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ビートルズ データ本

私の独断と偏見で選んでいます 

ビートルズ レコーディング・セッション

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1990年、シンコーミュージック刊。351ページ。マーク・ルーイソン(ルウィソーン)著。内田久美子訳。

EMIに保管されているマスター・テープとスタジオ使用の記録をすべて確認して書かれたビートルズの全レコーディングの記録。原書は1988年刊。

何月何日にどの曲の何テイクを録音して、決定テイクがどれで、そのテイクにどんな音を重ねて完成させ、その曲のレコーディングの際に何が起こったかというようなことが日記形式で延々と書いてある。
ビートルズの曲を聴いていて感じる疑問はこれを読めばだいたい解ける。

英語の原書 (『The Complete Beatles Recording Sessions』) はサイズが大きく、カラーを含めて写真も多数掲載されていたが、日本版ではほとんどカットされた(原書「350枚以上のカラー&白黒写真とイラストを収録」→日本版「100枚以上の写真とイラストを収録」)。

ビートルズのレコーディングに関しての基本資料であることは現在でも変わりがないが、その後の新事実の発見やマニアの研究などにより、この本の疑問点(基にした記録の不備や著者の知識不足などによる間違い)も指摘されている。

ザ・ビートルズ レコーディング・セッションズ 完全版

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2009年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。368ページ。マーク・ルーイソン著。内田久美子訳。

上の本の増補改訂版。サイズがA5判からB5判へ大きくなった。

出版元HP 

今回は著者ルーイソン(この表記が一番近いそうです)の追記はなく、日本側で独自に増補したもの。
旧版以降に発表された音源の情報を盛り込み、英語の原書を再確認して、同じ著者の 『ザ・ビートルズ全記録』 『ザ・ビートルズ・ワークス』(下記参照)
の情報も盛り込み、それらの誤訳も直し、原書にあった多数の写真を復活させている。

判型が大きくなって、その日に行った作業の部分が見やすくなった。

旧版に日本側でつけた「レコーディング・テクニックの解説」の章は削除(イラスト入りで、素人にはわかりやすかったのだが)。

その後、さらに一部の内容を改定した第2版が2012年9月26日発売になった。

ザ・ビートルズ全記録1(1957〜1964)

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1994年、プロデュース・センター出版局刊。223ページ。マーク・ルーイソン(ルイソン)著。ビートルズシネクラブ訳。

上の本を書いた著者が1992年に出したビートルズの活動記録。
レコーディングを含むすべての活動を日記形式で綴ったもので、もちろんレコーディングについての記述は上の本の方が詳しい。

第1巻には、1957年6月9日のクォリーメン最初の公式ライブから、1964年までの出来事を収録。

上下巻を買った人への全員プレゼントとして、別冊の「索引・データ集」がもらえた(全曲の録音日や、テレビ・ラジオ出演一覧、BBCラジオでの演奏曲目一覧など、けっこう利用価値の高い1冊)。

ザ・ビートルズ全記録2(1965〜1970)

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1994年、プロデュース・センター出版局刊。432ページ。マーク・ルーイソン(ルイソン)著。ビートルズシネクラブ訳。

第2巻には、1965年からポールのビートルズ脱退のニュースが新聞に載った1970年4月10日までを収録。

ザ・ビートルズ ワークス(1957〜1970)

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2008年、洋泉社刊。512ページ。マーク・ルーイソン(ルイソン)著。ザ・ビートルズ・クラブ訳。

『全記録』 の上下巻を合わせて判型を小さくした新装版。
表紙裏に「改訂」したと記述されているが、翻訳元の原書は上のものと同じ版なので、誤植の訂正くらいではないかと思われる。

この新装版のいいところ
・2冊が1冊になり、判型が多少コンパクトになった
・旧版では別冊かつ購入者プレゼント品になっていた索引・データ集が巻末に付けられた

逆に、見劣りするところ
・写真が大幅に減らされた
・旧版はレイアウトや文字の書体などに見やすい気配りが施されていたが、新版はかなりシンプルで、文字ばかりの印象を受ける

ここまでのルーイソンの著作が、今のところビートルズ研究の「定本」的評価を受けている。
ただし、「全記録」「ワークス」もすべてが正しく調査されているわけではなかろうから、他の資料も参照しながら利用するのが良いと思う。

ビートルズ・ダイアリー

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2000年、シンコーミュージック刊。303ページ。バリー・マイルズ著。松尾康治訳。

ビートルズとは60年代からなにかと親交のあるマイルズが1998年に出したビートルズの活動記録。
『全記録』 と同じコンセプトの本だが、後発ということもあり、以下の点が特色になっている。

1.それぞれの記述は簡素だが、『全記録』 より多くの範囲・日数(1934年2月18日の小野洋子の誕生から1970年5月20日の映画 『レット・イット・ビー』 イギリス公開まで。また 『全記録』 にない日の記載も多い)をカバーしている。
2.全ページに渡って大量の写真(本の真ん中の8ページ以外はすべて白黒)が掲載されていて、写真集としても楽しめる。

ビートルズの歩き方/ビートルズを歩こう!

