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ビートルズ インタビューを読む その1

まるごと一冊メンバーのインタビューの本

純粋にインタビューのみ掲載しているものを選んでいます

THE BEATLESアンソロジー

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2000年、リットーミュージック刊。367ページ。

「アンソロジー・プロジェクト」の一環として出た大著。

彼らの発言を並べてビートルズの歴史を追う、「ビートルズによるビートルズ」。

メンバーと、ほぼ「身内」と言えるスタッフの発言だけで構成されている。

ビートルズ語録

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2002年
(A5サイズ)


2002年、シンコーミュージック刊。144ページ。

ビートルズ時代の4人のいろいろな発言を集めたもの。バリー・マイルズ編。原題 『The Beatles in their own words』。

章立て
4人の人気者/記者会見/曲作り/ビートルズ・ソング/映画/ドラッグ/政治

1982年に出た同名の本(B4サイズ)が1998年に文庫 (『ビートルズ伝説』) になり、さらに2002年にA5サイズで新装されたもの。

入門編にいいかもしれない。
アマゾン 1982年(B4サイズ) 1998年(文庫) 

ロスト・ビートルズ・インタビュー(1)ビートルズが語るビートルズ

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1997年、プロデュース・センター出版局刊。302ページ。

ジェフリー・ジュリアーノ編。

解散後の発言も少し含まれている。

これの2巻目として、メンバー以外の人物のインタビューを集めた 『目撃者が語るビートルズ』(アマゾン)も出ているが、編者のジュリアーノは「いい面も悪い面もありのままに出す」というポリシーを持って (?)暴露本に近いような本も出しており、一部では非常に悪評の高かった人物でもあるので、 特に2巻目はある程度のバイアスをかけて読むことをおすすめする。

ビートルズ 解散後の4人

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1992年、シンコーミュージック刊。219ページ。

ビートルズ解散後の4人の発言を集めたもの。デヴィット・ベナハム編。原題 『The Beatles ......after the break up』。

章立て
解散/ビジネスと財産/ソロ活動/ライヴ活動/ロックン・ロール/ドラッグ/宗教と哲学/家族/自分について/ジョンとその将来/お互いについて/カム・トゥゲザー

〜THE BEATLES OFF THE RECORD〜 ザ・ビートルズ非公式の真実

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2009年4月11日発売。小学館刊。264ページ。

テレビ・ラジオ・雑誌などに残されたインタビューや記者会見での発言から、ビートルズ現役時代のものを中心に集めたもの。キース・バッドマン編。

「1960年以前」、「1960年」、以降「1970年」まで1年ごとに章立てしてビートルズや関係者の発言をまとめている。
『THE BEATLES アンソロジー』 と似た構成で、「インタビューのみで綴られていく伝記」になっている。『アンソロジー』 よりは圧倒的に文字数が少ないので、まずはこちらから読むのもいいかもしれない。
当時親交のあったミュージシャンなど、第三者の発言も盛り込まれている。

バッドマンは 『Beatles Diary: After The Break-Up 1970-2001』(マーク・ルイソンの 『ザ・ビートルズ全記録』 のような日記スタイルのデータ本で、解散後の4人を追うもの)や、ビーチ・ボーイズの日記本 『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』 (日本版は547ページの大著)、ローリング・ストーンズの 『グッドタイムズ バッドタイムズ』(ストーンズの60年代を対象にした日記本)などの著者で、膨大な量のデータを調査・編集した本を多く出している。

原書は500ページ近くあるが、日本版は「抄訳」になっている。

当初、『オフレコ!ビートルズ40年目の真実』 のタイトルで2月発売と告知されていたが変更になった。

ビートルズ オーラルヒストリー

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1998年、シンコーミュージック刊。334ページ。

ビートルズやスタッフ、同時代の関係者らの発言を集めたもの。デヴィッド・プリチャード/アラン・ライソート編。

1981年ごろ放送されたラジオ・ドキュメンタリー 『The Beatles: The Days in Their Life』 制作のために取材・収集されたインタビューをもとに編纂された。

やはり「インタビューのみで綴られていく伝記」になっており、『アンソロジー』 『非公式の真実』 に比べ、メンバー以外の発言の比重が最も多く、より実像に近づく手がかりが多いとも言える。

