盤でしか出なかったので、このCDボックスではそれを忠実に守っている(アナログ・ボックスは基本的にステレオ・バージョンだった)。その結果ステレオ・バージョンとは微妙に違いのある曲が何曲か収録されることになった。

ほとんどはたいした違いではないのだが、「Help!」だけはジョンのボーカルが全く違う(ステレオ・バージョンより頼りない)ので一聴に値する(単品で3インチCDシングルとしても発売されていた)。

ここに収録されたモノラル・バージョンは2009年発売の限定ボックス・セット 『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 でも聴ける。

ジャケットはすべてピクチャー・スリーブになっているが、実際に発売当時にピクチャー・スリーブだったのは 『Strawberry Fields Forever / Penny Lane』 と 『Let It Be / You Know My Name』 の2枚だけで、残りは1982年のアナログ・ボックス発売の際に作られたもの。

【1982年のアナログ・ボックスの英盤と日本盤の違い】
英盤 : オリジナル・シングル通りのモノラル音源を使用
日本盤 : モノラルや疑似ステレオしかないものを除きステレオ音源を使用(日本側ですぐに揃えられるマスターを使用した?)
※オリジナル・シングル22枚に加え、解散後にイギリスで発売されたシングル4枚と、さらにオマケとして 『Love Me Do / P.S. I Love You』 のピクチャー・ディスクが付いていたのはどちらも同じ

左の商品は、上が93年発売の5インチCDボックス、下が89年発売の3インチCDボックス。


バージョン違いの内容については当HP内のこちらのページをご覧下さい。

Compact Disc E.P. Collection
日本盤CD 『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』


アナログ時代のEP盤(片面2曲の計4曲入りの7インチ・アナログ盤で、シングル盤とは区別され、コンパクト盤とも呼ばれていた)の英国オリジナル盤を集めたもの。

日本盤はまず1981年にアナログEP・ボックスとして発売。1992年6月12日に5インチCDのボックスとして発売。

1963年から66年までに出たEP12枚と、『Magical Mystery Tour』 のモノラル盤/ステレオ盤の2枚に、ボーナス・ディスク 1枚の全15枚組。
ジャケットは紙ジャケで、『Magical Mystery Tour』 はオリジナル通りの見開き+とじ込みブックレット仕様(といっても最近の日本製紙ジャケほどのクォリティではないが)。

やはりステレオ・バージョンとは微妙に違うモノラル・バージョンが何曲かあるが(2009年発売の限定ボックス・セット 『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 でも聴ける)、それよりもここでの聴きものはボーナス・ディスクに入っているポールのカウントつきの「She's A Woman」。
まぁ、頭に「ワン、ツー、スリー、フォー」ってのがくっついただけなんですが…。

ちなみにこのボーナス・ディスクはアナログ時代にステレオ・バージョンが発売されていなかった曲をステレオで4曲(The Inner Light/
Baby, You're A Rich Man/She's A Woman/This Boy)収録するという企画のディスクだった。
現在は「Baby, You're A Rich Man」は 『Magical Mystery tour』 に、残りの3曲は 『Past Masters』 にすべてステレオで収録されているのだが、そちらの「She's A Woman」はカウントなしバージョンのため、「ワン、ツー、スリー、フォー」を聴くにはこのボックスを買うしかない。

【1981年のアナログ・ボックスの英盤と日本盤の違い】
◎英盤 : オリジナルEP通りのモノラル音源を使用/ただし 『Magical Mystery Tour』 のみステレオ音源で、ジャケットはオリジナル通り他のEPより一回り大きい/ディスクは普通の黒/45回転
◎日本盤 : ステレオをそのままモノラルにしたものを使用/ただし 『Magical Mystery Tour』 のみイギリスから取り寄せたオリジナル・モノラル音源で、ジャケットは他のEPと同じ大きさ/ディスクは赤のカラー・レコード/33 1/3回転
※ボーナス・ディスクの4曲のうち、「This Boy」は擬似ステレオだったのはどちらも同じ(CDになってリアル・ステレオで収録された)。


バージョン違いの内容については当HP内のこちらのページをご覧下さい。

Christmas Record (未CD化)


未CD化
(アナログ盤)


ビートルズの活動中、ファンクラブ会員に毎年配られたクリスマス・メッセージ。

1963年から1969年まで、ソノシートとして7回作られ、ビートルズが解散した1970年のクリスマスには全てを収めたLP盤として英米で生産された。
英盤タイトル 『From Then To You』 / 米盤タイトル 『The Beatles Christmas Album』

日本では1986年にディスクポート西武から 『クリスマス・ファン・ウィズ・ザ・ビートルズ』 というタイトルの10インチ・レコード(白のカラー・レコード、型番MFPM-86Y51)として、内容の翻訳付きで発売されている(版権的には微妙だったようだが)。

4人の寸劇や未発表曲も断片的に収められているが、そのうち「Christmas Time Is Here Again」(と1967年のジョンの詩の朗読)は1995年のシングル 『Free As A Bird』 で聴ける。

また、すべての内容と日本語訳が、香月利一著の 『ビートルズ研究 毒・独・髑・読本』 に掲載されている(聴き取りでの翻訳で、100%正確というわけではない)。




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