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1995年

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2009年


マーク・ルーイソン(ルイソン)、ピート・シュローダーズ、アダム・スミス著の 『The Beatles' London』 の日本語版。

上:ビートルズの歩き方 1995年、プロデュース・センター出版局刊。142ページ。ザ・ビートルズ・クラブ訳。
   1994年出版のものの翻訳。
下:ビートルズを歩こう! 2009年、プロデュース・センター出版局刊。254ページ。ザ・ビートルズ・クラブ訳。
   2008年出版のものの翻訳。

ロンドン周辺のビートルズゆかりの地についてのガイド本で、居住地、レコーディング・スタジオ、ライブ会場、映画や写真を撮影した場所などについて、当時の様子と現在の様子を紹介している。

例えば、ビートルズのアルバムのジャケット写真を、いつどこでどのように撮影したかなどが細かく記載されており、旅行するしないにかかわらず、読み物として非常に面白い(『Abbey Road』 では撮影された全6枚の写真をイラストで紹介)。
上の 『全記録』 『ワークス』 を視覚的に補足する副読本になっている。

旧版と新版では、本のサイズが違うほか、内容が増補訂正されており、旧版は白黒だったが、新版は2色刷りカラー。また、新版では映画の撮影地と1968年7月28日のフォト・セッション「Mad Day Out」については一括にまとめられ、見やすくなっている(1968年7月28日のフォト・セッションの撮影順番に間違いがあったが訂正されている )。

ただし、掲載されている写真は旧版にあって新版にないものやその逆もあったり、旧版にあった日付ごとの索引がなくなっていたり、新版を買っても旧版が捨てられないのが困りもの。

ザ・ビートルズ 全曲バイブル 公式録音全213曲完全ガイド

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2009年、日経BP社刊。320ページ。『大人のロック!』編。

ビートルズ・ナンバーの全曲を、「レコーディング」という点を主軸に詳細に解説した研究書。録音日や使った楽器、エピソードなどを解説する本はこれまでにも出ていたが、 この本がユニークなのは、パソコンによる波形解析や、2つのバージョンをシンクロして再生するソフトを使用した分析がなされていること。

この方法だと耳だけではわからないレコーディングやミキシングの手順が推測できるようになる。またバージョン違いについてもさらに詳細に、正確に追求することが可能。

マーク・ルーイソンの 『レコーディング・セッション』 の内容やその後のマニアたちの調査研究を踏まえた、現時点でのビートルズのレコーディング研究の最新形。

本編の中心をなす全曲解説の前に、ビートルズの歴史をざっとたどる(全レコードのオリジナル・ジャケット写真を掲載)1章があり、巻末には補足解説(60年代の レコーディング手順/モノラルとステレオについて/ビートルズのデジタル化の歴史/パソコン解析について)がある。この補足解説もわかりやすい。

詳しい内容(出版社HP)

ビートルズ・ライヴ大百科

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1986年、CBSソニー出版刊。266ページ。マーク・ルーイソン(ルイソン)著。我妻広己訳。

ルーイソンが 『レコーディング・セッション』 の執筆を任されるきっかけになった研究書。

ビートルズのライブ(1957年6月9日のクォリーメンとしてのライブから1966年8月29日のキャンドルスティックでのコンサートまで)のデータをまとめた本。


ライブのデータ集としては、その後に以下のものも出ている。
■1999年 季刊誌 『ノーウェア』 Vol.18 特集「ザ・ビートルズ・ライブ」
■2012年 ムック 『ザ・ビートルズ 全パフォーマンス徹底解剖』 詳しい目次
出版元HP)
■2016年 ムック 『MUSIC LIFE ザ・ビートルズ ライブの時代』 
特に 『全パフォーマンス徹底解剖』 は、レコード以外のビートルズのパフォーマンス(ライブ、TV、ラジオ、映画、プロモ・フィルム)に加え、TVアニメ 『ザ・ビートルズ』 の全話リストまで掲載している。

発行が新しいものほど情報が更新されて正確になっている。

ザ・ビートルズ BBCアーカイブズ 1962-1970

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2014年、河出書房新社刊。336ページ。ケヴィン・ハウレット著。広田寛治監修。

ビートルズ(グループおよび個人)が1962年〜1970年までに出演したBBCのテレビ・ラジオ全番組をまとめた本。原書は2013年刊。

出演番組の概要や背景、出演時のエピソードなどを関係者からの取材で明らかにしながら、各番組で行われたビートルズへのインタビュー49本、BBCの内部資料38点、130枚以上の写真も掲載。

特典として、デビュー前にBBCへ送られたビートルズの履歴書、オーディション時の評価が記入された「成績表」、「A Day In The Life」が放送禁止になった時の手紙、番組進行表、プレス向けのグループ・ポートレイトなど7枚の復刻書類を、BBCに保存されていた紙ファイルの複製に収納して添付している。

マスター・テープと保存箱を模した凝ったデザインのオールカラー大型本(26.5cm×26.5cm)。

【目次】 ※各年ごとの章末に全演奏曲を含む「テレビ・ラジオ出演完全リスト」が付いている
はじめに
1962:ヒア・ウィ・ゴー - 初めて電波に乗る/1963:ポップ・ゴー・ザ・ビートルズ - 斬新なトークで魅了/1964:トップ・ギア - 飛ぶ鳥を落とす勢い/1965:ザ・ビートルズ・アブロード - ラジオ・セッションの終焉/1966:アット・ザ・フォノグラフ - ソロでの出演へ/1967:ホエア・イッツ・アット - テレビで世界をひとつに/1968:リリース - 激動の時代のメッセージ/1969:シーン・アンド・ハード - 4人のビートルの声/1970:ザ・ビートルズ・トゥデイ - 夢は終わったのか
演奏曲の全貌/BBCラジオ・セッションの録音/BBC関連音源の収録盤/参考文献/索引

ザ・ビートルズ大全

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2004年、河出書房新社刊。543ページ。広田寛治編。

ビートルズとソロの全作品(参加作品も含む音源、映像)、チャート記録、Who's Who、楽器、本、カバー曲、ウェブ・サイトと、一冊で多くの情報が得られるデータ本。