ビートルズの英語

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2012年、集英社インターナショナル刊。192ページ。

ビートルズや関係者、スティーブン・スピルバーグなどの有名人らの発言を100個集めたもの。ザ・ビートルズ・クラブ編。

見開きの左ページに英語と日本語訳、右ページに発言・英語双方の解説を掲載。

レノン・リメンバーズ

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2001年、草思社刊。266ページ。

1970年12月8日に米 『Rolling Stone』 誌が行ったインタビュー。
きき手:ヤン・ウェナー。

『ビートルズ革命』 → 『回想するジョン・レノン』 と改題されてきた日本版の3回目の改題&新装版。

この新装版は2000年に出版された 『Lennon Remembers』 の「ニュー・エディション」をなるべく原書通りに訳したもので、最初の版で編集・カットされていた部分が修正され、より実際のインタビューに近い内容になっている。

その後いたるところに引用された歴史的インタビューだが、ビートルズについての評価などは、「この時はそう思っていた」という感じで読む方がいいと思う (のちにジョンはこのインタビューで否定的に語った人に会った時、謝罪したり弁明したりしている)。

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アマゾン ビートルズ革命  回想するジョン・レノン

ジョン・レノン語録

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2002年
(A5サイズ)


2002年、シンコーミュージック刊。144ページ。

全時期に渡るジョンのいろいろな発言を集めて、語った年や内容で各年度ごとに振り分けたもの。バリー・マイルズ編。原題 『John Lennon in his own words』。

1981年に出た同名の本(B4サイズ)が1998年に文庫 (『人間ジョン・レノン』) になり、さらに2002年にA5サイズで新装されたもの。

入門編にいいかもしれない。
アマゾン 1981年(B4サイズ) 1998年(文庫) 

ロスト・レノン・インタビュー(1)ラブ・アンド・ピース

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1997年、プロデュース・センター出版局刊。307ページ。

ジェフリー・ジュリアーノ編。

他のメンバーのジョンについての発言も少し含まれている。

これの2巻目として、メンバー以外の人物がジョンについて語ったインタビューを集めた 『ライフ・アンド・メモリー』(アマゾン)も出ている。

イマジン ジョン・レノン

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1989年、河出書房新社刊。255ページ。

アンドリュー・ソルト、サム・イーガン編。

88年に公開された映画 『イマジン ジョン・レノン』 に合わせて発売された編年体の写真集。

それぞれの時代のジョンのインタビューの発言がちりばめられている(映画の中からの引用が多い)。

ジョン・レノン 音楽と思想を語る 精選インタビュー 1964-1980

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2018年、DU BOOKS 刊。488ページ。

ジェフ・バーガー編。

以下のインタビューを収録。
1. 1964/6/21、ニュージーランド/ラジオ(2ZB)、放送日不明/きき手:ドリーン・ケルソー
2. 1966/8/11、シカゴ/記者会見
3. 1966/10/29、スペイン/ラジオ 『アサインメント・ハリウッド』、放送日不明/きき手:フレッド・ロビンス
4. 1968/5/14、ニューヨーク/NBCテレビ 『ザ・トゥナイト・ショー』、同日放送/きき手:ジョー・ガラジオラ
5. 1968/12/2、イギリス/雑誌 『ユニット』 1969年1月号に一部を掲載/きき手:モーリス・ヒンドルとその友人
6. 1969/3/31、オーストリア/記者会見
7. 1969/5/29、モントリオール/ネット「ティモシー・リアリー・アーカイヴス」、2012/6/25/きき手: ティモシー&ローズマリー・リアリー
8. 1969/12/17、カナダ/ラジオ(WABC-FM)、1969年12月放送/きき手:ハワード・スミス
9. 1971/1/21、イギリス/新聞 『レッド・モール』 1971/3/8付に一部を掲載/きき手:タリク・アリとロビン・ブラックバーン
10. 1971/9/8、ニューヨーク/ABCテレビ 『ディック・キャベット・ショー』、1971/9/11放送/きき手:ディック・キャヴェット
11. 1971/9/8、ニューヨーク/ABCテレビ 『ディック・キャベット・ショー』、1971/9/24放送/きき手:ディック・キャヴェット
12. 1972/1/23、ニューヨーク/ラジオ(WPLJ-FM)、同日放送/きき手:ハワード・スミス
13. 1972/2、フィラデルフィア/記者会見
14. 1972/5月初旬(3日)、ニューヨーク/ABCテレビ 『ディック・キャベット・ショー』、1972/5/11放送/きき手:ディック・キャヴェット
15. 1974/9/28、ニューヨーク/ラジオ(WNEW-FM)、生放送/きき手:デニス・エルサス
16. 1975/2月&3月、ニューヨーク/雑誌 『ローリング・ストーン』 1975/6/5号/きき手:ピート・ハミル
17. 1975/3月、ニューヨーク/雑誌 『スピン』 1988年10月号/きき手:フランシス・ショーンバーガー
18. 1980年8月頃/雑誌 『ニューズウィーク』 1980/9/29号/きき手:バーバラ・グラウスターク
19. 1980/12/8、ニューヨーク/ラジオ(RKO)、1980/12/14放送/きき手:デイヴ・ショーリン

