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ビートルズ関連の映像ソフト その2

ドキュメンタリーなど

海外では非公認のビートルズ・ドキュメンタリーの類が数多く出ていますが、
内容的には大したものはないと思います。

オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ


1977年にイギリスで放送された全17回の音楽ドキュメンタリー 『All You Need Is Love - The Story Of Popular Music』 の第14話(Mighty Good:The Beatles)。53分。

19世紀中期〜1976年までのポピュラー音楽をジャンルごとに探求したもので、この回はビートルズを中心に1960年代のロック・シーンを俯瞰している。ビートルズの歴史で言うと、ビートルズの登場〜ブライアン・エプスタインの死まで。

この番組のために撮られたインタビューで登場するのは以下の人々
ポール・マッカートニー/アラン・ウィリアムズ/ブライアン・エプスタインの母/ジョージ・マーティン/マレー・ザ・K/デレク・テイラー/ビル・グラハム
他に、ビートルズのメンバーの以下のインタビューが使われている
ポールの1968年のTV出演時のインタビュー/リンゴの1968年のTV出演時のインタビュー/1975年4月18日放送の英TV番組 『オールド・グレイ・ホイッスル・テスト』 出演時のジョンのインタビュー

また、同時代に活躍したミュージシャンとして、バーズ、ビーチ・ボーイズ、ドノヴァン、アニマルズ、
ママス&パパスなどの映像やメンバーのインタビューも登場。

ビートルズの演奏やニュース映像も断片的に使われているが、特に珍しいものはない。唯一、エンディング・クレジットで流れるウイングス時代の「Yesterday」のライブは他のソフトでは見られない。

この番組は2011年から2012年にかけて、CS放送の「MUSC AIR」で 『ポップミュージック歴史秘話』 のタイトルで全話が放送されている。
このDVDに収録された回以外でも、第1話(Introductory Programme、シリーズのイントロダクション)ではウイングス時代の「Hi Hi Hi」のライブ、第15話(All Along the Watchtower:Sour Rock、ローリング・ストーンズとロック黄金期)ではポールやジョンのインタビューが使われている。

ザ・ビートルズ グレイテスト(グレーテスト)・ストーリー
 


ビートルズの歩みを映像で綴る「ヒストリーもの」。
劇場公開されたものは99分、ビデオは短縮版で60分収録。劇場公開時のタイトルは「グレイテスト」、ビデオのパッケージとテープのラベルでは「グレーテスト」、ビデオの解説書では「グレイテスト」表記。

1978年制作→ビデオソフトというものが出始めた時期(1980年前後)に、画質の良くないビデオが東映ビデオから発売(型番:TE-M504)→廃盤(未DVD化)

基本的にはいくつかの映像をただつないだだけで、「ドキュメンタリー」と呼べるほどの内容ではない


日本ではまず劇場公開され、地方局でテレビ放映もされていた(その時は115分枠だったから本編90分ぐらいか)。

東映ビデオから発売されたビデオ版は一部をカットして60分の長さにした短縮版で、ビデオ用にテロップを入れるなどして再編集してある。

ビデオ版の内容:(曲名の終りに◎の付いているものはいちおうカラーだが、相当退色している)
■キャバーン(リバプール)でのライブ(62/8/22) Some Other Guy
■ポールのTVインタビュー(67/1/18収録、3/7放送 『シーン・スペシャル』)
■ニュース映画 『ザ・ビートルズ・カム・トゥ・タウン』(63/11/20、マンチェスターでのライブ) She Loves You / Twist And Shout
■TV番組 『アラウンド・ザ・ビートルズ』 より(64/4/28収録、5/6イギリス放送) Love Me Do〜Please Please Me〜From Me To You〜She Loves You〜I Want To Hold Your Hand / Can't Buy Me Love / I Wanna Be Your Man / Long Tall Sally
■ワシントン・コロシアムでのライブ(64/2/11) Roll Over Beethoven / From Me To You / I Saw Her Standing There / Twist And Shout(途中で終る)/ I Wanna Be Your Man
■MBE受勲インタビュー(65/6/12?、冒頭に映画 『ハード・デイズ・ナイト』 からの抜粋)
■TV番組 『マジカル・ミステリー・ツアー』 より The Fool On The Hill◎
■プロモ・フィルム Penny Lane / Strawberry Fields Forever / Revolution◎ / Hey Jude◎