写真はアルバムやビデオのジャケットのみにとどめ、文字で埋め尽くされている。

【目次】
ザ・ビートルズ&ソロ 事件簿&年譜/記録集/フーズ・フー
ザ・ビートルズ全作品集/ジョン・レノン全作品集/ポール・マッカートニー全作品集/ ジョージ・ハリスン全作品集/リンゴ・スター全作品集
メンバーの参加・登場作品集
ザ・ビートルズ カバー盤ガイド/楽器ガイド
ザ・ビートルズ&ソロ 聴き比べガイド/ブック・ガイド/ウェブ・ガイド

ザ・ビートルズ コンプリート・ワークス1 (レコード・コレクターズ増刊)

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1998年、ミュージックマガジン刊。207ページ。

雑誌 『レコード・コレクターズ』 のアルバムごとの特集をまとめて、書き下ろしの記事も加えたもの。第1巻はデビューから 『Help!』 まで。

各アルバムをさまざまな視点から考察した小論とアルバム全曲解説、関連事項についての記事などで構成されているが、何といってもバージョン違いに関する記事が有名。 耳による聴き比べの中ではこれまでで最も詳しく調査されている。

グラビア・ページにオリジナル盤やレア・アイテムのカラー写真を掲載。

他に、亀渕昭信インタビュー、この時期のシングルとEP、アルバム未収録曲、日本とアメリカの編集盤、『At The Hollywood Bowl』 『Live At The BBC』 『Anthology 1』 についての記事もある。

目次(出版社HP)

ザ・ビートルズ コンプリート・ワークス2 (レコード・コレクターズ増刊)

タワーレコード


1999年、ミュージックマガジン刊。

第2巻は 『Rubber Soul』 から 『Magical Mystery Tour』 まで。

グラビア・ページにオリジナル盤やレア・アイテムのカラー写真を掲載。

他に、来日公演徹底研究(加山雄三インタビューも)、 この時期のシングルとEP、アルバム未収録曲、アメリカ編集盤、クラウス・フォアマンとロバート・ウィタカーのインタビュー、『Oldies』 『Anthology 2』 についての記事もある。

バージョン違いの書き下ろし記事として「抱きしめたい」の3つのステレオ・ミックスについての解説あり。

目次(出版社HP)

ザ・ビートルズ コンプリート・ワークス3 (レコード・コレクターズ増刊)

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2000年、ミュージックマガジン刊。

第3巻は 『The Beatles』 から 『Let It Be』 まで。

グラビア・ページにオリジナル盤やレア・アイテムのカラー写真を掲載。

他に、松本隆インタビュー、解散後の英米編集盤とボックス・セット、『Yellow Submarine Songtrack』 のリミックス内容解説、『Anthology 3』、ビートルズの映画・ビデオ・本についての記事もある。

目次(出版社HP)

ザ・ビートルズ ソロ・ワークス (レコード・コレクターズ増刊)

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1997年、ミュージックマガジン刊。304ページ。

雑誌 『レコード・コレクターズ』 の4人の特集をまとめて、書き下ろしの記事も加えたもの。各人の歴史、アルバム解説、映像作品、参加作品、関連人名録など。4人が関わったレーベル(アップル、ダークホース、リング・オー)についても触れられている。

ポールとリンゴに関しては、この時点までの参加作品について最も詳しく記載されている(ジョンとジョージは下の 『全仕事』 の方がべター)。
『レコード・コレクターズ』 お得意の「アルバム未収録曲ガイド」も参考になる。

カラーページにシングル盤のジャケット写真を掲載。

目次(出版社HP)

ジョン・レノン全仕事

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文庫第1巻

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文庫第2巻


2010年、小学館刊。第1巻477ページ。第2巻475ページ。ザ・ビートルズ・クラブ編・著。

老舗のファンクラブが編纂したジョンに関する全データ。

ビートルズ時代を含むあらゆるデータ(年表と生い立ち、音楽・映像・文章など全ての作品、ライブ、テレビ・ラジオ出演、楽器、関係者など)を集約。

2001年に出た1冊の単行本を、1968年を境に全2巻に分け、増補版として小学館から文庫化されたもの。

【文庫版の目次】
■第1巻(1940-1967) ア・ハード・デイズ・ナイト 世界を抱きしめて
ジョン・レノンの魅力/ジョン・レノンの軌跡/ジョン・レノンのライブ活動(クオリーメン&ビートルズ1959〜1966)/ジョン・レノンのギター/ ジョン・レノンの音楽作品(ビートルズ1960〜1967)/ビートルズのチャート/ジョン・レノンの映画・ビデオ作品(ビートルズ1960〜1967)/ジョン・レノンのアート作品と著作/ジョン・レノン・ピープル
■第2巻(1968-1980) イマジン 時を超えて
ジョン・レノンの魅力/ジョン・レノンの軌跡/ジョン・レノンのライブ活動/ジョン・レノンのギター/ ジョン・レノンの音楽作品/ジョン・レノン・チャート/ジョン・レノンの映画・ビデオ作品/ジョン・レノンのアート作品/アートとしてとらえるジョン・レノンの平和活動/ジョン・レノン・ピープル/ジョン・レノンの軌跡 1981〜2010

元の単行本はこちら。
2001年、プロデュース・センター出版局刊。318ページ。
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2001年刊 

ジョン・レノン 魂のサウンド (大人のロック!特別編集)

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2010年、日経BP社刊。116ページ。

2010年のリマスター再発に合わせて出たムック。

ページ数は少ないが、オールカラーで基本的なデータは網羅されており、入門編に良いかも。

【目次】
プロローグ
彷徨するジョン・レノン魂のサウンド/優れた直感力と音楽への絵画的・映像的アプローチ/ジョンが全身でロックンロールを鳴らしたとき/自分を信じ、未来を信じ続けたジョン