2のインタビュー音声の一部はCD 『レア・フォト&インタビューCD Vol.1』 で聴ける。
8と12のインタビュー音声はCD 『The Smith Tapes』 で聴ける。
9は書籍 『レノン・コンパニオン』 『ビートルズ世界証言集』 に収録のものより長い。
10、11、14の映像はDVD 『ザ・ディック・キャベット・ショー』 で見られる。
15のインタビュー音声は書籍 『ジョン・レノン レジェンド』 の付録CDで聴ける。
16は書籍 『ジョンとヨーコ 愛の詩』 に収録のものより少し長い。
18は書籍 『ジョン・レノン いちご畑よ、永遠に』 に収録のものの方が長い。
19は下の 『ジョン・レノン 愛の遺言』 に収録のものの方が長い。

ジョン・レノン PLAYBOYインタビュー

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1981年、集英社刊。189ページ。

1980年9月に米 『PLAYBOY』 誌が行ったインタビュー。ジョンの死の2日前の12月6日に発売された号に掲載された(日本版では1981年2月号と3月号)。
きき手:デービッド・シェフ。

当時の 『PLAYBOY』 誌では一部分が掲載されたのみだったが、ジョンの死後に単行本化され、それを訳したのがこの本。
数回に渡って行われたインタビューから、同じ話題についての発言をまとめるなどの編集を行い、 特にビートルズおよびジョンのソロの曲に関しての発言は後半に「レノン・ソングス127」として別に章を作ってある。

その後1990年と2020年に新装版として日本語版が再刊されている。

「Whatever Gets You Thru The Night」についてのコメントは後の新装版には載っていない。

このインタビューは世間的には引退状態だったジョンが音楽活動を再開するにあたっての最初のインタビューとして 『プレイボーイ』 誌の独占スクープとなる約束だった。しかし実際にはジョンは 『ニューズウィーク』 誌の取材も受けており、そちらの方が先に発売されてしまう(その記事は上に挙げた 『ジョン・レノン 音楽と思想を語る』 などで読める)。 その埋め合わせとして特別な内容にするために提案されたのが、「ビートルズ時代の曲はジョンとポールのどちらが作ったのか」という点を中心に、ソロ時代も含めたほぼ全曲をジョン自身に解題してもらうというものだった。

この時のインタビュー・テープをレコード化したのが1983年に出た 『Heart Play』

ジョンとヨーコ ラストインタビュー

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1990年、集英社刊。309ページ。

上の 『PLAYBOYインタビュー』 から10年後に出た新装版。実際のインタビューの流れに沿って再構成し、未発表の部分も加えてある。

1990年に書かれたデービッド・シェフの前書きとオノ・ヨーコのあとがきが加えられている。

・81年版にはあったがこの版にはない曲
I Call Your Name / Little Child / Can't Buy Me Love / Like Dreamers Do / She's A Woman / I'll Follow The Sun / It's Only Love / Day Tripper / Run For Your Life / She Said She Said / Good Day Sunshine / For No One / Doctor Robert / Got To Get You Into My Life / Birthday / Tip Of My Tongue / Things We Said Today / I Should Have Known Better / If I Fell / I'm Happy Just To Dance With You / Tell Me Why / Anytime At All / Carry That Wait - The End / Whatever Gets You Thru The Night
・この版で新たに追加された曲
Bad To Me / It Won't Be Long / One And One Is Two / What Goes On / Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey / I Saw Her Standing There / Fixing A Hole / Girl / Hello, Goodbye / I'm Only Sleeping / Step Inside Love / Ob-La-Di, Ob-La-Da / Martha My Dear / I Will / Cry Baby Cry / Mother Nature's Son / Honey Pie / I Want You / Hey Bulldog / Don't Let Me Down / Two Of Us / アルバム Rock'n'Roll / アルバム Two Vergins / Jealous Guy / Working Class Hero / #9 Dream / What You Got / Surprise, Surprise (Sweet Bird Of Paradox) / Steel And Glass / アルバム Sometime In New York City / Don't Worry Kyoko / John Sinclair / Kiss Kiss Kiss / Give Me Something / I'm Moving On / Yes, I'm Your Angel / Beautiful Boys / Every Man Has A Woman Who Loves Him / Hard Times Are Over
また、81年版で Scared に対するコメントとされていたものが Bless You に直されている。