もとの全長版には他にシェイ・スタジアムのライブや「Let It Be」のプロモ・フィルムなどが含まれていたようである。最後は「The Long And Winding Road」に合わせてビートルズの写真が次々に流れるエンディングで幕(のはず)。

コンプリート・ビートルズ



1982年制作のドキュメンタリー。119分。
1983年日本での最初のソフト化(ビデオ・LD)→何度か再発されたのち、廃盤(未DVD化)
※1983年以前に東映ビデオが輸入版ビデオを販売していた(型番:TE-T172)。

ジョージ・マーティンの興味深いインタビューや、断片的ではあるがビートルズ自身の演奏シーンを多数含み、『アンソロジー』 が出るまではビートルズの歴史をまとめた映像作品として最も出来の良いものだった。

部分的な収録で画質も良くないが、1966年7月1日の日本公演から映像版 『アンソロジー』 にも未収録の「Nowhere Man」「If I Needed Someone」や、「Let It Be」のプロモ・フィルム(映画とは違う)などは正規に発売されたソフトとしてはこれにしか入っていない。

※左はVHSビデオ、右はレーザーディスク。

ブリティッシュ・ロック・ファースト・ウェーブ
(ファースト・ウェーブ 〜ブリティッシュ・ロック創世期)

1985年制作のドキュメンタリー。60分。
1986年日本での最初のソフト化(ビデオ・LD)→何度か再発されたのち、廃盤(未DVD化)

上の 『コンプリート・ビートルズ』 の製作者が作った、60年代のブリティッシュ・インベイジョンについてのドキュメンタリーで、ビートルズを含め全35曲が使用されている。
曲はすべて部分的に使用されているだけで、ナレーションや関係ない記録映像が挿入されるものもある。

ビートルズに関しては以下の曲を収録。
■She Loves You ('63/11/20、マンチェスターでのライブ) カラー
 映像版 『アンソロジー』 のパート2に収録。『ビートルズ・カム・トゥ・タウン』 『ポップ・ギア』 等の映像作品にも使われた。
■Twist And Shout ('63/11/3放送のスウェーデンのTV番組 『ドロップ・イン』 と、上のマンチェスターのライブをつなげたもの) 白黒/カラー
■I Saw Her Standing There ('64/2/11、ワシントンでのライブ) 白黒
 映像版 『アンソロジー』 のパート3に収録。
■Can't Buy Me Love ('64/4/26、NMEポール・ウィナーズ・コンサート) 白黒
 映像版 『アンソロジー』 のパート3に収録。
■She's A Woman ('65/4/11、NMEポール・ウィナーズ・コンサート) 白黒
 映像版 『アンソロジー』 のパート4に収録。

曲の他にビートルズのインタビュー映像も数箇所で見られる。

他のソフトで見られる映像もあるが、部分的にはこれでしか見られないところもあったりする。

※ここで売られているのはVHSビデオ。

ザ・ビートルズ 誕生…それからの死
(The Beatles: Alone & Together )
 


解散までを映像とナレーションでつづったヒストリーもの。48分。JVMというメーカーから発売(型番:EG-1)。
発売年不明(制作は1989年)。日本未DVD化。

出演映画やライブ映像、インタビューなど、それまでに発表されているおなじみの映像を寄せ集めて構成。非公認なのに演奏シーンも使用している。

1969年12月に放送された英TV番組 『マン・オブ・ザ・ディケイド』 から、ジョンのインタビュー(自宅の庭をヨーコと散歩しながら答えている)を長めに収録している(DVD 『イマジン ジョン・レノン』 でも部分的に見られる)。

