ビートルズ インタビューを読む その2
部分的に4人のインタビューが収められている本、ムック類 ロック不滅の100曲
出版社名の50音順に並べています
週刊朝日ムック ロックの神々Interviews
2014年、朝日新聞出版刊。164ページ。
ポール、ストーンズ、ザ・フー、ツェッペリン、クイーン、ピンク・フロイドらのメンバーやスティング、ルー・リードなどのインタビューを掲載したムック。
ポールのインタビューは週刊朝日2013年10月25日号掲載の湯川れい子によるインタビューと同じ。
合わせて、60年代にビートルズ・ファンクラブの秘書を務めていたフリーダ・ケリーのインタビューも掲載。
週刊朝日ムック ロックの神々Heroes
2017年、朝日新聞出版刊。128ページ。
ポール、リンゴ、ジミー・ペイジ、ジーン・シモンズ、ノラ・ジョーンズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイソン、ブライアン・メイ、ジョニー・ロットン、ジョー・ストラマー、
レオン・ラッセル、ジョージ・マイケルなどのインタビューを掲載したムック。
ポールのインタビューは週刊朝日2015年1月2・9日合併号掲載の高野裕子によるインタビューと同じ。
リンゴのインタビューは週刊朝日2016年9月23日号掲載の映画 『Eight Days A Week - The
Touring Years』 公開に合わせた記事と同じ。
合わせて掲載の「ビートルズ@1966」は週刊朝日2016年7月8日号(アマゾン)掲載の特集記事と同じ。
ロックスターの英語
2012年、アルク刊。203ページ。アルク英語出版編集部編。
月刊誌
『イングリッシュ・ジャーナル』
の出版元が出したロック・ミュージシャンのインタビュー集。英語と日本語が併記され、インタビューを収録したCDも付いている。
ポールのインタビューは2001年4月30日にアメリカの公共ラジオ局ナショナル・パブリック・ラジオ(npr)の 『The Fresh
Air』
で放送されたもので、きき手はテリー・グロス。
アマゾンのページの「なか見!検索」で少し読める。
このインタビューはnprのサイトで聴けてダウンロードもできる(45分29秒)。
ロックスターの英語 インタビュー集2015〜2020
2020年、アルク刊。231ページ。アルク出版編集部編。
上の続編で、月刊誌
『イングリッシュ・ジャーナル』
の2015年から20年までに掲載されたロック・ミュージシャンのインタビューを10本集めたもの。英語と日本語が併記され、インタビュー音声も出版元のサイトからダウンロードできる。
ポールのインタビューは2011年8月4日にビバリーヒルズで行われたもの。ドキュメンタリー映画
『THE LOVE WE MAKE』 公開時に行われたもののようで、自分とニューヨークとの関わりや、音楽の持つ力などについて語っている。
ビートルズ研究 毒・独・髑・読 本
2000年、音楽出版社刊。251ページ。香月利一著。
1966年来日時の記者会見の一問一答を、英文と和訳で採録(Googleブックスでこの部分が読める)。
他にもビートルズのクリスマス・レコードの全内容(英文・和訳)や、新聞記事に見るビートルズ、当時のファンクラブ会報
『ビートルズ・マンスリー』
の内容、過去に発表されたビートルズに関するランキング(雑誌が企画したビートルズ・ナンバー・ベスト10とか)などが掲載されたトリヴィア本的な一冊。
日本来日時の記者会見は
『PLAYBOY 日本版』 2006年6月号、『THE DIG
スペシャル・エディション ジョン・レノン』(このページで紹介)、『MUSIC LIFE ザ・ビートルズ日本公演1966』(アマゾン)にも全発言が掲載されている。
アンド・ザ・ビートルズ Vol.1 アビイ・ロード
2019年、音楽出版社刊。128ページ。藤本国彦編。
『Abbey Road』
50周年記念盤に合わせて出たムック。アルバム発売時のジョンンとリンゴのインタビューを掲載。
■巻頭カラー
50年目の
『アビイ・ロード』〜2019年8月8日、横断歩道で何が起こったか(井上ジェイ)
日本で発売された
『アビイ・ロード』(木村秀樹・島乙平・横野正憲・吉川功一)
■特集1: ビートルズ
『アビイ・ロード』
1969年のビートルズ(藤本国彦)/『アビイ・ロード』
全曲解説(和久井光司)/ジョン・レノン&リンゴ・スター、最新アルバム 『アビイ・ロード』
を語る(朝日順子=訳)/ビートルズとモーグ・シンセサイザー(田中雄二)/使用楽器とサウンドの変化(パウロ鈴木。)
■特集2:
『アビイ・ロード』 50周年記念盤を聴く
未発表音源を含む聴きどころ紹介(真鍋新一)
■特集3: アビイ・ロード・スタジオ
対談:
川原伸司×菊池智敦/アビイ・ロード・スタジオはこうして生まれた(横野正憲)/アビイ・ロード・スタジオの100枚(小野島 大・小山
守・鈴木喜之・竹之内 円・長井進之介・藤本国彦・村山 愛・山田順一)
『アビイ・ロード』
を撮ったカメラマン(井上ジェイ)/ポール死亡説の謎(加藤正人)/『アビイ・ロード』
の名カヴァーを聴く(真鍋新一)/僕の音盤青春記(牧野良幸)/アンドレ・ザ・ビートルズ(安田謙一・辻井タカヒロ)
*本文イラスト=杉本綾子
■巻末カラー: パロディ・ジャケット51選
THE BEATLES
伝説の足跡(音楽専科復刻シリーズ)
2000年、音楽専科社刊。221ページ。
雑誌
『音楽専科』
に掲載された60〜70年代のビートルズの記事を復刻したもの。
インタビュー記事で再録されている主なものは、
●75年11月号、ポール(同年9月のイギリス・ツアーを前にして、きき手:クリス・ウェルチ、英
『Melody Maker』 誌75年9月20日号掲載)
●75年11月号と12月号、ジョージ(近況/新譜 『Extra
Texture』/ダーク・ホース・レーベルの設立/74年の米ツアー/ビートルズ時代について、きき手:レイ・コールマン、英 『Melody
Maker』
誌75年9月6日号掲載)
●77年11月号、ジョン(近況など)※77年10月5日、プライベートでの来日時にホテル・オークラで行われた記者会見
●77年4月号、ジョージ(「My
Sweet Lord」裁判/ビートルズ末期と解散の裏側/ビートルズの再結成/音楽業界と自分、きき手:ライザ・ロビンソン)
AFTER
BEATLES(音楽専科復刻シリーズ)
2001年、音楽専科社刊。221ページ。
雑誌
『音楽専科』
に掲載されたソロ時代のビートルズの4人の記事を復刻したもの。
インタビュー記事で再録されている主なものは、
●75年8月号、ポール(近況と
『Venus & Mars』
について、きき手:ヒラリー・ウォーカー)
●75年12月号、ポール(同年9月のイギリス・ツアーを前にして、きき手:クリス・ウェルチ、英
『Melody Maker』 誌75年9月20日号掲載)
●76年6月号、ポール(キャンセルになった日本公演/新譜 『Speed Of
Sound』/ビートルズ再結成について、きき手:クリス・ウェルチ、英 『Melody Maker』
誌76年3月27日号掲載)
●76年11月号、リンゴ(新譜 『Ringo's Rotogravure』
の内容について、きき手:ユージン・モール)
●76年12月号、リンゴ(宇崎竜道との対談)※テレビCM撮影のための来日時
●78年2月号、ポール(ビートルズの契約問題と近況など、きき手:ポール・ガンバッチーニ)
●78年5月号、ポール(『London Town』 の録音/シングル「Mull Of