ジョン・レノン&オノ・ヨーコ プレイボーイ・インタヴュー 1980完全版

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2020年、シンコーミュージック刊。407ページ。

上の 『PLAYBOYインタビュー』 の3度目の日本版。本邦初出の発言を含む新訳。

インタビューの40周年記念として出た原書を訳したもので、デービッド・シェフの前書きは新たなものに差し替えられている。

本文(プロローグ、パート1〜30、エピローグ)の構成など、ベースは上の90年版と同じだが、以下の部分が追加されている。
・パート12の終わりの部分
・パート16の冒頭(ドラッグについて)
・上の「81年版にはあったが90年版にはない曲」が復活(Whatever Gets You Thru The Night 以外)
・この版で新たに追加された曲
Thank You Girl / Misery / I'll Be On My Way / Hold Me Tight / I'll Keep You Satisfied / Love Of The Loved / I'm In Love / From A Window / And Your Bird Can Sing / This Boy / All I've Got To Do / Not A Second Time / I'll Keep You Satisfied / Nobody I Know / You Can't Do That / I Don't Want To See You Again / I'm Down / The Night Before / I'll Cry Instead / When I Get Home / Another Girl / Tell Me What You See / I've Just Seen A Face / That Means A Lot / I Don't Want To Spoil The Party / Yes It Is / You Won't See Me / I'm Looking Through You / Golden Slumbers / Sun King / Dig A Pony / I'll Get You / Baby's In Black / Every Little Thing / What You Are Doing / The Word / I've Got A Feeling / Tight A$ / One Day (At A Time) / Out The Blue / Only People / I Know (I Know) / You Are Here 
また、Working Class Hero に対するコメントとされていたものが Power To The People に直されている。

翻訳も変っており、以前のものとは反対の意味になっているような箇所があったり、ジョンの発言中の人名や年号の間違いが直されていたりする。

海外では2000年に20周年記念版も出ているが、邦訳は出ていない。

忘れがたき日々 ジョン・レノン、オノ・ヨーコと過ごして

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2015年(原書は2013年刊)、岩波書店刊。256ページ。

米 『Rolling Stone』 誌編集者としてジョナサン・コットが行ったジョンとヨーコへのインタビューや記事をまとめて、2人と自分との関係を回想したもの。

以下のインタビューが掲載されている。
 1968年9月18日(1968年11月23日号掲載)
 1970年12月13日(1971年3月18日号掲載)
 1971年3月17日 未公開
 1980年12月5日(1981年1月22日号掲載) → ジョンの追悼記事になった
 2012年3月14日 ヨーコ

ジョナサン・コットのジョン生前のインタビューは、これまで様々な出版物に転載されてきたが、未発表の部分を含めてこの本に最も長く掲載されている。

ジョン・レノン ラスト・インタビュー

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2001年、中央公論新社刊(中公文庫)。179ページ。

1980年12月6日に英BBCが行ったインタビュー。
きき手:アンディー・ピーブルズ。

1981年に出た追悼本 『ジョン・レノン−All that John Lennon』(中央公論社)から、インタビュー部分のみ取り出して文庫本にしたもの。

雑誌 『イングリッシュジャーナル』 2015年4月号にこのインタビューの抜粋が掲載されており、付属のCDに音声(約7分)が収録されている。

ジョン・レノン 愛の遺言

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1981年、講談社刊。213ページ。

1980年12月8日午後2時から5時まで、RKOラジオ・ネットワークがダコタ・ハウスで行ったインタビュー。
きき手:デイヴ・ショーリン(ラジオDJ)。

このインタビュー後、ジョンはヨーコとスタジオへ出かけ、ヨーコの曲「Walking On Thin Ice」のミキシング作業を行い、午後10時50分、それを終えて帰宅したところで銃撃を受けた。

これが正真正銘の「ラスト・インタビュー」。

リマスター盤CD 『Milk And Honey』 と、2003年に出た書籍 『ジョン・レノン・レジェンド』 の付録CDにはこの時のインタビュー音声の一部が収録されている。