4人の出演した劇場映画( 『ヤァヤァヤァ』 『ヘルプ』 『イエロー・サブマリン』 『レット・イット・ビー』 『マジック・クリスチャン』 『バングラデシュのコンサート』 『僕の戦争』 )の劇場版予告編が見られるのがちょっと珍しいかも。

JOHN LENNON - The Beatles and Beyond
(ジョン・レノン−ザ・ビートルズ・アンド・ビヨンド)

ビートルズ時代〜ジョンの死までを映像とナレーションでつづったヒストリーもの。解散後はジョンのみにスポットを当てている。54分。
1991年発売(制作は1989年)。日本未DVD化。

演奏シーンはないが、初のアメリカ遠征、オーストラリア・ツアー、MBE受勲、シェイ・スタジアム、ジョンのキリスト発言、ベッド・インなど、主だった事柄にまつわる映像を収録。

これにも1969年12月に放送された英TV番組 『マン・オブ・ザ・ディケイド』 から、ジョンのインタビュー(自宅の庭をヨーコと散歩しながら答えている)が収録されている。


海外では、ほんの一部に映像の編集の違いがあって数分短い
『From The Beginning To The End』 というタイトルの輸入盤DVDが出ており、(アマゾン)、CS放送の「MUSIC AIR」でも放送されている。

※ここで売られているのは日本版VHSビデオ。

ビートルズ・ストーリー


デビュー前から解散までをつづったヒストリーもの。60分。
1996年最初のソフト化→1998DVD化(この商品)。

関係者の回想インタビューがメインで、ビートルズの映像は他のソフトでもよく見かける記者会見やニュース映像が使われている。

1. オープニング
2. リバプール時代 〜 キャバーン・クラブ出演
3. レコード・デビュー 〜 リンゴの加入 〜 「ビートルマニア」の誕生
4. ヨーロッパで人気爆発 〜 アメリカ進出
5. アメリカより凱旋帰国 〜 MBE勲章受賞 〜 隠されたプライバシー
6. ワールド・ツアーでのトラブル
7. 最後のアメリカ・ツアー 〜 ビートルズ排斥運動
8. コンサート活動の停止 〜 インドへの傾倒
9. ブライアン・エプスタインの死 〜 アップルの設立
10. ドラッグ体験
11. ジョンとヨーコ 〜 ポールとリンダ
12. ビートルズの崩壊 〜 エンディング

