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ポール・マッカートニーのソロを(できるだけ)全部聴く 1970年代

一般向けにリリースされた商品でないもの(プロモ盤など)は基本的に無視しています

2010年から発売されているリマスター・シリーズに収録の未発表音源などについてはポールのリマスター盤のページで

The Family Way [オリジナル・サウンドトラック]
日本盤CD 『ふたりだけの窓』


1966年の映画(邦題 『ふたりだけの窓』)のサントラ。ポール初のソロ・プロジェクト。
ポールは「Theme From The Family Way」「Love In The Open Air」の2曲の元メロディを作曲したのみで、サントラ盤にはそれを編曲したバリエーションが全13曲収録された。

演奏はジョージ・マーティン・オーケストラ。

この映画のサントラ盤はなかなかCD化されず、ポール作曲のメロディをクラシック風にアレンジしたものを収録したCDが2度出た(リンク先はアマゾン)

1995年 The Family Way クラシック・ギターとストリングス主体
2000年 Sir Paul Mccartney's Liverpool フルート四重奏

オリジナル・サントラ音源は2003年にようやくCD化(ただし盤起こし)。LPと同内容の全13曲に、上の2枚からこの映画の曲だけを追加収録した限定盤。
2003年 The Family Way 

2011年7月には英オリジナル・ジャケットのデザイン、オリジナル・マスター音源でCD化(左の商品)。LPと同内容の全13曲に、「Theme From The Family Way」の未発表ステレオ・シングル・ミックスを追加収録。
2014年に日本盤(アマゾン)が出た。

ちなみに、英米で発売されたシングルに収録の「Theme From The Family Way」と「Love In The Open Air」はアルバムとは別バージョンで、英米でそれぞれ異なる録音(どちらもモノ)。

McCartney
日本盤CD 『ポール・マッカートニー』


1970年のファースト・ソロ・アルバム。

1. The Lovely Linda / 2. That Would Be Something / 3. Valentine Day / 4. Every Night / 5. Hot As Sun/Glasses / 6. Junk / 7. Man We Was Lonely // 8. Oo You / 9. Momma Miss America / 10. Teddy Boy / 11. Singalong Junk / 12. Maybe I'm Amazed / 13. Kreen-Akrore

ほとんど一人で録音された作品で、必殺の名曲「Maybe I'm Amazed」などはあるものの、
途中で終るデモみたいな曲や、ジャム・セッションみたいなインストも多く、ポールらしい美しいメロディを期待した人からは「なんじゃ、これ」という反応を受けた。

しかしこのアルバムは、当時ビートルズの中で孤立し、家族だけが心の支えだったポールの心境を映すような物哀しさとアットホームな雰囲気に満ちており、意外とポール・ファンの人気は高い。

【日本盤CD発売歴】 リンクはアマゾン
1987.7.22 CP32-5454  初CD化 ボーナス・トラックなし
1993.3.24 TOCP-7617  新装再発(Super Masters シリーズ)
1993.7.28 TOCP-7851  「ザ・ポール・マッカートニー・コレクション」としてリマスター ボーナス・トラックなし
1995.11.8 TOCP-3124  上のオビ新装(Cool Price シリーズ)(左の商品)
1999.8.25 TOCP-65500  紙ジャケット化(日本のみ) ボーナス・トラックなし
2011.6.22 & 8.17
 レコード会社を変えてリマスター再発 デラックス盤には未発表音源を追加 通常盤はボーナス・トラックなし

ハイレゾ販売 e-onkyo (flac 96kHz/24bit) ボーナス・トラック7曲入り

Ram
日本盤CD 『ラム』


1971年。リンダと共同名義。

1. Too Many People / 2. 3 Legs / 3. Ram On / 4. Dear Boy / 5. Uncle Albert/Admiral Halsey / 6. Smile Away // 7. Heart Of The Country / 8. Monkberry Moon Delight / 9. Eat At Home / 10. Long Haired Lady / 11. Ram On / 12. The Back Seat Of My Car

前作の不評への反発か、「これならどうだ」というくらいに音が重ねられており、曲調もバラエティに富んでいる幕の内弁当的な1枚。

やりたいことをやりたいようにやったという印象が強く、「Long Haired Lady」とか「The Back Seat Of My Car」のように、あふれ出るメロディをそのままつむいでいったような、ちょっと偏執的ともいえる曲はこのアルバムでしか聴けない。

バージョン違いというほどのものでもないが、アルバム内で曲がつながっているもののうち、シングルで発売された「Uncle Albert/Admiral Halsey」は終わりがフェイド・アウト処理されており(いくつかのベスト盤に収録されている)、「Smile Away」はポールのカウントから始まる(未CD化)。