Part 1 リマスター盤2010の全貌
ジョンの魂/イマジン/サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ/マインド・ゲームス/心の壁、愛の橋/ロックン・ロール/ダブル・ファンタジー/ミルク・アンド・ハニー/ダブル・ファンタジー:スリップド・ダウン /ジョン・レノンBOX/ジョン・レノンBOX「ホーム・テープス」/ジョン・レノンBOX「シングルズ」/ザ・ヒッツ〜パワー・トゥ・ザ・ピープル/ギミ・サム・トゥルース
Part 2 レコーディング
ソロ時代のレコーディング/関連アルバム(アウトテイク集、既発ベスト盤)/関連映像(ビデオクリップ集)/ジョンの映画(『イマジン』 と 『イマジン(オリジナル・サウンドトラック)』)
Part 3 ライブ&テレビ・パフォーマンス
ソロの時代のライブ&テレビ・パフォーマンス/ジョンの映画(『ジョン・レノンの僕の戦争』 と 『PEACE BED アメリカ vs ジョン・レノン』)
Part 4 アート活動
ジョンのアート活動/ジョンの著作
Part 5 リマスター盤完全対応公式発表全曲・全バージョン 完全ガイド
ジョン・レノンの作品(127曲)/ヨーコとの共同前衛作品(9トラック)/会話等の音源(18トラック)/ヨーコの単独ボーカル作品(32曲)/ザ・ビートルズの作品(17曲)

■ザ・ビートルズ関連情報

詳しい内容(出版社HP)

ジョン・レノン大百科

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1993年、ソニー・マガジンズ刊。205ページ。ジョン・ロバートソン著。速水 丈+奥田祐士訳。

1990年刊の 『The Art & Music Of John Lennon』 の日本語版。

ジョンが生涯に作った全作品のうち、存在が確認されているものを年代順に解説したもの。
『ビートルズ レコーディング・セッション』 のような詳しさはないが、音楽作品のみではなく、映像作品やテレビ出演、雑誌への寄稿なども含まれている。

本の半分はビートルズ時代の作品で占められており、この点は他にもっと詳しい書籍が出ているし、日付などのデータも100%正確というわけではないが、ジョンの場合、ラジオ番組 『The Lost Lennon Tapes』 で公になったデモ音源の類が多いので、時期を確認するには便利。

付録で記載されているインタビューや書簡についてのまとめは本当にオマケ程度。

【目次】
イントロダクション
1. 50年代〜1961年12月/2. 1962年1月〜1963年2月/3. 1963年3月〜1964年3月/4. 1964年4月〜1965年9月/5. 1965年10月〜1966年8月/6. 1966年9月〜1967年8月/7. 1967年9月〜1968年5月/8. 1968年5月〜12月/9. 1969年1月〜9月/10. 1969年9月〜1970年12月/11. 1971年1月〜8月/12. 1971年9月〜1973年4月/13. 1973年5月〜1974年8月/14. 1974年10月〜1978年末/15. 1978年末〜1980年12月
付録1. インタヴュー/2. 書簡/3. ディスコグラフィー

ポール・マッカートニー 心のサウンド 全活動・全作品パーフェクトブック (大人のロック!特別編集)

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増補版

旧版


2013年、日経BP社刊。148ページ。
2015年に増補版が出た。

上のムックのポール編で、ポール個人の総合的なデータ本としては今のところこれがベストか。

【目次】
プロローグ 新たなワールド・ツアー
みんなのところへ飛んでいくよ!/音も映像も蘇った 『ロックショウ』/『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』 がさらに豪華に

Part 1 心のサウンド その魅力と足跡
【魅力】
ポール・マッカートニー音楽人生考/パフォーマーとしてのポール考/KANインタビュー「僕の曲作りの基本はポール・マッカートニー」/ 作曲家ポール・マッカートニー考/作詞家ポール・マッカートニー考/ポール・マッカートニーのラブソング考/ポール・マッカートニーのメッセージソング考
【入門編 早わかりポール】
ポール・マッカートニーの人生 EPISODE20/ヒット曲から入るマッカートニー名曲の森/ポールの音と映像の世界に遊ぶ/ソロ・ウイングス時代のプロモクリップ一覧
Part 2 オリジナルアルバム&シングル徹底ガイド
ポール・マッカートニー/ラム/ウイングス・ワイルド・ライフ/レッド・ローズ・スピードウェイ/バンド・オン・ザ・ラン/ヴィーナス・アンド・マース/ スピード・オブ・サウンド/ロンドン・タウン/バック・トゥ・ジ・エッグ/マッカートニーII/タッグ・オブ・ウォー/パイプス・オブ・ピース/ヤァ!ブロード・ストリート/ プレス・トゥ・プレイ/バック・イン・ザ・U.S.S.R./フラワーズ・イン・ザ・ダート/オフ・ザ・グラウンド/フレイミング・パイ/ラン・デヴィル・ラン/ドライヴィング・レイン/ ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード/メモリー・オールモスト・フル/キス・オン・ザ・ボトム/アーカイヴ・コレクション
コラム
リンダのアルバム 『ワイド・プレイリー』
/映画やオムニバス盤への提供曲
/他アーティストとのコラボ作品
/未発表曲を集めた未発表アルバム 『COLD CUTS』/インタビューアルバム
Part 3 パフォーマンス&関連作品ガイド
ウイングス時代 1972-1974/ウイングス時代 1975-1976/ウイングス時代 1979/模索期 1985-1988/マッカートニー・バンド 1989-1990/マッカートニー・バンド 1991-1993/模索期 1995-1999/マッカートニー・バンド 2001-2002/マッカートニー・バンド 2002-2003/マッカートニー・バンド 2004-2005/マッカートニー・バンド 2006-2012/ライブ盤シングル一覧
Part 4 マルチアーティストとしての全作品ガイド
クラシック音楽作品/変名・アンビエント・リミックス作品/絵画・文学・映画など/製作に携わった映画作品一覧