BEATLES BEAT BOX


1963年〜66年のニュース映像やインタビューを集めたもの。82分。
1996年発売(制作は1995年)。未DVD化。

画面サイズ4:3の素材の上下をカットした強引16:9のワイド・サイズ。もちろんDVDではないのでスクイーズとかは関係なく、ただ上下を隠しているだけ。

画質はよくないし、おなじみの映像も多いが、とりあえず当時の素材だけを見せてくれる。

下で紹介する 『NEWS!NEWS!NEWS!』 と同じ製作者の作ったもので、内容が非常に似通っている。


主な内容
1963/11/20 ニュース映画 『ザ・ビートルズ・カム・トゥ・タウン』 から
1963/11/4 ロイヤル・バラエティ・ショー
1963/12月末 インタビュー
1964/1/15 パリ公演あれこれ
1964/2/7 ケネディ空港到着/記者会見
1964/2 アメリカ公演あれこれ
1964/2/22 ロンドンに帰国
/記者会見
1964/3/19 バラエティ・クラブの最優秀ショー・パーソナリティ賞受賞
1964/6/11 シドニー到着/記者会見
1964/6/12 シドニーからアデレードへ/タウンホールへ
1964/6/13 記者会見
1964/6/15〜17? サザン・クロス・ホテルでのジョン・インタビュー
1964/6/15 リンゴが合流/エプスタインと一緒にインタビュー
1964/7/6 映画 『ハード・デイズ・ナイト』 ロンドンでのプレミア
1964/7/7 インタビュー(映画 『ハード・デイズ・ナイト』 について)
1964/7/10 映画 『ハード・デイズ・ナイト』 リバプールでのプレミアとインタビュー
1964/8/23 ロサンゼルス空港の記者会見
1965/2/11 リンゴ結婚
1965/4/6 キャロライン・アワード授賞
1965/6/12? MBE受勲についてのインタビュー
1965/8 アメリカでのインタビュー
1965/9/2 イギリス凱旋(ニュース・フィルム 『Guess Who!』)
1965/10/26 MBE受勲/記者会見
1966/1/21 ジョージ結婚
1966/7/8 ワールド・ツアーから帰国(ニュース・フィルム 『Beatles Like Home Best』)/マニラ公演についてのインタビュー
1966/6/30 羽田空港到着
1996/8 ジョンのキリスト発言に関するあれこれ

※ここで売られているのはVHSビデオ。

ザ・ビートルズ・オン・TV


ニュース映像と演奏を組み合わせて、ナレーションで強引にヒストリーものにした作品。「オン・TV」といいながら映画の映像も含んでいる。50分。
1999年発売。

【曲目】
1. Twist And Shout /2. Roll Over Beethoven /3. Long Tall Sally /4. I Wanna Be Your Man /5. If I Fell /6, And I Love Her /7. Help! /8. She Loves You /9. If I Fell /10. I Should Have Known Better /11. I'm Happy Just To Dance With You /12. Tell Me Why /13. Medley:Love Me Do〜Please Please Me〜From Me To You〜She Loves You〜I Want To Hold Your Hand〜Can't Buy Me Love

演奏については、特にこれを買わなければ見られないものはない。しかもナレーションがばんばんカブる。
曲目リストのうち、
・1〜4と13…TV番組 『アラウンド・ザ・ビートルズ』 からの映像で、「映像ソフトその1」のリストで挙げた 『ザ・ビートルズ・ライヴ』 にも収録
・5、6、8〜12…映画 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 から
・7…1965年8月15日のシェイ・スタジアムのライブから(ただし白黒。映像版 『アンソロジー』 のパート5には同じものをカラーで収録


演奏以外では、1964年ごろの記者会見や映画 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 のオリジナル劇場版予告編(4人が乳母車に乗っているもので、1964年4月3日に撮影された)など、ほんの少しだがここでしか見られないものもあるが、画質は良くない。

The Beatles:NEWS!NEWS!NEWS!


1964年〜66年のニュース映像を集めたもの。50分。
2003年発売。

画面サイズは4:3、ナレーションなどはなく、ひたすら当時のニュース・フィルムやインタビューが流れる。ファンの女の子のインタビューとか、メンバーが出てこない映像も多い。画質はよくない。

主な内容
1964/1/15 パリの街を歩く4人
1964/2/7 ケネディ空港到着
1964/2/8 セントラル・パークでの撮影会
1964/6/5 アムステルダムの空港到着
1964/6/6 遊覧船でアムステルダムを巡る
1964/6/11 シドニー到着/記者会見
1964/6/12 シドニーからアデレードへ/タウンホールへ
1964/6/13 記者会見
1964/6/15〜17? サザン・クロス・ホテルでのジョン・インタビュー
1964/6/15 リンゴが合流/エプスタインと一緒にインタビュー
1964/8/23 ロサンゼルス空港の記者会見
1965/8 アメリカでのインタビュー
1965/9/2 イギリス凱旋(ニュース・フィルム 『Guess Who!』)
1965/10/26 バッキンガム宮殿の大観衆(MBE受勲)
1966/7/8 ワールド・ツアーから帰国(ニュース・フィルム 『Beatles Like Home Best』)