Kintyre」/ウイングス近況/ビートルズ解散後のアルバムを振り返って、きき手:レイ・ボンチ)
●80年7月号、ポール(アビイ・ロード・スタジオでの
『McCartney II』 発売記者会見/日本での逮捕など、きき手:トシ矢嶋)
●82年5月号、ポール(エアー・スタジオで新譜 『Tug
Of War』
について答える、きき手:トシ矢嶋)
●82年5月号、ジョン(「ベスト・オブ・ジョン・レノン・インタビュー」と題してビートルズ時代の記者会見やその後単行本化されたインタビューの抜粋を紹介)
他に、75年と80年のリンダ・マッカートニー単独のインタビューなどもある。
ビートルズを抱きしめたい! 52人の仲間の想い出
1990年、音楽之友社刊。363ページ。
ビートルズの4人を含むミュージシャンや関係者のインタビューを集めたもの。デニー・ソマック編。
●ジョン…1975年2月13日、WNEW-FMのラジオ番組に出演したジョンとDJの会話を収録。
この時の新作
『Rock'n'Roll』 の曲をかけながらいろいろな話をしている。
●ポール…1984年、映画 『Give My Regards To
Broad Street』 のプレス・インタビュー。
●ジョージ…1987年、『Cloud 9』
発売に際してのインタビュー。
アルバム収録曲について詳しく解説してくれている。
●リンゴ…1987年、上のジョージと同時期のインタビュー。
プリンス・トラストや、『Cloud 9』
参加の件、自身の近況などについて語っている。
きき手はすべてDJのスコット・ムニ。
ロック伝説〈上〉−プロフィールとインタビュー36
1995年、音楽之友社刊。480ページ。
音楽ジャーナリストのティモシー・ホワイトの取材をもとに、上下巻で59人のミュージシャンの評伝とインタビューを集めたもの。
●ジョン…1983年の記事で、評伝のみ。インタビューはなし。
●ポール…1987年11月のインタビュー。
『All
The Best』 が出た頃で、ファースト・ソロ・アルバムから 『Press To Play』
まで、シングルを含めて順を追ってソロ作品の解説をしてくれている。
●ジョージ…1987年8月25日のインタビュー(米 『Musician』
誌に掲載)。
『Cloud 9』
ができたばかりの頃で、収録曲についての話をしながら、これまでのソロ作品やソロ時代の出来事について語っている(シングルB面曲とか、『不思議の壁』
で聴けるフレーズが「Save The
World」で使われていることとか、質問が結構マニアック)。
ポール、ジョージ、どちらも結構長いインタビューで読み応えがある。
ザ・ギタリスト〈下〉−達人に聞くサウンドの秘密
1996年、音楽之友社刊。222ページ。
米
『Guitar Player』
誌のギタリスト・インタビューを集めたもの。
ダン・フォルテによるジョージのインタビューを収録(1987年11月)。
自分とギターの関係、ギタリストとしての自分、ビートルズのレコーディング等について語っている。
ジョン・レノン いちご畑よ、永遠に
1981年、河出書房新社刊。231ページ。
ジョンの死後すぐに出た評伝。
最後の章に、『Newsweek』
誌の1980年9月29日号に掲載されたバーバラ・グロウスタークによるインタビューを収録(インタビューは1980年8月頃らしい)。
5年間の休業時代のことや、過去の自分と現在の自分、ヨーコとの関係などについて語っている(一部ヨーコも発言している)。
『ジョン・レノン 音楽と思想を語る』 『ニューズウィーク日本版2020年12月15日号』
には雑誌掲載時の記事のまま(インタビューの一部しか使われていない)のものが掲載されている。
総特集
ポール・マッカートニー 世紀を越えた音楽家
2001年、河出書房新社刊。199ページ。
リサ・バーナードとスティーヴン・レディクリフによるインタビュー(2001年)を収録。
「いま、半生をふりかえる」と題して、当時リリースされた
『The Beatles 1』 と 『Wingspan』
の話から、全キャリアにわたる話題が語られている。
2011年に増補改訂版が出た。表紙および口絵の写真を新しくし、初版刊行後に発表された作品の情報を追加している。
アマゾン 増補新版 ポール・マッカートニー
総特集
ジョージ・ハリスン
2001年、河出書房新社刊。199ページ。
1979年2月に行われたミック・ブラウンによるインタビューを収録。
(米
『Rolling Stone』 誌1979年4月19日号掲載)
アルバム 『George Harrison(慈愛の輝き)』
の発売時で、当初は新作の話のみという条件付きのインタビューだったが、結果的にはビートルズも含めた様々な話題が語られた。
2011年に増補改訂版が出た。2001年の刊行時ではジョージはまだ闘病中だったが、その死までの軌跡が年表に追加され、表紙および口絵の写真を新しくし、初版刊行後に発表された作品の情報を追加している。
アマゾン 増補新版 ジョージ・ハリスン
総特集
リンゴ・スター
2003年、河出書房新社刊。199ページ。
2003年7月下旬に行われたゲイリー・グラフによるインタビューを収録。
この時(第8期)のオール・スター・バンド、アルバム
『Ringorama』、「ビートルズ・アンソロジー」プロジェクトを振り返って…など。
総特集
ジョン・レノン その生と死と音楽と
2010年、河出書房新社刊。199ページ。
1973年10月22日に行われたクリス・チャールズワースによるインタビューを収録。
『Mind
Games』
完成後、メイ・パンとともにロサンゼルスで過ごしていた頃で、いわゆる「失われた週末」の時期。
それまでの急進的政治メッセージはなく、『Mind
Games』 のこと、近況、ビートルズのことなどを語っている。
英 『Melody Maker』
誌1973年11月号に掲載されたもの。
ジョン・レノン フォーエバー 魂の叫びと日本の心
2020年、河出書房新社刊。192ページ。
ジョンと日本の関わりにスポットを当てた記事で構成されたムック。
「ジョン・レノン
ロスト・インタビュー」として英 『The Sunday Times』 2009年9月6日号掲載のレイ・コノリーの記事を収録。
英タブロイド誌
『Evening Standard』
の記者だったコノリーが、ビートルズ末期から70年代初めまでに行ったジョンやポールの取材の際に録音したインタビュー・テープを元に、記事にならなかった部分を盛り込みながら当時を回想するもの。
雑誌
『rockin' on』 2009年12月号に掲載のものと同じ。
出版元HP
1999年、廣済堂出版刊。239ページ。
イギリスの音楽雑誌 『MOJO』
の1997年8月号の特集「The 100 Greatest Singles Of All Time - The Stories Behind The
Hits」を訳したもの。
ポールを含む139名(組)のミュージシャン/作詞・作曲家/プロデューサーへアンケートを行い、「偉大なシングル」ベスト100を選出している。
ビートルズ関連でランク入りしているのは「Day
Tripper」「Help!」「Paperback Writer / Rain」「I Want To Hold Your Hand」「Hey
Jude / Revolution」「Strawberry Fields Forever / Penny
Lane」「Imagine」で、それぞれの項にメンバーや関係者の発言を掲載。
また、ポールら10名(組)については1章を設けてインタビューが掲載されており、ポールのフェイバリット・シングル11枚が紹介されている。