また、公式のリリースではないが、海外では 『Testimony』『Last Word』 などのCDが出ている。

ポール・マッカートニー スーパースターの自画像

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1977年、新興楽譜出版社刊。206ページ。

少年時代からビートルズ、ウイングスまで(『Venus And Mars』 まで)を語った1976年のインタビュー(きき手:ポール・ガンバッチーニ)。原題 『Paul McCartney in his own words』。

 1. ポール少年−バトリンズからハンブルグまで
 2. ビートルズ−リバプールから世界へ!
 3. アップル問題−訴えろ!訴えてやる!
 4. 家族との生活−マッカートニー夫妻
 5. 歌手・歌・作曲家
 6. 飛んでるウイングス−バンド・オン・ザ・ラン
 7. ヴィーナスとマースでOKだ!

ポール・マッカートニー メニー・イヤーズ・フロム・ナウ

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1998年、ロッキング・オン刊。859ページ。

バリー・マイルズがポールにインタビューして書いた「ポールの記憶によるビートルズ・ストーリー」。

800ページを超える分厚い本で、誕生からビートルズの解散までがメイン。その後についてはジョンの死などに軽く触れている。

日本版には1998年のリンダの死去の際にマスコミに発表されたポールの声明文が加えられている。

ウイングスパン

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2002年、プロデュース・センター出版局刊。175ページ。

ビートルズの 『アンソロジー』 やジョンの 『イマジン』 同様、ポールの発言を並べてウイングスの歴史を追う、「ポールによるウイングス」。

マーク・ルーイソン編。

ポール・マッカートニー: イーチ・ワン・ビリービング

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2004年、プロデュース・センター出版局刊。208ページ。

写真ビル・バーンスタイン。

2002年から2003年にかけてのワールド・ツアーの記録。多数のオフショットも含めたツアー写真と、 このツアー中にポールやバンド・メンバーが受けた大量のインタビュー、会話を掲載。

ポール・マッカートニー 告白

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2016年、DU BOOKS刊。556ページ。

リバプール出身の音楽評論家ポール・デュ・ノイヤーが35年以上にわたる親交の中で行ってきたインタビューをもとに執筆した評伝。

あくまでポールの発言をちりばめた「評伝」であって、ポールの発言のみがびっしり掲載されているわけではない(ポールの発言以外をカットしたら、ページ数はおそらく半分かそれ以下になる)。

出版元HP 細かい目次あり

第1部ではポールの半生を順にたどり、第2部では様々なテーマ別に評論が展開されている。

ジョージ・ハリスン自伝 I・ME・MINE

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2002年、河出書房新社刊。571ページ。

1980年に豪華本として出たものの日本初刊行。

分厚い本だが、自伝部分は最初の150ページほどで、残り半分以上は自作曲についての簡単なコメントと歌詞(自筆の歌詞メモ含む)。

インタビューという形は取っていないが、これも「聞き書き」だろう(まとめたのはデレク・テイラー)。

海外では2016年10月に増補改訂版が出た(箱入り1000部限定、アナログ7インチシングル付)。
普及版は2017年2月に発売(アマゾン)。

ジョージ・ハリスン・インタヴューズ

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2023年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。680ページ。

ビートルズのデビューした1962年から亡くなる2001年までのインタビュー等から46本を集めたもの。
アシュリー・カーン編。

第1章 1962-1966
1. 1962/10/27収録、28放送/病院用ラジオ 『サンデー・スピン』/きき手:モンティ・リスター
2. 1963/8/28収録/BBCテレビ 『ザ・マージー・サウンド』
3. 1963/10/3収録・放送/BBCラジオ 『ザ・パブリック・イヤ』
4. 1963/12/7収録・放送/BBCテレビ 『ジューク・ボックス・ジュリー』
5. 1963/12/10収録/ラジオ用インタビュー/きき手:ディブス・メイザー
6. 1963/9月/イリノイ州の高校の校内新聞 『レッドバード・ノーツ』/きき手:マーシャ・シィファー
7. 1964/1月〜8月/『デイリー・エクスプレス』 紙コラム集/ジョージとデレク・テイラーが執筆
8. 1964/2/11収録/WWDCラジオ/きき手:キャロル・ジェームズ
9. 1964/2月〜1965/8月/ツアー・インタビュー集/きき手:ラリー・ケイン/書籍 『ビートルズ1964-65 マジカル・ヒストリー・ツアー』 より
10. 1964/3/18収録、22放送/BBCラジオ 『ザ・パブリック・イヤ』/ジョージが他のメンバーにインタビュー
11. 1964/6/13/『ファビュラス』 誌/きき手:シルヴィア・スティーブン
12. 1965/2月〜3月収録、4/7放送?/KRLAラジオ(と雑誌 『KRLAビート』)/きき手:デヴィッド・ハル、デリック・テイラー
13. 1966/3/18/『イブニング・スタンダード』 紙/ビートルズの暮らしぶり第3弾:ジョージ・ハリスン/きき手:モーリーン・クリーヴ