特典映像:ビートルズ・フォトギャラリー

上に挙げた 『BEATLES BEAT BOX』 と同じ製作者が作ったもので、映像がかなり重複している。

ややこしいことに、この作品は海外では 『BIG BEAT BOX』 のタイトルでDVD化されている(画面に出てくるタイトルは 『The Beatles ...off the record』 )。

ザ・ビートルズ ア・ロング・アンド・ワインディング・ロード

ヒストリーもの。6枚組。320分。
2003年発売。

関係者のインタビューとビートルズ時代のインタビュー映像でつづるビートルズの歴史。『アンソロジー』 の反対の企画。
もちろん演奏シーンはない。

これで6枚組のセットを作ってしまうというのがすごい(商魂たくましいという意味で)。

1.1940〜58年、2.1958〜60年、3.1960〜62年、4.1963〜66年、5.1967〜現在、6.ボーナス・ディスクという区分けで6枚のディスクが構成されている。

ビートルズ 栄光の回顧録


90分。
2005年発売(輸入盤は2003年)。監督:リチャード・ドリスコル。

当初、この日本盤はネットオークションや一部のビデオショップのみで販売されていたが、現在ではアマゾンにも商品ページがある。


販売元の説明によると「ビートルズ結成時の最初のマネージャーだったアラン・ウィリアムズが、当時交遊のあった俳優やミュージシャンにインタビューし、40年以上にもわたって封印されていたインサイド・ストーリーを映像化したビートルズファン必見のDVD」だそうです(筆者は未見)。

内容
1. ビートルズ・デビュー
2. ハンブルク遠征(アラン・ウィリアムス氏インタビュー)
3. 「メス・アラウンド」 by ビート・ブラザーズ
4. メンバー交代、ハンブルク遠征後に
5. ビートルズ旋風と映画出演(リンゴのインタビュー)
6. ポール、ドラッグについて語る
7. 独自の言葉とヘア・スタイル
8. 「ハード・デイズ・ナイト」「ヘルプ」撮影秘話
9. 「愛こそはすべて」制作秘話
10. 「ブライアン・エプスタイン」の死(ジョージのインタビュー)
11. ジョン・レノンの死(ポールのインタビュー)
12. 平和運動
13. スピネッティ氏、メンバーと60年代について語る
14. ジョン、アビイロード・スタジオ前で語る
15. ビートルズが世界にアピールしたこと

ビートルズ・セレブレーション


ビートルズ研究家のジェフリー・ジュリアーノを案内役に、ビートルズの魅力について探るという、TV番組のような作りの作品。60分。
2003年発売(制作は1999年)。

ほとんどは関係者の現在のインタビューやジュリアーノがビートルズゆかりの地で語る映像。

メンバーそれぞれの映像としては以下のようなものが収録されている。
■ジョン
 ・「ベッド・イン」のあと、デンマークでヨーコの前夫とその娘キョーコとともに受けたインタビュー
■ポール
 ・1980年、ジョンの死の翌日のインタビュー
 ・1980年、日本での逮捕・連行シーンとリンダのインタビュー
 ・1991年のワールド・ツアー時の記者会見
■ジョージ
 ・1991年11月29日、クラプトンとの来日記者会見
■リンゴ
 ・バーバラ・バックとの結婚式で会場から出てくるリンゴ、ポール、ジョージ

モハメド・アリ / ザ・グレーテスト 1964-74

写真家ウィリアム・クラインがモハメド・アリを追ったドキュメンタリー。1974年作品。
2004年発売。

1964年2月、アメリカ遠征時に両者が対面し、ジムのリング上で対決(?)するシーンが出てくる(30秒ぐらい)。

上に挙げた 『BEATLES BEAT BOX』 にもこの時の模様が出てくるが、別のカメラの映像。

フロム・リバプール・トゥ・サンフランシスコ


英ITNテレビが2005年に制作した、ビートルズのデビューから解散までをニュース・インタビュー映像で綴ったドキュメンタリー。66分43秒。
2006年発売。

もちろん演奏シーンはないし、おなじみの映像も多いが、この手のものにしては非常に画質がよく、つまらない関係者インタビュー抜きで当時の映像だけで構成しており、結構楽しめる。当時のスケジュールをもとに日記風に進んでいく構成で、データ的にもしっかりしている。