本の後半は
『MOJO』
の1995年8月号の特集「偉大なアルバム」ランキング編を掲載(ベスト10枚の解説と11位〜100位のアルバム・タイトルのみ)。こちらの選者は音楽評論家/ライター41名。
レノン・コンパニオン 25年間、60篇のレノン論
1989年、CBS・ソニー出版刊。453ページ。
ジョンに関する論評や記事を集めたもの。
アメリカの新聞
『Red Mole』
の1971年3月8日号に掲載されたジョン&ヨーコとタリク・アリとロビン・ブラックバーンとの対談を掲載。
同じもの(翻訳は異なる)が下の
『ビートルズ世界証言集』 にも収録されている。また、『ジョン・レノン 音楽と思想を語る』
には元になったテープの翻訳が掲載されていて、もう少し長く読める。
ジョンのキリスト発言騒動の発端となったモーリーン・クリーヴの記事も収録。
【収録内容】
ジョンよ永遠に−レノンと暴露(ロイド・ローズ)
/ 芸術かぶれのテディ・ボーイ(マイク・エヴァンス) /
孤立−サトクリフ、エプスタイン、レノンの死(ポーリン・サトクリフ)ビートルズが歌った歌とは(ザ・タイムズ) /
ストコウスキー、ビートルズなるものを語る(リチャード・F・シェパード) / ビートルズの将来性(グロリア・スタイネム) /
ビートリズムの脅威(ポール・ジョンソン) / レノンの文学昼食会(ベン・ペリック) / あの髪型で知識人?(トム・ウルフ) /
レノンの教養度(議会討論) / ア・ハード・デイズ・ナイト(アンドリュー・サリス) / MBE勲章論争(ザ・タイムズ誌上の反響) /
日記(ノエル・カワード) / ヘルプ!(ケネス・タイナン) / エコー・チェンバーの中で(ジョン・ウェイン) /
ラバー・ソウルと社交ダンスの伝統(テレンス・J・オグレイディ) / ビートルズの生活ぶりは?ジョン・レノンの場合はこうだ(モーリーン・クリーヴ) /
ジョンのゴスペル(デヴィッド・フロスト) / ビートルズ、会見で深刻な対応(ロバート・E・ダロス) / リボルバー(ピーター・クレイトン) /
曲になったペニー・レイン(ザ・タイムズ) / アップ・アゲンスト・イット(ジョン・レイアー) /
ビートルズ、ポップスにおける進歩の希望を蘇らせる(ウィリアム・マン) / ロック短評(ルチアーノ・ベリオ) / ビートルズの音楽(ネッド・ローレム)
/ レノン=マッカートニーの曲(デリック・クック) / ビートルズの音楽について(ジョシュア・リフキン) /
イギリス軍が勝ったんだ(ニール・シンヤード) / ビートルズのホーム・ムーヴィー(チャールズ・マロウィッツ) /
ビートルズの変身(ポーリーン・ケイル) / ヨーコ・オノとの出会い(ジョン・ジョーンズ) / ジョン・レノンの学生時代(マイケル・ウッド) /
ビートルズ(エイドリアン・ミッチェル) / ビートルズのニュー・アルバム(ウィリアム・マン) /
現代のシンデレラという御伽話(A・マルティノーヴァ) / 創作力に富んだビートルズ(ウィリアム・マン) / 閣僚の日記(リチャード・グロスマン) /
島は大騒動(バーナード・レヴィン) / 相変わらず強力(ウィリアム・マン) / パワー・トゥ・ザ・ピープル(ロビン・ブラックバーン&タリク・アリ)
/ イマジン(ウィルフリッド・メラーズ) / 幼稚症(ウィルフリッド・メラーズ) / ジョン・レノン対FBI(ジョン・ヴィーナー) /
ジョン・レノンとボブ・ゲルドフ−ポップスはなぜ世界を変革できないのか(ポール・ハドスン) / トゥゲザー・アゲイン−心の壁、愛の橋(ベン・ガースン)
/ ストロベリー・フィールズを超えて−レノン後期のスタイル(エリック・タム) /
名高いシンガー・ソングライターの生命を奪った五発の銃弾(A・ロップキン&V・パコモフ) / ジョン・レノンの死に思う(M・ベグロフ) /
レノン−ビートルズから主夫まで(マーティン・エイミス) / ジョン・レノン(ジョージ・メリー) / 象徴的な同志たち(ロバート・クリストゴウ) /
レノンの墓碑銘(エリザベス・トムスン) / 325ドルでビートルズの遺産を査定できるチャンス(ジョン・ロックウェル) /
ねぇ、ジョン(ピーター・シッケル) / ジョンとヨーコ(ジョン・タヴェナー) / 夜の音楽(ルーカス・フォス) /
72丁目の殺人(メロール・スツルア) / 伝説との闘い(フィリップ・ラーキン) / ニューヨーク・シティ・ブルース(エイドリアン・ヘンリ)
ローリング・ストーン /
インタヴューズ 80S
1990年、CBS・ソニー出版刊。677ページ。
米
『Rolling Stone』
誌の1980年代のインタビューを集めたもので、カート・ロダーによるポール・インタビュー(1986年)を収録。
『Press To
Play』 リリース時。アルバムの話からビートルズの話題へと展開。
ジョージ・ハリスン・ストーリー
1991年、CBS・ソニー出版刊。380ページ。
ジェフリー・ジュリアーノによるジョージの伝記。
巻末に1988年2月の
『Cloud Nine』 発表記者会見の一問一答を収録。
アルバムの内容と、最近の生活とポールとのつきあい、ビートルズ時代についてなど。
著者のジュリアーノはビートルズ関連の書籍を多数出版している人物だが、その内容にはスキャンダル暴露的な記述も多く、ジョージにもボロクソに言われている。
ジョンとヨーコ 愛の詩
1983年、集英社刊。358ページ。ローリング・ストーン誌編。
米 『Rolling Stone』
誌の編集による追悼本。ビートルズ解散後から1980年12月8日までのジョンとヨーコの軌跡。
同誌に掲載された記事の再録が中心で、インタビューは以下の5つを収録。
1.ジョナサン・コットによるインタビュー、1968年9月18日(1968年11月23日号掲載)
2.リッチー・ヨークによるジョンのインタビューを含んだ記事(1969年2月7日号掲載)
※トロントのベッド・インは1969年5月末なのでこの号掲載ではないはず(6月28日号か?)
3.リッチー・ヨークによるジョンのインタビューを含んだ記事(1970年6月28日号掲載)
※「1970年2月7日号」の間違いだと思われる
4.ヤン・ウェナーによるインタビュー、1970年12月8日(1971年1月21日号&2月4日号掲載) ※本書では「1月7日と2月4日」となっているが誤記
5.ピート・ハミルによるインタビュー、1975年2月&3月(1975年6月5日号掲載)
6.ジョナサン・コットによるジョン・インタビュー、1980年12月5日(1981年1月22日号掲載)
1と3と6は 『Rolling Stone 日本版』 の2007年6月号と2008年2月号の付録でそれぞれ再録されている(この本より長い)。4は 『レノン・リメンバーズ』 として単行本になっている。
5は 『ジョン・レノン 音楽と思想を語る』
にも掲載(この本より少し長い)。
【目次】
序文―私たちは忘れない/ジョンとヨーコと
『ローリング・ストーン』/ジョン・レノンは、どのようにしてジョン・レノンになったか
■
I:二つの都市の二人の子供
ジョン・イン・リヴァプール/ヨーコ・イン・トーキョー
■
II:1966年〜1976年
年譜/ジョン・インタビュー(上記の1)
◎平和を我らに
平和のあと押しをして―カナダのジョンとヨーコ(上記の2)/1970年を平和元年にしよう(上記の3)
/心と心の結びつきというものを、私たちは忘れてしまったのだろうか(1970年3月6日執筆、4月16日号掲載のジョンの寄稿)/誰が、そしてなにが、トロント平和の祭典をつぶしたか?