■ビートルズ関連情報

【増補版での追加】 計37ページ
◎雑誌 『大人のロック!』 に掲載されたポールの日本公演関連の特集3本
 1. ワールド・ツアーへのカウントダウン(2008年秋号)
 2. アウト・ゼアー ジャパン・ツアー2013 日本公演を極める(2013年秋号)
 3. 日本公演2013レポート 絶好調!ポール・マッカートニー(2014年春号)
◎2013年6月〜2015年2月末までのポールの活動と作品
 1. アウト・ゼアー ジャパン・ツアー2015「帰って来る!ポール・マッカートニー」
 2. アルバム徹底ガイド 『NEW』
 3. アーカイヴ・コレクション(『ヴィーナス・アンド・マース』 ほか3作品)
 4. 追補 2014-15(オリジナルアルバム関連以外のシングルやコラボ作品)

ポール・マッカートニー (THE DIG スペシャル・エディション)

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増補版

旧版


2013年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。164ページ。

ポールのライブにスポットを当てて作られたムック。 

後半のライブ・データは、ビートルズ解散後の全ツアーおよび単発の企画でのライブ演奏のセット・リストに加えてテレビ番組や映画出演時の演奏も詳しくまとめられており、 さらにそれを収録した音楽・映像ソフトも(部分的にしか収録されていないものも含めて)かなり細かく紹介されている。

2012年に初版が出て、ポール来日の2013年11月にその後のデータと2011年のインタビューを追加した増補版が出た。

シンコーのムックは 『ミュージック・ライフ』 の過去記事復刻がメインのものが多いが、これは珍しく(すいません)非常に資料性の高い文献。

目次(出版社HP)

ジョージ・ハリスン全仕事

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2002年、プロデュース・センター出版局刊。403ページ。ザ・ビートルズ・クラブ編・著。

ジョージの死去を受けて出たジョージに関する全データ。
ビートルズ時代のデータや、全参加作品も含まれている。

ただし2002年に出たアルバム 『Brainwashed』 やその後の編集盤、映像作品などは含まれていない。

【目次】
ジョージ・ハリスンの魅力 / ジョージ・ハリスンの軌跡 / ジョージ・ハリスンのライブ活動(デビュー前、ビートルズ、ソロ)/ ジョージ・ハリスンの使用楽器 / ジョージ・ハリスンの音楽作品(ビートルズのアルバムとシングル、ソロのアルバムとシングル、トラベリング・ウィルベリーズ、オムニバス盤、ダーク・ホース・レコーズ、 未発表音源、楽曲提供・セッション・プロデュース、チャート記録)/ ジョージ・ハリスンの映画・ビデオ作品(出演映画・テレビ、プロモーション・ビデオ、市販ビデオ)/ ジョージ・ハリスン・ピープル / ジョージ・ハリスンの手がけた書籍

オール・シングス・アバウト・ジョージ・ハリスン (レコード・コレクターズ増刊)

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2002年、ミュージックマガジン刊。160ページ。

ジョージの死去を受けて、雑誌 『レコード・コレクターズ』 の増刊として出たムック。

データ的には一通り押さえられているが、多彩な執筆者が参加しており、読み物としての魅力の方が強いか。

目次(出版社HP)

2021年に同じ内容で再販されている。
復刻版 オール・シングス・アバウト・ジョージ・ハリスン(アマゾン)

ジョージ・ハリスン 至福のサウンド (大人のロック!特別編集)

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2014年、日経BP社刊。132ページ。

ジョン、ポールと出てきたシリーズのジョージ編。

【目次】
プロローグ
◎その魅力と足跡 : ジョージの人生/<インタビュー>中村正俊、仲井戸麗市、小堀裕之/「サムシング」の魅力/ジョージと映画界
◎入門編 早分かりジョージ : ジョージの人生エピソード10/代表作が誘うジョージの世界/ジョージのプロモクリップ一覧

Part 1 オリジナルアルバム&シングル徹底ガイド
ビートルズ/不思議の壁/電子音楽の世界/オール・シングス・マスト・パス/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド/ダーク・ホース/ジョージ・ハリスン帝国/33 1/3/慈愛の輝き/想いは果てなく〜母なるイングランド/ゴーン・トロッポ/クラウド・ナイン/ブレインウォッシュド/トラヴェリング・ウィルベリーズ Vol.1/トラヴェリング・ウィルベリーズ Vol.3
Part 2 ライブパフォーマンス徹底ガイド
ザ・ビートルズ・ライブ!/1960年代その他のライブ/バングラデシュ難民救済コンサート/1974年北米ツアー/1970年代その他のライブ/1980年代のライブ/ 1991年日本公演/1992年ロンドン公演/1990年代その他のライブ
Part 3 関連作品徹底ガイド
書籍・映像の伝記作品/オムニバス参加作品/ダーク・ホース・レコード/ハンドメイド・フィルムズ/ジョージへのトリビュートライブ/ラヴィ・シャンカールとの共同作品
Part 4 公式発表全曲・全バージョン 完全ガイド
ジョージのソロ・オリジナル曲(143曲+α)/ビートルズ時代のオリジナル曲(25曲)/カバー(23曲)/共演作品(11曲)/トラヴェリング・ウィルベリーズのオリジナル(23曲)/ トラヴェリング・ウィルベリーズのカバー(4曲)/ジョージの作品に収録されている他のミュージシャンの演奏(15曲)/語り(2トラック)