特典映像も含めて、なかなか侮れない1枚。

2006年からWOWOWで数回放送されたものは52分の短縮版で、あちこちが細かくカットされている(その後CSのミュージック・エアでも放送されているが、おそらく同じ短縮版)。
DVDの本編は約67分なのだが、発売前の情報では52分で、実際の商品のパッケージには「本編約76分」と記載されている(アマゾンをはじめとして、ネットでは現在でも52分のままのページが多い)。

以下の特典映像を収録
■ドキュメンタリー 『ビートルズ・アクロス・アメリカ』 22分40秒
ジョンのキリスト発言による混乱をドキュメントしたもの。ビートルズの記者会見や、排斥運動を提唱したラジオDJ、米南部のファン、KKKのメンバーなどへのインタビュー、メンフィス公演での警察の警備の様子などをまとめている。おそらく1966年8月25日にITNが放送した 『レポーティング '66』 という番組だと思われる。
■1963年のTVインタビュー 15分20秒
1963年11月25日収録のテレビ番組でのインタビュー部分を頭から終りまで収録。番組司会者のゲイ・バーンとコメディアンのケン・ドッドが同席。11月27日放送の 『レイト・シーン・エクストラ』 と12月20日放送の 『シーン・アット・6:30』 で放送された。
この時収録された「I Want To Hold Your Hand」「This Boy」の演奏は、映像版 『アンソロジー』 や映像版 『1』 に収録されている(大きなカメラのあるセット)。

The Swinging 60's Volume 1 : The Beatles From Me To You


結成から解散まで、ゆかりの地の案内と当時のインタビュー映像でつづるビートルズの歴史。78分。監督:リチャード・ドリスコル。
2006年発売(制作は2005年)。

ジェイミー・フォスターという人が案内役になり、ビートルズゆかりの地の現在(2005年)の姿を案内しつつ、その時代のビートルズのインタビュー映像が登場するという、何だか 『ラトルズ』 を見ているような気分になる作品。

当時のインタビュー映像のみ、画面サイズ4:3の素材の上下をカットした強引16:9のワイド・サイズになるので、アゴが切れたりした不自然な映像が多い。

特典映像として、『マジカル・ミステリー・ツアー』 制作時期にロード・マネージャーのマル・エバンスが撮った8ミリ・フィルム(25分)を収録。やはり8ミリを回すポールの姿や 『マジカル・ミステリー・ツアー』 の撮影風景も少し映っている。
サイレントなので、ツアー先のシアトルで録られた4人のインタビュー(1964年?)と1968年6月6日にアビイ・ロード・スタジオで録られた4人のインタビュー(インタビューCD 『ゴールデン・ビートルズ』 にも収録)の音声が被されている(日本語字幕あり)。

アンシーン・ビートルズ

英BBCの 『Time Watch』 という番組の2007年放送の回をDVD化したもので、ビートルズがコンサートを止めるまでに何があったのかを関係者のインタビューをもとに明かしていく、という内容。
2007年発売。


ビートルズ最後のコンサートとなった1966年8月29日のキャンドルスティック・パークを当時15歳の少年が撮影したフィルムの映像が一つの目玉。もったいぶって最後に登場するのだが、公演前の会場設置の映像がほとんどで、ビートルズの映像は入場するところと舞台の上でお辞儀しているところだけ。