◎さよならと言おう
ビートルズはいつ崩壊したか/四人は”あるがままに”離れていった/ジョン・インタビュー(上記の4)/ヨーコ・オノ―16トラックの声/サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ
◎アメリカにとどまる闘い
ジョンとヨーコにフェア・プレイを/バック・イン・ザUSSA/市民権を手にして/ジョン・インタビュー(上記の5)
■
III:1976年〜1980年
ふたりだけで過した年月
■
IV:スターティング・オーヴァ
ジョン・インタビュー(上記の6)
■
V:1980年12月8日
事実を記録しておくために/ダコタのドアマンの証言/ニュースが伝わったとき/ダコタで、そして世界中で/訃報に接して
■
VI:リメンバー・ジョン・レノン
30人の30の思い出/ミック・ジャガーの回想/ハリー・ニルソンの回想
■
VII:6つのポートレイト
ロックンロールのスターであったアーティストの肖像/ジョンとヨーコの映画/ロックと前衛:ジョンとヨーコのレコード共作/
真実がほしい:ジョン・レノンの歌/空のもう半分:ヨーコ・オノの歌/ダブル・ファンタジー:ふたりの関係のポートレイト
■
VIII:ヨーコ、イン・ハー・オウン・ワーズ
ヨーコ・オノ インタビュー
■ 著者紹介 ■ 訳者あとがき
ビートルズ現役時代 1964〜1970
1987年、シンコーミュージック刊。480ページ。
雑誌 『ミュージック・ライフ』
に掲載されたビートルズの記事を復刻したもの。
初版刊行後、2回再版されている。
アマゾン 1987年 1989年 2002年
「インタビュー」と呼べるほどのものはあまりないが、
●1964年、映画 『A Hard Day's Night』
撮影後のラジオ用インタビュー
●1966年6月29日、来日記者会見
●1967年9月25日、アビイ・ロード・スタジオでの4人(『マジカル・ミステリー・ツアー』
撮影後で、その様子などについて語る、きき手:星加ルミ子)
●1968年4月、アップル社屋でのポールとリンゴ(インド旅行での体験やアップルのリリース予定など、きき手:星加ルミ子)
●1968年9月、アビイ・ロード・スタジオで 『ホワイト・アルバム』 レコーディング中の4人(日本での 『MMT』
公開が決定したところで、その内容などについて語る、きき手:星加ルミ子)
●1968年12月、アップル社内のクリスマス・パーティでのジョン(とヨーコ)とリンゴ(きき手:星加ルミ子)
●ビートルズ末期のジョージの発言を織りまぜたリッチー・ヨークの記事
掲載号が書かれていない、記事の全ページを掲載していないので文章が途中で切れるものがあるなど、作り方に疑問を覚える本。
ビートルズ独立時代 1970〜1980
1989年、シンコーミュージック刊。450ページ。
1970年から1980年まで、雑誌 『ミュージック・ライフ』
に掲載されたソロ時代のビートルズの4人の記事を復刻したもの。
初版刊行後、表紙デザインを変更して再版されている。
アマゾン 1989年 2002年
インタビュー記事で再録されている主なものは、
●71年3月号、ジョージ(『All Things Must Pass』
発売後、きき手:アン・ナイチンゲール)
●72年2月号、ポール(『Wild
Life』 完成発表パーティー、きき手:スティーヴ・ファレル)
●72年2月号、リンゴ(ビートルズ末期〜解散のことや近況など、きき手:マイケル・ワッツ)
●72年7月号、ジョン(レノン=マッカートニーの曲は実際にはどちらが作ったか、きき手:リッチー・ヨーク)
●72年10月号と11月号、ポールとリンダ(ウイングスとしてツアーを開始、きき手:マイケル・ウェイル)
●72年12月号〜73年6月号(7回連載)、ジョンとヨーコ(『Sometime
In New York City』 発売後、きき手:ロン・スコラー、米 『Rock』
誌72年8月14日号掲載)
●75年1月号、ジョージ(74年のツアー発表の記者会見の一問一答)
●75年1月号、ジョン(『Walls
And Bridges』 発売後、きき手:山本安見)
●75年2月号、リンゴ(『Goodnight Vienna』
発売時)
●75年8月号と9月号、ポール(『Venus And Mars』
発売時、きき手:ポール・ガンバッチーニ、英BBCラジオのインタビュー)
●75年12月号、ポールとリンダ(ウイングス来日公演決定後の10月末、きき手:水上はるこ)
●75年12月号、ポール(11月2日、オーストラリアでの記者会見の一問一答)
●76年9月号、リンゴ(『Ringo's
Rotogravure』
発売時、きき手:ハーヴェイ・クバニク&リチャード・クロメリン)
●76年12月、リンゴ(新作プロモーション来日時、きき手:つかこうへい)
●77年1月号、ポール(76年10月のロンドン公演初日終了後のパーティ会場で取材、きき手:Coco)
●78年1月号、ポールとデニー・レイン(『London
Town』 録音時、きき手:宇都宮カズ)
●79年8月号、ジョージ(『George Harrison』
発売時、きき手:ミック・ブラウン) → 河出書房新社刊 『総特集 ジョージ・ハリスン』
に掲載のインタビューと一部カブる
●79年9月号、ポールとウイングス(『Back To The Egg』
発売時、きき手:宇都宮カズ)
●80年2月号、ポール(ウイングス来日公演決定後、きき手:宇都宮カズ)
●80年8月号、ポール(『McCartney
II』
発売時、きき手:宇都宮カズ)
他にもミュージック・ライフの現地取材で取った短いコメントの入った記事がいくつかある。
シンコーは自社の出版物でこれらのインタビューを何度も再録している。
ミュージック・ライフが見たビートルズ
2010年、シンコーミュージックエンタテイメント刊。176ページ。
60年代のミュージック・ライフの記事を復刻したもの。
ミュージック・ライフの取材によるインタビューを盛り込んだ記事として、
1965年8月号
1965年10月号 きき手:ジョー宮崎
→『クロスビート』 2010年5月号、『クロスビート・スペシャル・エディション ジョン・レノン』
にも収録
1966年来日時 記者会見やホテル客室でのインタビュー
→記者会見は上の 『ビートルズ現役時代』
にも収録
1967年9月25日 きき手:星加ルミ子
→上の 『ビートルズ現役時代』
にも収録
などを収録している。
2011年、シンコーミュージックエンタテイメント刊。224ページ。
上の
『ミュージック・ライフが見たビートルズ』
のソロ編。
ビートルズ解散以降のミュージック・ライフの記事を復刻したもの。
『ビートルズ独立時代 1970〜1980』
とかなり重複があるが、こちらにはカラーページもある。
ロックの伝導者
〜インタビュー集〜
1992年、シンコーミュージック刊。315ページ。
『ミュージック・ライフ』
誌に掲載されたインタビューをまとめた1973年の単行本 『ロック・アーティスト・インタビュー集』
から13編を選び文庫本にしたもの。
上の 『ビートルズ独立時代』
にも収められている2つのインタビューを収録。
●ジョン…1972年、『Sometime In New Yrok City』
発売後。きき手:ロン・スコラー(7回連載のうち、ここには4回目まで収録。72年12月号〜73年3月号掲載。もとは米 『Rock』
誌72年8月14日号掲載)
●ポール…1972年、ウイングスとしてツアーを開始した頃。きき手マイケル・ウェイル(72年10月号と11月号掲載)
ビートルズ レコーディング・セッション
1990年、シンコーミュージック刊。351ページ。
マーク・ルーイソンによるポール・インタビュー(1990年?)を収録。
レコーディングの記録の調査を踏まえた上で、マニアックな質問をしている。
2009年に 増補改訂版 が出ている(インタビューの内容は同じ)。
ザ・ビートルズ 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』 完全ガイド
(シンコー・ミュージック・ムック)
2017年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。144ページ。
『Sgt.