■ビートルズ関連情報

リンゴ・スター&ザ・ビートルズ (THE DIG スペシャル・エディション)

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2013年、シンコーミュージック・エンタテイメント刊。148ページ。

2013年のリンゴ来日に合わせて出版されたムック。

半分はこれまでのオール・スター・バンドのデータ集で、参加メンバーや公演地、セットリストなどを掲載。残り半分は2000年に入ってからのビートルズ関係のニュースや商品の紹介。

オール・スター・バンドのデータは重宝するものの、それ以外のリンゴのデータはオマケ程度でしかない。

目次(出版社HP)

全世界公式盤 / ザ・ビートルズ・アルバム・ビジュアル・ブック

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2000年、リットーミュージック刊。127ページ。プロデュース・センター / ノーウェア編集室編・著。

イギリス・オリジナル・アルバム12作品(EPの 『Magical Mystery Tour』 を除く)それぞれの世界各国盤のジャケットやレーベル写真、レコード番号や発売日データを掲載。オールカラー。

対象はアナログ盤のみ。

季刊誌 『ノーウェア』 の連載をまとめたもの。

ビートルズUK盤コンプリート・ガイド[増補改訂版]

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2022年、音楽出版社刊。288ページ。井上ジェイ著藤本国彦編集、保科好宏監修。

ビートルズのアナログ盤(ソロは含まず)のうち、イギリスで発売されたものに絞って、すべてのLP、EP、シングルの写真や、プレスごとの微妙な違い、ジャケットや内袋の形状など細かい情報が掲載されている。

完全にコレクター向けの内容で、ほとんどのページにひたすらレーベルの写真が並んでいる。ジャケットについては見開きのものでも写真は表裏しか掲載されていない。

下の 『UKアナログ盤ガイドブック』 よりさらにマニアックな内容になっている。

2011年に初版が出たのち、2022年に増補改訂版が出た。32ページ増量になっており、初版以降のリリース作品が追加されている。

主な内容(出版元HP)

初版(アマゾン)

ビートルズ UKアナログ盤ガイドブック

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2003年、ストレンジ・デイズ刊。176ページ。和久井光司著。

ビートルズとソロの英オリジナル・アナログ盤のアートワーク、レーベルの写真をたっぷり掲載したオールカラーのムック。
ザ・ビートルズ 日本盤ディスコグラフィ

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1986年、シンコーミュージック刊。168ページ。ピーター・インガム著。三井 徹監修。

日本の大学で教員をしていた著者による日本盤アナログ(一部CDも)のカタログ本。
ビートルズのオリジナル・アルバムCD化の前年で、それまで出ていた編集盤のほとんどが廃盤になった時期に出版された。

解散後も含めて東芝から出たビートルズの全アルバム・シングル・EPに加え、テイチク、ポリドールやビクターから出ていた関連盤も含めたジャケットの写真(とてもきれいに撮影・印刷されている)と、 発売日やレコード番号などのデータを掲載。巻末にはバージョン違いにも触れた全曲インデックス付き。

よく調べられてはいるが、ジャケットの写真が表と裏だけ(2枚組の見開きなどの写真がない)なのと、何より「オビ」が全く無視されているのが残念。

ビートルズ海賊盤事典

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1985年、講談社刊。859ページ。松本常男著。

ビートルズの海賊盤のカタログ本。分厚い文庫本として発売された。
まだ海賊盤の世界でCDが一般的になる前の本なので、掲載されているのはすべてアナログ盤。

アルバム360枚、EP30枚、シングル31枚の海賊盤のジャケット・収録曲と解説に加え、海賊盤の歴史や業者のつながり、多くの海賊盤のソースとなった「ゲット・バック・セッション」の内幕、 ビートルズのバージョン違い全曲と収録アルバムなど、興味深い記事も掲載。

アルバム・ジャケットやピクチャー・レコードなどをカラーで掲載したページも楽しい。

【目次】
写真/ビートルズ物語/正規盤発売日リスト/用語説明/海賊盤とは…/海賊盤製造業者/アルバム(360枚)/レット・イット・ビー・フィルム・セッションの全貌/ コンパクト(30枚)/シングル(31枚)/テイク違い/曲目インデックス

地球音楽ライブラリー ビートルズ(増補改訂版)

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2002年、TOKYO FM出版刊。365ページ。速水丈監修。

ディスク・ガイド本。初版は1997年の刊行で、その後の情報を加えた改訂版がこれ。

ビートルズのレコードを紹介する本もいろいろあるが、周辺作品(オノ・ヨーコ、メンバーが設立したレーベルの作品)まで一通り収めてある点と、片手で見られる新書サイズなのが便利。

【目次】
ザ・ストーリー・オブ・ザ・ビートルズ / ザ・ビートルズディスク・ガイド(オリジナル・アルバム、アーリー・レコーディングス、オリジナル・シングル)/ ジョン・レノン・ディスク・ガイド(アルバム、シングル)/ ポール・マッカートニー・ディスク・ガイド(アルバム、シングル)/ ジョージ・ハリスン・ディスク・ガイド(アルバム、シングル)/ リンゴ・スター・ディスク・ガイド(アルバム、シングル)/ ヨーコ・オノ・ディスク・ガイド(アルバム、シングル)/ アップル・レーベル・ディスク・ガイド / ダーク・ホース・レーベル・ディスク・ガイド / リング・オー・レーベル・ディスク・ガイド / 映像作品 / アーティスト・アンド・アルバム・インデックス