もう一つの目玉は1963年8月のジャージー島公演でのプライベートな映像で、プールで遊ぶビートルズの様子などを撮影したもの。

他にも1963年8月4日のブラックプールでのライブ映像(音声はない)や、映画 『ヘルプ』 の撮影風景(音声はない)、上のDVD 『The Swinging 60's』 でも見られる 『マジカル・ミステリー・ツアー』 の撮影風景(音声はない)、数々の記者会見映像(日本のものも含む)などが断片的に使用されている。関係者が8ミリで撮ったような映像が多い。

本編 49分
1. 旅の終わり/2. デビュー当時/3. 世界制覇へ/4. ア・ハード・デイズ・ナイト/5.
キリスト発言/6. ラスト・ツアー

特典映像 44分
ビートルズ・イン・ジャージー/フォトギャラリー/関係者インタビュー7本(アラン・ウィリアムズ、ラリー・ケイン、モーリーン・クリーヴ、アンディ・ロージアン、トニー・バーロウ1、トニー・ブラムウェル、トニー・バーロウ2)

ザ・ビートルズ ハンブルグ・イヤーズ

2008年制作・発売。

アマチュア時代から正式デビューまでのエピソードをメインに、1966年のジョンのキリスト発言あたりまでをカバーしたドキュメンタリー(アマゾンの商品ページの「内容紹介」を参照下さい)。本編45分。監督:リチャード・ドリスコル。

特典映像 : ケニー・エヴェレット・ショーに出演したジョン、ポール、リンゴによるラジオ・インタビュー音声 (1968年6月6日) 約20分
この音声は上に挙げた 『The Swinging 60's』 の特典映像や、インタビューCD 『ゴールデン・ビートルズ』 にも収録されている

封入特典 : レトロポストカード

本編の方は、CS放送の「MUSIC AIR」で 『ディスティネーション・トゥ・ハンブルグ』 というタイトルで放送されている。

ザ・ビートルズ・イン・アメリカ
ザ・ビートルズ レッド・アルバム 1962-1966
ザ・ビートルズ ブルー・アルバム 1967-1970



2012年にラインコミュニケーションズから発売されたドキュメンタリー3作。

どれも評論家やジャーナリストやミュージシャンのコメントの合間にビートルズの映像が流れる作りで、珍しい映像・音源はない。

『ザ・ビートルズ・イン・アメリカ』 
最初のアメリカ公演に至る
までのビートルズを解説するもの。本編25分28秒。

特典映像として、本編でも使用されている 『エド・サリバン・ショー』 での演奏から以下の11曲を収録(26分21秒)。
 ・1964年2月9日放送分
  All My Loving / Till There Was You / She Loves You / I Saw Her Standing There / I Want To Hold Your Hand
 ・1964年2月16日放送分
  She Loves You / This Boy / All My Loving / I Saw Her Standing There / From Me To You / I Want To Hold Your Hand
この映像、もとの4:3の画面を上下につぶしてワイド化してあり、映像はカットされていないが見にくい。
正規のソフトがあるのでそちらで見た方が良い。
他に「イメージ・ギャラリー」と称して10枚の写真を収録。

CSのミュージック・エアで放送されているものはDVD未収録のパートを含んでおり、10分長い(ただしDVDにしか収録されていないパートも6分ほどある)。
また、『エド・サリバン・ショー』 の映像も4:3のままで使われている。


『ザ・ビートルズ レッド・アルバム 1962-1966』 
『ザ・ビートルズ ブルー・アルバム 1967-1970』 
どちらもベスト盤の 『赤盤』 『青盤』 収録曲の映像と誰だかわからない人たち(「音楽評論家」とか)のコメントで構成されている。

映像はほとんど映像版 『アンソロジー』 などで見られる上、画質が良くない。

赤盤の方は本編57分、青盤の方は50分。
特典映像として「イメージ・ギャラリー」に写真を収録。

下は、左から、『レッド』 『ブルー』 の2枚をセットにしたボックスと、別の発売元から後に出た廉価版。

Composing The Beatles Songbook

ジョンとポールの作曲技術についての2007年制作のドキュメンタリー 『Composing The Beatles Songbook』 の「1957〜1965年」編と「1966〜1970年」編の2本をセットにした2枚組DVD。
2013年発売。