Pepper's』
50周年に合わせて出版されたムック。
アルバム制作の時期のインタビューを4本掲載。
録音前 :
ポール/『ニュー・ミュージカル・エクスプレス』 1966年12月31日号
録音中 :
ビートルズ/EMIスタジオ入口にて 1966年12月20日
完成直後 :
ビートルズ/アルバム完成パーティーにて 1967年5月19日
リリース後 :
ポール/『ニュー・ミュージカル・エクスプレス』 1967年9月9日号
ジョン・レノン
(シンコー・ミュージック・ムック アーカイヴ・シリーズ)
2005年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。189ページ。
雑誌
『ミュージック・ライフ』
掲載のインタビューを復刻掲載。
1.1971年1月21日、ヨーコと一緒に。きき手:水原健二(71年3月号)
2.1972年、レノン=マッカートニーの曲は実際にはどちらが作ったか。きき手:リッチー・ヨーク(72年7月号)
3.1972年、『Sometime In New Yrok City』
発売後。きき手:ロン・スコラー(72年12月号〜73年6月号掲載の全7回分。もとは米 『Rock』
誌72年8月14日号掲載)
4.1973年6月28日、NYの新居(ダコタ・ハウス)を訪ねて。きき手:吉成伸幸(73年8月号)
5.1974年、アメリカの生活について語る。きき手:ウィルフレッド・ディアス(81年のジョン追悼増刊号)
6.1974年、『Walls
And Bridges』
発売後。きき手:山本安見(75年1月号)
7.1977年10月、8ヶ月に渡る日本滞在の帰国前日に。きき手:星加ルミ子(78年1月号)
2と3と6は
『ビートルズ独立時代』
にも収められている。
4と6と7は下のムックにも収められている。
他に、ジョンを取材したクリス・チャールズワースという記者が2001年に書いた回想も掲載(73年10月22日、
74年6月13日、75年3月に行ったインタビューでの発言が盛り込まれている)。
ジョン・レノン (クロスビート・スペシャル・エディション)
2010年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。116ページ。
雑誌
『ミュージック・ライフ』
掲載のインタビューを復刻掲載。
1.1965年8月15日、シェイ・スタジアム公演の直前に行われたインタビュー。きき手:ジョー宮崎(65年10月号)。
2.1973年6月28日、NYの新居(ダコタ・ハウス)を訪ねて。きき手:吉成伸幸(73年8月号)
3.1974年、『Walls And
Bridges』
発売後。きき手:山本安見(75年1月号)
4.1977年10月、8ヶ月に渡る日本滞在の帰国前日に。きき手:星加ルミ子(78年1月号)
1は雑誌 『クロスビート』
2010年5月号にも掲載されている。
2と3と4は上のムックにも収められている。
3は 『ビートルズ独立時代』
にも収められている。
また、ジョンのさまざまな発言を集めた「ジョン・レノンかく語りき」という記事もある。
出版社HP(詳細な目次あり)
ジョン・レノン (THE DIG
スペシャル・エディション)
2010年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。128ページ。
雑誌
『ミュージック・ライフ』 掲載のインタビューなどを復刻掲載。
1.1969年9月23日と24日 『Abbey Road』
発売時。きき手:バリー・マイルズ
2.1966年6月、日本来日記者会見の完全版。
3.1972年、『Sometime In New
Yrok City』 発売後。きき手:ロン・スコラー(72年12月号〜73年3月号。もとは米 『Rock』
誌72年8月14日号掲載)
4.1974年、アメリカの生活について語る。きき手:ウィルフレッド・ディアス(81年のジョン追悼増刊号)
1は雑誌 『プレイヤー』 2009年9、10月号にも掲載されている。
2は 『ビートルズ研究 毒・独・髑・読本』、『PLAYBOY 日本版』 2006年6月号、『MUSIC LIFE
ザ・ビートルズ日本公演1966』(アマゾン)にも全発言が掲載されている。
3は 『ビートルズ独立時代』 『ロックの伝導者』
『シンコー・ミュージック・ムック アーカイヴ・シリーズ ジョン・レノン』(すべてこのページで紹介)にも収められている。
4は
『シンコー・ミュージック・ムック アーカイヴ・シリーズ ジョン・レノン』(このページで紹介)にも収められている。
出版社HP(詳細な目次あり)
メイキング・オブ・ダブル・ファンタジー
2010年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。256ページ。
さまざまな関係者の証言を集めてアルバム
『Double Fantasy』
の製作過程を浮き彫りにするドキュメンタリー本。
著者の推測・憶測を極力排して証言のみで構成されている。
【目次】
ウォッチング・ザ・ホイールズ/拒むことのできないオファー/シークレット・セッション/バンド召集/プリプロダクション・リハーサル/レコーディング初日
/隠密作戦/イン・ザ・スタジオ/ロスト・ソング/チープ・トリック・セッション/セッション終了/ザ・ビートルズ/ライト、カメラ、アクション!/隠しマイク/ミックス作業
/アルバム・ジャケット/ダブル・ファンタジー/曲順決め/『ダブル・ファンタジー』
全曲解説/レコード契約争奪戦/ファンタジーが現実となる日/福音を広める―アルバム・プロモーション/メディア露出/賛否飛び交う/ツアー/最後のセッション―ウォーキング・オン・シン・アイス/1980年12月8日/30年目の
『ダブル・ファンタジー』
ジョンの発言は1980年に受けた以下のインタビューから選ばれており、すべて出典が明記されている。
『Los
Angeles Times』 1980年 / 『PLAYBOY』 1980年9月 / 『Newsweek』 1980年9月29日 / 『Rolling Stone』 1980年12月5日 / BBCラジオ1 1980年12月6日 / RKOラジオ
1980年12月8日
※リンク先の出版物でそれぞれ個別に読める。
2013年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。164ページ。
ポールのライブにスポットを当てて作られたムック。
雑誌
『ミュージック・ライフ』
掲載のインタビューを復刻掲載。
1.1975年10月末 ウイングス来日公演決定後、オーストラリアで。きき手:ミュージック・ライフの水上はるこ(75年12月号)
2.1975年11月2日 オーストラリアでの記者会見の一問一答。(75年12月号)
3.1990年 ワールド・ツアー他について。きき手:パット・トーマス(90年3月号)
4.2011年8月4日 ドキュメンタリー
『The Love We Make』 公開時の記者会見
1と2は 『ビートルズ独立時代』 にも収められている。
4は2013年刊の増補版に追加されたもの。
出版元HP(詳細な目次あり)
2015年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。212ページ。
2013年に出た初版(アマゾン)に32ページを追加した増補版(「2013-2014
日本ツアー完全ドキュメント」など)。
雑誌 『ミュージック・ライフ』
掲載のインタビューなどを復刻掲載。
1.2013年、湯川れい子・亀田誠治によるポール・インタビュー
2.2013年10月3日、日本向けに撮影されたインタビュー映像の文字起こし
3.1980年 『McCartney
II』 発売時。きき手:ミュージック・ライフの宇都宮カズ(『JAM』
80年8月号)
4.1972年 ウイングスとしてのツアー開始時。きき手:マイケル・ウェイル(72年11月号)
5.1978年、『London
Town』
録音時。きき手:ミュージック・ライフの宇都宮カズ(78年1月号)
6.1993年11月12日、来日時。きき手:山本昭彦(『クロスビート』
94年1月号)