ビートルズ&アップル・マテリアルwithブリティッシュ・ビートニクス(増補新装版)

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2005年、ストレンジデイズ刊。373ページ。和久井光司著。

ディスク・ガイド本。初版(アマゾン)は1992年、改訂版(アマゾン)が2002年に出て、さらに2005年に出た改訂版がこれ。

周辺作品の範囲を上の本よりさらに広げて、ビートル一家(ジョンの息子たち、ジョージ・マーティンら)、ブリティッシュ・ビートニクス(ポールの弟マイケル周辺、ボンゾ・ドッグ・バンド)、 モンティ・パイソン関連までをカバーしているのが特色。上の本が紙面の都合でカットした参加作品の項もある。

映像ソフトについては概要を述べているだけで、データとしては上の本の方が詳しい。

ポール・マッカートニーUK盤コンプリート・ガイド

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2014年、音楽出版社刊。272ページ。井上ジェイ/藤本国彦著。

上の 『ビートルズUK盤コンプリート・ガイド』 のポール編。

ポールのソロ作(ウイングスを含む)のうち、イギリスで発売されたものに絞って、すべてのLP、EP、シングル、CDの写真や、プレスごとの微妙な違い、ジャケットや内袋の形状など細かい情報が掲載されている。

ひたすらレーベルの写真が並んでいたビートルズ編と違い、ジャケットの写真も多数掲載されているので、コレクターでなくても楽しめる。

主な内容(出版元HP)

ジョージ・ハリスンUK盤コンプリート・ガイド

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2015年、音楽出版社刊。176ページ。井上ジェイ/藤本国彦著。

上の 『ビートルズUK盤コンプリート・ガイド』 のジョージ編。

ジョージのソロ作のうち、イギリスで発売されたものに絞って、すべてのLP、EP、シングル、CDの写真や、プレスごとの微妙な違い、ジャケットや内袋の形状など細かい情報が掲載されている。

ポール編同様、ジャケットの写真も多数掲載されている。

参加作品やダーク・ホース・レーベルの作品も含む。

主な内容(出版元HP)

Beatles gear: ビートルズ・ギア

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改訂版


アンディ・バビアック著。256ページ。
初版 : 2002年、リットー・ミュージック刊。坂本信 訳。
新装・改訂版 : 2014年、DU BOOKS刊。ザ・ビートルズ・クラブ 監修・訳

ビートルズがその活動中に使用した楽器のデータやエピソードなどを調べ上げた楽器事典。

私は楽器に詳しくないので、この本がいいのか悪いのかよくわからないのですが、労作であることは間違いなさそうです。

アマゾン 2002年の初版  新装・改訂版との違いは外装と翻訳のようである。

The Beatles Book's Book 書籍/パンフレット編

 


2001年、バロック出版刊。227ページ。

海賊盤の情報を扱っていた雑誌 『GOLD WAX』 の別冊として出たムック本。上巻は赤い表紙。

1964年に初めて紹介されて以来、1996年までに日本で出たビートルズの情報が載った出版物を表紙写真とともにリスト化したもの。

何度か復刻版が出ている映画パンフレットなどは、版ごとの識別法なども解説してくれている。

カラー口絵:1966年来日公演パンフレットほか
書籍・文庫本 : 457冊
写真集 : 52冊
パンフレット : 164冊
会報誌・非売品・付録など : 119冊

The Beatles Book's Book 雑誌編

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2001年、バロック出版刊。320ページ。

ビートルズ書籍リストの雑誌編。ビートルズの特集やそれなりの大きさの記事を掲載した日本の雑誌(1964年〜1996年)のリスト。下巻は青い表紙。

書籍編と同様、一冊残らず収録されているわけではないものの相当な量をカバーしており、他にここまでやった人がいないので貴重な記録ではある。

カラー口絵:1966年来日公演当時の関連記事掲載誌ほか
一般週刊誌・月刊誌 : 458冊
音楽雑誌 : 683冊
GOLD WAX : 68冊


似たようなコンセプトで331冊を掲載したムック 『THE BEATLES BOOKバイブル』(アマゾン)も2012年に出ている。

ポール・マッカートニー・ニュース・コレクション

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1980年、やじろべえ社刊。96ページ。

1980年1月16日の日本でのポール逮捕について、当時の日本と海外の新聞・雑誌の記事、日本のテレビでの報道を可能な限り集めたもので、 ファンクラブが作ったパンフレットみたいな作りの本。

テレビ番組(ニュースおよびワイドショー)の画面を大量に撮影した写真とともに、内容(キャスターの発言とか識者の意見とか)をすべて文章にするなど、徹底した収集ぶりに感心する。 著作権の観点からしても、今ではこんな本出せまい。

The Beatles Records on Vee-Jay: Songs, Pictures & Stories of the Fabulous Beatles Records on Vee-Jay (洋書)

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1998年、Four Ninety-Eight Productions Llc刊。242ページ。Bruce Spizer著。

ブルース・スパイザーという人のディスコグラフィ・シリーズ。アメリカで出たビートルズのレコードのデータを徹底的に網羅し、 ジャケットやレーベルはもちろんのこと、生産した工場の社内書類(プレス枚数などを記載)、宣伝資料やポスターまでカラーで掲載している。

この巻では、ファースト・アルバム 『Please Please Me』 とシングル 『From Me To You / Thank You Girl』 の販売権を得て、この収録曲を使ってキャピトルよりも早くアメリカでビートルズのレコードを何枚も出したレーベル「ヴィー・ジェイ」を扱っている。
(キャピトルは当初アメリカでビートルズが受けるとは思わず、再三のリリースの要求を退けていたので、ビートルズ側は仕方なくマイナー・レーベルからリリースした)