「1957〜1965年」編は約79分、「1966〜1970年」編は約111分。

どちらもビートルズのメンバー以外の関係者や評論家のコメント中心の作りで、使われているビートルズの映像も特に珍しいものはない。

日本では2012年にCSで放送されたあと、2013年にアマゾン限定の商品として発売された。

THE BEATLES IT WAS 50 YEARS AGO TODAY 【日本語版】(書籍)

2014年に出版されたビジュアル・ブック(原書は2013年刊)。

多くの写真とともにビートルズの歩みをたどる豪華本で、コンサート・チケットや契約書などのレプリカが挟み込まれている。

付属のDVDに、1963年、1964年、1965年、1966年のインタビュー映像ほかが収録されている(未見のため詳細不明)。

【本の目次】
イントロダクション/ジョン・レノン/ポール・マッカトニー/ジョージ・ハリスン/リンゴ・スター/'57-60 リヴァプールからハンブルクへ/'61-62 人呼んで「マージービート」/'63 ビートルマニア/'64 アメリカ大陸/'65 ポップからアートへ/'66 キリスト、肉屋と大統領の妻/'67 時代を決定づけるサウンド/'68 腐りはじめた林檎/'69 最後の一撃/'70+ ビートルズのいない世界/ディスコグラフィー/索引

出版元HP  tumblr

ロックン・ロール・ゴールドマイン

DJのケイシー・ケイサムが案内役になり、4つのテーマ(ブリティッシュ・インベイジョン、60年代、ソウル・イヤーズ、サンフランシスコ・サウンド)で映像を紹介していくオムニバス作品。
日本盤DVDは2005年発売。2枚組。

ディスク1にビートルズのオランダでのインタビューを収録。この時はリンゴが病欠で、ジミー・ニコルが代役を務めている(1964/6/5か)。

ディスク1のみのバラ売りもあった。
ロックン・ロール・ゴールドマイン〜レジェンド・サウンド(←アマゾン)

アーカイブ出演もの


キリがないので個別には取り上げないが、ビートルズの記録映像が使われた映像史的なソフトも数多く存在する。
ほとんどはほんの少し映るだけで、映像自体も 『アンソロジー』 などのソフトで見られるものが多い。
(各タイトルはアマゾンの商品ページにリンクしています)

20世紀ポップ・ロック大全集(全9巻)
 1996年イギリスBBC製作。
 DVDのディスク2「エレクトリック・フォークの誕生」とディスク5「愛と平和のサイケデリック・ロック」に登場。
 この番組はNHKで 『ダンシング・イン・ザ・ストリート』 のタイトルで放送されたが、その時の第2回「ビー・マイ・ベイビー〜ビートルズ前夜」はソフト化の際に外された。またソフト化されたものもTV放送版から再編集されている。

ヒストリー・オブ・ロックンロール(全10話、ビデオは全10巻、DVDは全5枚)
 1995年アメリカ製作。
 DVDのディスク2「ブリティッシュ・バンドのアメリカ上陸」でビートルズを取り上げている。ディスク3「プラグ・イン」でもほんの少し登場( ボブ・ディラン30周年コンサート のジョージも出てくる)。

映像でつづる20世紀世界の記録(ビデオは全34巻、DVDは全12枚)
 DVDのディスク7で「ビートルズ登場(1964年、アメリカからロンドン空港へ到着)」、ディスク8で「ビートルズ・ブーム(1965年、MBE勲章授与)」、ディスク10で「ジョン・レノン射殺(1980年、ダコタ・ハウス付近に集まったファン)」が取り上げられている。

映像が語る20世紀(全21巻)
 Vol.13「ベトナム戦争の泥沼」で「ビートルズ訪米」が取り上げられている。

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