第2章 1967-1970
14. 1967/5/19/『インターナショナル・タイムズ』 紙/きき手:バリー・マイルズ
15. 1967/9/2/『メロディ・メイカー』 紙/きき手:アラン・ウォルシュ
16. 1967/9/29&10/4放送/ITVテレビ 『ザ・フロスト・プログラム』/きき手:デヴィッド・フロスト/ジョンとジョージが出演
17. 1967/12/16&30/『メロディ・メイカー』 紙/きき手:ニック・ジョーンズ
18. 1969/10/8収録、12&19放送/BBCラジオ 『シーン・アンド・ハード』/きき手:デイヴィッド・ウィグ
19. 1969/9/11/シュリ・プラブパーダ、ジョン、ヨーコ、ジョージ四者対談
20. 1970/5/1収録/『ザ・スミス・テープス』/きき手:ハワード・スミス

第3章 1971-1979
21. 1971/11/23放送/テレビ 『ディック・キャヴェット・ショー』/きき手:ディック・キャヴェット
22. 1973/7/22/ジョージ、シュリ・プラブパーダ、クリシュナ意識国際協会会員の対談
23. 1974/10/23/ツアー前のLAでの記者会見
24. 1975/4/19&20収録、5/24放送/WNEW-FMラジオ/きき手:デイヴ・ハーマン
25. 1977/2月/『クロウダディ』 誌/きき手:ミッチェル・グレイザー
26. 1979/2/9/BBCラジオ 『ラウンドテーブル』/きき手:デヴィッド・“キッド”・ジェンセン/ジョージとマイケル・ジャクソンがゲスト
27. 1979/4/19/『ローリング・ストーン』 誌/きき手:ミック・ブラウン

第4章 1982-1989
28. 1982/9/4/『バック・トゥ・ゴッドヘッド』 誌/きき手:クリシュナ意識国際協会のムクンダ・ゴスワミ
29. 1987/9/17/複数の新聞用の元インタビュー/きき手:チャールズ・バーマント
30. 1987/8/27か28/『ローリング・ストーン』 誌用の元インタビュー/きき手:アンソニー・デカーティス
31. 1987/8/25/雑誌用の元インタビュー/きき手:エレイン・ダトカ
32. 1988/1/21(20の間違い)/ロックの殿堂入り式典スピーチ/ジョージとリンゴ
33. 1988/2/10放送(9の間違い?)/豪テレビ 『ミッドナイト・ウィズ・レイ・マーティン』/きき手:レイ・マーティン
34. 1988/3/3収録、5放送/テレビ 『アスペル&カンパニー』/きき手:マイケル・アスペル
35. 1988/4月・5月/書籍 『素顔のミュージシャン』/きき手:ジェニー・ボイド
36. 1988/10/1/ハンドメイド・フィルムス10周年記念挨拶
37. 1988/10/18収録/テレビ 『MTVニュース』/きき手:カート・ローダー
38. 1989/1月収録/テレビ 『MTVニュース』/きき手:局のプロデューサー
39. 1989/11/27/雑誌用の元インタビュー/きき手:マーク・ローランド

第5章 1992-2001
40. 1992/7/21放送/WNEW-FMラジオ/きき手:スコット・ムニ
41. 1992/8/24放送/KLOS-FMラジオ 『ロックライン』/きき手:ボブ・コバーン
42. 1992/11/15収録/『ビルボード』 誌用の元インタビュー/きき手:ティモシー・ホワイト
43. 1997/5/14収録、7/24放送/VH1テレビ 『ジョージ&ラビ/イン&ヤン』/きき手:ジョン・フーゲルサング
44. 2000/1月/自宅での傷害事件後の公式声明
45. 2001/2月/Yahoo!とMSNのオンラインQ&Aセッション
46. 2001/11月/最後の言葉

18はCD 『ビートルズ・インタヴューCD』 で聴ける。
20はCD 『The Smith Tapes』 で聴ける。
21はDVD 『ロック・オブ・ワンダー』 で見られる。
32はDVD 『ロックの殿堂 DVD BOX』 で見られる。

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