The Beatles Swan Song: She Loves You & Other Records (洋書)

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2007年、Four Ninety-Eight Productions Llc刊。280ページ。Bruce Spizer著。

ブルース・スパイザーのアメリカ盤ディスコグラフィ・シリーズ。

この巻では、シングル 『She Loves You / I'll Get You』 (とドイツ語バージョンも)を出したスワン・レーベルと、その他のレーベル(ユナイテッド・アーティスツ、デッカ、MGM、アトコ、ポリドール)、さらに解散後にキャピトル・レーベルで出た編集盤(『Rock'n'Roll Music』 『Love Songs』 『At The Hollywood Bowl』 など)を扱っている。

The Beatles' Story on Capitol Records, Part One: Beatlemania & the Singles (洋書)

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2000年、Four Ninety-Eight Productions Llc刊。226ページ。Bruce Spizer著。

ブルース・スパイザーのアメリカ盤ディスコグラフィ・シリーズ。

この巻では、アップル設立前にキャピトル・レーベルで出たビートルズのシングルを扱っている。

『I Want To Hold Your Hand』('64)から 『Lady Madonna』('68)まで。

The Beatles' Story on Capitol Records, Part Two: The Albums (洋書)

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2000年、Four Ninety-Eight Productions Llc刊。264ページ。Bruce Spizer著。

ブルース・スパイザーのアメリカ盤ディスコグラフィ・シリーズ。

この巻では、アップル設立前にキャピトル・レーベルで出たビートルズのアルバムを扱っている。

『Meet The Beatles!』('64)から 『Magical Mystery Tour』('67)まで。

The Beatles on Apple Records (洋書)

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2003年、Four Ninety-Eight Productions Llc刊。310ページ。Bruce Spizer著。

ブルース・スパイザーのアメリカ盤ディスコグラフィ・シリーズ。

この巻では、アップル・レーベルで出たビートルズのアルバムとシングルを扱っている。

シングル 『Hey Jude』('68)からベスト・アルバム 『赤盤』 『青盤』('73)までと、再びアップルのマークが付いた1990年代後半からのリリース作品( 『Live At The BBC』 〜 『1』 )が対象。

The Beatles Solo on Apple Records (洋書)

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2005年、Four Ninety-Eight Productions Llc刊。344ページ。Bruce Spizer著。

ブルース・スパイザーのアメリカ盤ディスコグラフィ・シリーズ。

この巻では、アップル・レーベルで出たメンバーのソロ・アルバムとシングルを扱っている。

ジョン … 『Two Virgins』('68)から 『Shaved Fish』('75)まで
ポール … 『McCartney』('70)から 『Venus And Mars』('75)まで
ジョージ … 『Wonderwall Music』('68)から 『Extra Texture』('75)まで
リンゴ … 『Sentimental Journey』('70)から 『Blast From Your Past』('76)まで

また、アップル所属アーティストの作品についても多少ページを割いている。

Beatles for Sale on Parlophone Records (洋書)

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2011年、Four Ninety-Eight Productions Llc刊。444ページ。Bruce Spizer著。

ブルース・スパイザーのディスコグラフィ・シリーズのイギリス盤編。

1962年から1970年までのビートルズ活動期にイギリスで発売されたアルバムとシングルおよびEPを扱っている。

Way Beyond Compare: The Beatles' Recorded Legacy, Volume One 1957-1965 (洋書)

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2003年(左の商品は2008年の再版)、Three Rivers Pr刊。416ページ。John C. Winn著。

現時点で存在が確認されているビートルズの音源すべてを解説した本の第一巻。
1958年7月6日のクオリーメンのライブから1965年11月30日のラジオ・インタビューまでを収録。

取り上げている音源は、コンサート、テレビ、ラジオ、スタジオ・セッション、インタビュー、記者会見、ニュースなどで、録音日時、場所、演奏曲、関係者などを詳細に解説。

公式ナンバーはレコードで発表された完成バージョンだけではなく、海賊盤 『Ultra Rare Trax』 の登場により聴けるようになったテイクごとの録音内容にも触れている。

索引とその音源が収録されているCD、LP類(海賊盤も含む)のカタログ付き。

データ部分を見るだけなら英語力はそれほど必要ない。

タイトルは「I Saw Her Standing There」に出てくる言葉。

Googleブックスで一部が読める。

That Magic Feeling: The Beatles' Recorded Legacy, Volume Two 1966-1970 (洋書)

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2009年、Three Rivers Pr刊。432ページ。John C. Winn著。

上の本の第二巻。1966年から1970年まで。

タイトルは「You Never Give Me Your Money」に出てくる言葉。

Googleブックスで一部が読める。

Get Back / Unauthorised Chronicle of The Beatles' Let It Be Disaster (洋書)

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Helter Skelter Publishing刊。248ページ。Doug Sulpy / Ray Schweighhardt共著

入手できる限りのゲット・バック・セッションの音源を時系列に並べ、全曲およびセッション中に交わされた会話の内容を解説した研究本。

1994年に 『Drugs, Divorce, And A Slipping Image』 のタイトルで出版されたものが初版で、その後改題され何度か出た増補改訂版のうちの一つ。
2007年末になってタイトルを 『Drugs,…』 に戻した最新版が出たが日本のアマゾンにははない。
著者のサイト( https://www.dougsulpy.com/ )でPDF版が買えたが現在は行っていない模様。

初版の方の内容は、日本ではビートルズ・クラブの出版していた季刊誌 『ノーウェア』 のVol.8(1995年12月発売)からVol.21(2003年6月発売)まで13回にわたって連載され(Vol.19は休載)、日本語で読むことができる。

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