7.1965年8月15日、シェイ・スタジアム公演直前。きき手:ジョー宮崎(65年10月号)
1は同じ時の取材からの記事が
『週刊朝日』 2013年10月25日号にも収められている。
3と4と5は
『ビートルズ独立時代』 にも収められている。
7は雑誌 『クロスビート』
2010年5月号、ムック 『クロスビート・スペシャル・エディション ジョン・レノン』 にも収められている。
6は雑誌 『クロスビート』 2010年12月号にも収められている。
出版社HP(詳細な目次あり)
2017年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。144ページ。
『Flowers
In The Drt』
のリマスター盤発売と来日公演(4月)に合わせて出たムックで、ポールのソロ作品(ウイングス名義のものは除く)のレビューがメイン。
以下の2つのインタビューを掲載。
1.2017年、『Flowers…』
リマスター盤発売時の公式インタビュー
2.2005年、きき手:グレアム・トムソン(英 『The Word』
誌2005年10月号掲載)
1は 『Flowers…』 の制作について振り返ったもの。
2は 『Chaos And
Creation In The Back Yard』 発売時のインタビューで、ソロになってからの歩みやアルバム 『Chaos…』
の制作(ナイジェル・ゴッドリッチとの衝突など)について語っている。
また、エリック・スチュワートの2017年のインタビューも掲載されており、『Press
To Play』 でのコラボやその後のポールとの付き合いについて語っている。
出版社HP(詳細な目次あり)
ジョージ・ハリスン
1943-2001 (シンコー・ミュージック・ムック)
2001年、シンコーミュージック刊。123ページ。
雑誌 『ミュージック・ライフ』
掲載のインタビューを復刻掲載。
1.ビートルズ末期のジョージの発言を織りまぜたリッチー・ヨークの記事(70年5月号と6月号掲載)
2.『All
Things Must Pass』
発売後。きき手:アン・ナイチンゲール(71年3月号)
3.1974年、北米ツアー発表の記者会見の一問一答(75年1月号)
4.『Cloud
9』
発表後。きき手:キム山門(88年2月号)
5.1991年11月、来日公演前。きき手:東郷かおる子(当時の雑誌掲載時より完全な形で収録)
1は
『ビートルズ現役時代』、2と3は 『ビートルズ独立時代』 にも収められている。
リンゴ・スター&ザ・ビートルズ (THE DIG
スペシャル・エディション)
2013年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。148ページ。
2013年のリンゴ来日に合わせて出版されたムック。
半分はこれまでのオール・スター・バンドのデータ集で、参加メンバーや公演地、セットリストなどを掲載。残り半分は2000年に入ってからのビートルズ関係のニュースや商品の紹介。
冒頭に、2012年1月のシルヴィ・シモンズによるリンゴ・インタビューを収録(英 『MOJO』
誌掲載)。
出版社HP(詳細な目次あり)
MUSIC LIFE ジョンとヨーコのバラッド
(シンコー・ミュージック・ムック)
2018年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。144ページ。
1968年にジョンとヨーコが共作活動を開始してからの50年を振り返るムック。
2017年のリンゴのインタビュー(アルバム
『Give More Love』 について)を掲載。
他に、「ビートルズ年鑑2017」も併録。
出版社HP(詳細な目次あり)
50年目に聴き直す 『ホワイト・アルバム』 深掘り鑑賞ガイド
(シンコー・ミュージック・ムック)
2018年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。144ページ。
50周年を迎えたホワイト・アルバムを多角的に検証するムック。
1968年11月20日にラジオ・ルクセンブルグの番組に出演した際のポールのインタビューを掲載。
数日後に発売されるホワイト・アルバムについて語っている。
「曲は自然に出てくるもので、歌詞に意味なんかないし、社会的メッセージを込めようとも思わない」と言っており、後付けでいろいろ話は出てくるが、作った時の実情はこんなものだと思う。
出版社HP(詳細な目次あり)
ポップ・ヴォイス スーパースター163人の証言
1995年、新潮社刊(新潮文庫)。734ページ。
元DJで、のちにキャピトル・レコードの取締役になったジョウ・スミスが1988年に出版した、ポピュラー音楽界のスターたちのインタビュー集。
時期は記載されていないが、80年代後半のものと思われるポールとジョージのインタビューを収録。抜粋という感じで、分量は多くない。
●ポール…ビートルズの下積み時代からデビューに至る話、ジョンとの共作方法についてなど(7ページ)
●ジョージ…現時点から見たビートルズ時代、バングラデシュ・コンサートについてなど(5ページちょっと)
ジョージ・マーティンとオノ・ヨーコのインタビューも掲載されている。
カスタマーレビューにもあるが、翻訳(三井
徹)がヘンで、誤訳というわけではないのだが、「マッカートニー」は「マカートニー」だし、『オール・シングス・マスト・パス』
などのアルバム・タイトルも、わざわざ 『物事すべていずれ消え去る』 などと日本語に訳してあったりする。
ザ・ビートルズ “Let It
Be...Naked” (別冊宝島915)
2003年、宝島社刊。95ページ。
『Let It
Be...Naked』 の発売に合わせてビートルズ・クラブが編纂したムック。
「ポール・マッカートニー Hofner Bass
を語る」と題して、ベースについてのポールのインタビューを掲載。
2002年のビートルズ・クラブによるポールとジェフ・ベイカーのインタビューを参考にしたと記載されている。
他にポールとリンゴ(とヨーコ)の
『Naked』 パブリシティ用の短いコメントも掲載(この時出た雑誌はみんなこれを載せていた)。
「ローリング・ストーン」インタビュー選集
2008年、TOエンタテインメント刊。536ページ。
1970年12月8日に行われたヤン・ウェナーによるジョン・インタビューの一部を収録。
(『ローリング・ストーン』
誌1971年1月21日号&2月4日号掲載)
このインタビューは 『レノン・リメンバーズ』 として単行本になっている(訳者は違う)。
ジョージ・ハリスン コンプリート・ワークス
2013年、TOエンタテインメント刊。371ページ。ローリング・ストーン誌編。
米 『Rolling Stone』
誌編集によるジョージの追悼本。
「Rolling Stone Interviews Of George
Harrison」の章で、同誌に掲載された以下のインタビュー記事を掲載。
1.初期のインタビュー きき手:ニック・ジョーンズ(1968年2月の5号/6号掲載)
2.バングラディシュのコンサート (1971年9月2日号掲載)
3.波乱のアメリカ・ツアー きき手:ベン・フォン・トーレス(1974年12月19日号掲載)
4.ニューヨークにて語る きき手:チャールズ・M・ヤング(1976年12月30日号掲載)
5.復活 きき手:アンソニー・ディカーティス(1987年
掲載号不明)
6.最後の 『ローリング・ストーン』
誌インタビュー きき手:アンソニー・ディカーティス(1987年11月5日号掲載)
2は単にコンサートの模様をリポートした記事で、インタビューとは言えない。
6はロッキング・オン発行の雑誌
『Cut』 の1992年7月号や共同通信社発行の雑誌 『FM fan』
の1987年11月30日号にも掲載されている。
上記の雑誌掲載のものに比べ、この本に掲載のものは、質問と回答の数は減らされていないものの、全体に短く編集されている。
また、インター・ナショナル・ラグジュアリー・メディア発行の雑誌 『Rolling Stone 日本版』 の2009年9月号の付録で再録されたものは、いくつかの質問と回答がカットされている。
※この本は写真が豊富なので写真集のページにも掲載しました。本の内容についてはそちらで。
ジョン・レノン IN MY
LIFE
1991年、日本放送出版協会刊。254ページ。
ジョン自身や関係者のインタビューをもとにジョンの生涯を綴った全10回のラジオ番組
『In My
Life』(BBCラジオで放送)の内容を本にしたもの。ケヴィン・ホウレット&マーク・ルーイソン著。
巻末に、1975年の終りにラジオDJアラン・フリーマンが行った未発表のインタビューが掲載されている。
分量は少ない(10ページ)が、当時の新作 『Rock'n'Roll』
のこと、飛び入りでエルトン・ジョンのコンサートに参加した時のこと、まだ決着が着いていなかったアメリカ居住権問題などについて語っている。
このあと年が明けてすぐ、ジョンとヨーコは別居を終らせ、再び一緒に住み始めた。
2013年、ぴあ刊。110ページ。
高野裕子による2013年のポール・インタビューを掲載。
この時の取材から起こされたインタビューが
『AERA』 2013年10月28日号と 『CDジャーナル』
2013年11月号にも掲載されている(少し違う内容)。
また、このインタビューはビデオ撮影されており、ユニバーサルミュージックジャパンのHPやいくつかのテレビ番組で一部が放送された。
2015年、ぴあ刊。97ページ。
ピーター・バラカンによる2014年のポール・インタビューを掲載。
来日はしたが全公演がキャンセルになった2014年の来日直前の5月14日に電話で行われたもので、Inter FM の
『バラカン・モーニング』 で放送された。
内容はこちらでも読める。
ポール・マッカートニー
新たなる飛翔 DRIVING USA TOUR 2002
2002年、プロデュース・センター出版局刊。64ページ。
ザ・ビートルズ・クラブによる2002年のツアーについての短いインタビューを収録。
ポール・マッカートニー 太陽を追いかけて '04・サマー
2004年、プロデュース・センター出版局刊。88ページ。
ジョン・ワイルドによるポール・インタビューを収録。
(英
『UNCUT』
誌2004年7月号掲載)
インタビュアーがかなり突っ込んだ質問をしていて、分量もある。
ロッキング・オン発行の雑誌 『SIGHT』 第22号(2005年)にも掲載されている。
ポール・マッカートニー
コンサート・ツアー / ザ・ビートルズ・クラブ オフィシャル・ガイド・ブック
2006年、プロデュース・センター出版局刊。104ページ。
ザ・ビートルズ・クラブによるインタビューを収録。アルバム
『Chaos And Creation In The Back Yard』 についての話が中心。
ホワイト・アルバム徹底解析(ノーウェア/ビートルズ決定版シリーズ)
2008年、プロデュース・センター出版局刊。144ページ。
ホワイト・アルバムに関するあれやこれやをまとめた研究ムック。
ポールの(おそらく2008年の)インタビューが掲載されているのだが、特にホワイト・アルバムとは関係なく、内容も過去のインタビューと同じようなもの(ジョンとジョージについて)で、分量もほんの少し。掲載意図不明。
インタヴューズU スターリンからジョン・レノンまで
1998年、文藝春秋刊。451ページ。
ジョンのインタビューは 『レノン・リメンバーズ』 の一部をそのまま転載したもの(翻訳も同じ)。
1970年12月8日に行われたヤン・ウェナーによるインタビュー。
ビートルズ世界証言集
2006年、ポプラ社刊。590ページ。
ビートルズについて書かれた本やインタビューの抜粋を寄せ集めたもの。
4人のインタビューを始め、関係者の書いた本などの「さわり」が一冊で読める。
以下の4人のインタビューの抜粋を収録。
●ビートルズ…米 『PLAYBOY』 誌
1965年2月号掲載分から、きき手:ジーン・シェファード → 『PLAYBOY』
日本版の2004年1月号に完全版が掲載されている
●ジョン…米 『LOOK』 誌
1966年12月13日号掲載分から、きき手:レナード・グロス
●ポール…米 『Washington Post』 誌
1969年、きき手:アラン・アルドリッジ
●ジョン…米 『Rolling Stone』
誌 1968年11月23日号掲載分から、きき手:ジョナサン・コット → 『Rolling Stone』
日本版の2007年6月号の付録にも掲載されている
●ポール…米 『LIFE』 誌
1971年4月号掲載、きき手:リチャード・メリーマン
●ジョージ…米 『Crawdaddy!』
誌 1977年2月号掲載分から、きき手:ミッチェル・グレイザー
●ジョン&ヨーコ…米 『Red Mole』 誌
1971年3月8日号掲載、きき手:タリク・アリ&ロビン・ブラックバーン → 同じもの(翻訳は異なる)が上の 『レノン・コンパニオン』
にも収録されており、『ジョン・レノン 音楽と思想を語る』
には元になったテープの翻訳が掲載されていて、もう少し長く読める
●ジョン&ヨーコ…米 『PLAYBOY』
誌 1981年1月号掲載分から、きき手:デービッド・シェフ → 『ジョン・レノン
PLAYBOYインタビュー』 『ジョンとヨーコ ラストインタビュー』 として書籍化
●ポール&リンダ…米
『PLAYBOY』 誌 1984年4月号掲載 → 『PLAYBOY』
日本版の1985年2月号に完全版が掲載されている
他にも 『レノン・リメンバーズ』
からの抜粋も収録されている。
ジョンのキリスト発言騒動の発端となったモーリーン・クリーヴの記事も収録。
【収録内容】
ジョン・レノン(レイ・コノリー)
/ ツイスト・オブ・レノン(シンシア・レノン) / 芸術家気取りのテディ・ボーイ(マイク・エバンス) /
アートからポップヘ(サイモン・フリス、ハワード・ホーン) / ジョン・レノン 2(レイ・コノリー) /
穴蔵いっぱいの騒音(ブライアン・エプスタイン) / ビートル!ザ・ピート・ベスト・ストーリー(ピート・ベスト、パトリック・ドンカスター) /
なぜビートルズはあれほどの熱狂を生み出したのか(モーリーン・クリーヴ) / 町のサウンド(チャーリー・ジレット) /
ツイスト・アンド・シャウト(フィル・ジョンソン) / ビッグ・タイム(スタンリー・レイノルズ) / 君の与える愛(ピーター・ブラウン) /
ラヴ・ミー・ドゥ−ビートルズの進歩(マイケル・ブラウン) / シークレット・ヒストリー(アリステア・テイラー) /
シャウト!ビートルズの真実(フィリップ・ノーマン) / ビートル・イメージの形成(バンス・パッカード)/ラヴ・ミー・ドゥ−ビートルズの進歩
2(マイケル・ブラウン) / なぜわれわれはビートルズを愛したのか(ポール・セロー) / ビートルズを待って(キャロル・ベッドフォード) /
オーストラリアのビートルズ(グレン・A・ベイカー) / ビートルズを枠にはめた男(アンドリュー・ユール) /
“ビートル”の未来(グロリア・スタイネム) / ネビル・クラブ(ジョン・レノン) / プレイボーイ・インタビュー(ジーン・シェパード) /
ビートリズムの脅威(ポール・ジョンソン) / マリファナの栄誉(ロバート・サンドール) / ザ・ダイアリーズ(ノエル・カワード) /
イエスタデイ(ジャイルズ・スミス) / ジョン・レノンの学生時代(マイケル・ウッド) / ヘルプ!(ケネス・タイナン) /
教養と無知との対立(エイブラム・チェイシンズ) / 無検閲版エルビス・ミーツ・ザ・ビートルズ(クリス・ハッチンス、ピーター・トンプソン) /
ハイな時代(マーク・ルイソン) / ビートルズの暮らしぶりは?ジョン・レノンはこんな生活をしている(モーリーン・クリーヴ ) /
過激な政治志向は1966年のツアーから始まった(ジョン・ウィーナー) / 反逆から様式へ(ジョージ・メリー) /
エリナー・リグビー(スティーブ・ターナー) / ボム・カルチャー(ジェフ・ナットール) /
ロックンロール・スターとしてのアーティストの肖像(ロバート・クリスゴー、ジョン・ピッカレラ) / ジョン・レノンへのインタビュー(レナード・グロス)
/ 一兵卒の閲兵式(ジョン・サベージ) / アンダーグラウンドの世界へ(バリー・マイルズ) / 耳こそはすべて(ジョージ・マーティン) /
ビートルズはそれほど麻薬に浸っているわけではない(アラン・アルドリッジ) / アウーバッパ・ルバッパ・ルーバンブン!(ニック・コーン) /
イエスタデイ−ビートルズの回想(アリステア・テイラー) / 『サージェント・ペパー』 とフラワー・パワー(ジョン・ウィーナー) /
回想するジョン・レノン(ヤン・ウェナー) / ビートルズとグル(ウィリアム・F・バックリー) / ビートルズの正しい見方(ジョン・ギャブリー) /
ビートルズのホーム・ムービー(チャールズ・マロウィッツ) / ビートルズの変身(ポーリーン・ケイル) / ビートルズ(エイドリアン・ミッチェル) /
ザ・ビートルズ(ハンター・デイビス) / ツイスト・オブ・レノン 2(シンシア・レノン) / 悪い星の下に生まれて(トニー・パーマー) /
いちばん長いカクテル・パーティー(リチャード・ディレロ) / ジョン・レノン インタビュー(ジョナサン・コット) / ロックと芸術(カール・ベルツ)
/ 変動の時代−イギリスと60年代(バーナード・レビン) / 1969年−ヘルター・スケルター(エド・サンダース) /
愛こそはすべてだった(ジョン・ブレイク) / レット・イツト・ビー(ピーター・ドゲット) / かくも独創的なビートルズ(ウィリアム・マン) /
サムシング(ニコラス・バーバー) / 時の過ぎゆくままに(デレク・テイラー) / レノン(レイ・コールマン) /
りんごの芯−ビートルズの崩壊(ピート・マッケイブ) / ポール・マッカートニー インタビュー(リチャード・メリーマン) / 『ビートルズ』
への序文(レナード・バーンスタイン) / ジョージ・ハリスンへのインタビュー(ミッチェル・グレイザー) / 回想するジョン・レノン
2(ヤン・ウェナー) / パワー・トゥ・ザ・ピープル(ロビン・ブラックバーン、タリク・アリ) / 音楽が終わったとき(ロビン・デンスロウ) /
ビートルマニアは死なず(いまでもみんなが夢中)(リリス・ムーン) / ビートルズ海賊盤事情(チャールズ・P・ナイセス) /
マジカル・ヒストリー・ツアー(ジェリー・ラザー) / ジョン・レノン&オノ・ヨーコ プレイボーイ・インタビュー(デビッド・シェフ) /
ジョン・レノンに捧げるニューヨーク・シティ・ブルース(エイドリアン・アンリ) / アンディ・ウォーホルの日記(アンディ・ウォーホル) /
僕と一緒に行かないか(ジャック・ジョーンズ) / それは20年前のきょうのこと(オブザーバー) /
ポール&リンダ・マッカートニー プレイボーイ・インタビュー / ジョージ・ハリスン(デイブ・レイン、ペニー・バレンタイン) /
ジョージ・ハリスン(リチャード・ウィリアムズ) / 求めて、そして見出せず(R・D・レイン) /
“ファブ”との闘い(フィリップ・ラーキン)
スペシャル・エディション2 1974-1977(ミュージック・マガジン増刊)
1996年、ミュージックマガジン刊。448ページ。
1970年代の 『ニューミュージック・マガジン』 の記事を復刻したもの。
1972年1月号掲載の「ジョン・レノン大いに語る(矢野純一)」を収録。
ビートルズの訴訟問題、社会におけるロックの役割、平和運動、日本についてなどを語っている。
ジョン・レノンを抱きしめて メモリアル・エディション(ミュージック・マガジン増刊)
2006年、ミュージックマガジン刊。192ページ。
1981年2月に追悼本として出た増刊を増補再版したもの。
「ジョンとヨーコの国際電話トーク」として、湯川れい子と5人の一般ファンによるインタビューを掲載。
近況や新譜 『Double
Fantasy』 についての内容。
1980年12月5日のもので、この日二人はレコード・プラントで「Kiss Kiss
Kiss」のリミックス作業をしていた。
日本語でのインタビューのようで、答えているのはほとんどヨーコ。時々ヨーコがジョンに聞いて通訳している。
2018年、ヤマハミュージックメディア。320ページ。
ジョンとヨーコの他、アルバム
『Imagine』
の制作に関わったミュージシャン、録音技師、映像制作者、アート・デザイナーや事務スタッフのインタビューと多数の写真で構成した証言集。
【目次】
序文(オノ・ヨーコ)/ウォンサポンナタイム/インディカ/「イマジン」/ティッテンハースト/「クリップルド・インサイド」/『イマジン』
のレコーディング/「ジェラス・ガイ」/「イッツ・ソー・ハード」/「兵隊にはなりたくない」/「真実が欲しい」/アルバムのアートワーク/「オー・マイ・ラヴ」/「眠れるかい?」/『イマジン』
の撮影/「ハウ?」/これはここにはない/「オー・ヨーコ」/レガシィ/図版出典/文献/謝辞/索引
通常版、コレクターズ・エディション、オノ・ヨーコのサイン入りコレクターズ・エディションの3種で販売され、日本語版は通常版を商品化。
【コレクターズ・エディションの内容】
■全世界2000部限定
■さらに多くの図版やシングルに関する章など176ページを追加
■本の表紙は布貼りで、スリーブケース付き
■記録フィルムのアウトテイク画像を配した約1メートルの折り込みパノラマ・ページを追加
■布貼りケースに収納されたジョンのリトグラフが付属
オノ・ヨーコのサイン入りは300部発行された。
アマゾン輸入版
米普及版 米コレクターズ版 米サイン入り
英普及版 英コレクターズ版 英サイン入り
この本は、あくまで「証言集」であり、レコーディング・データ的な記述(いつ誰がどこで録音し、マルチトラック・テープのどのトラックにどの音が入っているか等)は一切ない。それは同時発売の
『Imagine : The Ultimate Collection』
スーパー・デラックス・エディション付属の英文ブックレットに載っている。
YouTube 公式アカウントの内容紹介動画
日本版の出版社HP
Guitar Magazine Archives Vol.3 ザ・ビートルズ
2022年、リットー・ミュージック刊。176ページ。
雑誌 『ギター・マガジン』 の過去記事を再録したムックで、以下の3本のインタビューを収録。
●ジョージ…ヴィック・ガルバリーニによる1992年のインタビュー
ディランやバーズとの関係、「While My Guitar
Gently
Weeps」のレコーディング、ポールとの軋轢、インド音楽との関わり、クリームの「Badge」での共作内容など、ビートルズ全般の時期についてのインタビュー。
(ギター・マガジン2001年4月号)
●ジョージ…ダン・フォルテによる1987年のインタビュー
米 『Guitar
Player』 誌に掲載されたもので、ビートルズのいくつかの曲でのギター・プレイや、ギターの面で影響を受けたミュージシャンなどについて語っている。また、こちらでもクリームの「Badge」での共作内容の話が出ている。
(ギター・マガジン1988年2月号)
●ポール…トム・マルハーンによる1990年のインタビュー
自分のベース奏法についての他、ベース以外のギターについての思い、お気に入りのギタリスト、カール・パーキンスとの「Get
It」での共演などについて語っている。
(ギター・マガジン1990年12月号)
出版社HP
ROCK GIANTS
70'S
1993年、ロッキング・オン刊。245ページ。
大物ミュージシャンが1970年代に残したインタビューを集めたもの。
ロッキング・オン発行の雑誌に掲載された以下のインタビューを再録。
●ポール…アンソニー・ディカーティスによる1987年のインタビュー(『Cut』
1992年7月号)
ビートルズのCD化にちなみ、ビートルズ時代や解散のゴタゴタの話、ジョンの死、ビートルズの曲の版権などについて語っている。
(もとは米
『Rolling Stone』
誌に掲載されたもの)
●ジョージ…マーク・ローランドによる1989年(たぶん)のインタビュー
自分のギター・プレイ、トラヴェリング・ウィルベリーズ、ビートルズ時代、バングラデシュ・コンサート、
映画制作、一段落したビートルズ関連の訴訟、ジョンの死やポールとの関係…などについて語っている。
(もとは米 『Musician』
誌に掲載されたもの)
他に、1988年に放送されたラジオ番組 『ロスト・レノン・テープス』
についての記事もある。