【日本盤CD発売歴】 リンクはアマゾン
1987.7.22 CP32-5455  初CD化 ボーナス・トラックなし
1989.12.20 TOCP-5981  新装再発
1993.7.28 TOCP-7852  「ザ・ポール・マッカートニー・コレクション」としてリマスター シングルのみで発表されていた「Another Day」「Oh Woman, Oh Why」を追加
1995.11.8 TOCP-3125  上のオビ新装(Cool Price シリーズ)(左の商品)
1999.8.25 TOCP-65501  紙ジャケット化(日本のみ) ボーナス・トラックなし
2012.5.30 レコード会社を変えてリマスター再発 デラックス盤には未発表音源を追加 通常盤はボーナス・トラックなし

ハイレゾ販売 e-onkyo (flac 96kHz/24bit) ボーナス・トラック8曲入り

Wings Wild Life
日本盤CD 『ウイングス・ワイルド・ライフ』


1971年。ウイングスのファースト。

1. Mumbo / 2. Bip Bop / 3. Love Is Strange / 4. Wild Life // 5. Some People Never Know / 6. I Am Your Singer / 7. Bip Bop Link / 8. Tomorrow / 9. Dear Friend / 10. Mumbo Link

まっさらな状態からバンドを始めたかったのか、1日で録音されたラフな音作りで、地味なアルバムだが、落ち着いた雰囲気の美しい曲が並ぶアナログ時代のB面(5〜10)が素晴らしい。

短いインストの7と10はアナログ時代は曲名の記載がなかったが、CD化の際に独立したトラックとなり、曲名も記載された。

【日本盤CD発売歴】 リンクはアマゾン
1988.2.5 CP28-1016  初CD化。シングルのみで発表されていた「Oh Woman, Oh Why」「Mary Had A Little Lamb」「Little Woman Love」を追加
1989.12.20 TOCP-5982  オビ新装
1993.7.28 TOCP-7853  「ザ・ポール・マッカートニー・コレクション」としてリマスター シングルのみで発表されていた「Give Ireland Back To The Irish」「Mary Had A Little Lamb」「Little Woman Love」「Mama's Little Girl」を追加
1995.11.8 TOCP-3126  上のオビ新装(Cool Price シリーズ)(左の商品)
1999.8.25 TOCP-65502  紙ジャケット化(日本のみ) ボーナス・トラックなし

iTunes では当初、CDのボーナス・トラックに加えて、シングル 『Give Ireland Back To The Irish』 のB面収録で未CD化だった同曲のインスト・バージョンが追加されていたが、現在はアルバム本編のみ(全10曲)の販売となっている。

Red Rose Speedway
日本盤CD 『レッド・ローズ・スピードウェイ』

1973年。ウイングスの2作目。

1. Big Barn Bed / 2. My Love / 3. Get On The Right Thing / 4. One More Kiss / 5. Little Lamb Dragonfly // 6. Single Pigeon / 7. When The Night / 8. Loup(1st Indian On The Moon) / 9. Medley: Hold Me Tight/Lazy Dynamite/Hands Of Love/Power Cut

これまでのソロ作に比べると非常に洗練された音作りで、緩急をつけたアルバムの流れが魅力。ラストのメドレーは圧巻。
「Yesterday」と並んで良くも悪くもポールを象徴する曲「My Love」を収録。

【日本盤CD発売歴】 リンクはアマゾン
1988.2.5 CP28-1017  初CD化 シングルのみで発表されていた「I Lie Around」「Country Dreamer」「The Mess(1972年8月21日のオランダでのライブ音源)」を追加
1989.12.20 TOCP-5983  オビ新装
1993.7.28 TOCP-7854  「ザ・ポール・マッカートニー・コレクション」としてリマスター シングルのみで発表されていた「C Moon」「Hi, Hi, Hi」「The Mess」「I Lie Around」を追加
1995.11.8 TOCP-3127  上のオビ新装(Cool Price シリーズ)(左の商品)
1999.8.25 TOCP-65503  紙ジャケット化(日本のみ) ボーナス・トラックなし

Wings Greatest
日本盤CD 『ウイングス・グレイテスト・ヒッツ』


輸入盤


1978年に出たベスト盤。 内容の詳細 

ベスト盤でしか聴けないシングル曲が2曲ある。

1973年のシングル「Live And Let Die」は、この盤を含め、ポールのどのベスト盤にも収録されている。

1974年のシングル「Junior's Farm」もほとんどのベスト盤に収録されているが、
この盤と 『All The Best』 の米盤と日本編集ベスト 『ザ・グレイテスト』 には4分20秒のオリジナル版、『Wingspan』 には3分1秒のDJエディットが収録されている。

【2014年11月10日追記】
「Junior's Farm」の4分20秒のオリジナル版は、2014年の 『Venus And Mars』 のリマスター盤のディスク2にも収録されました。

【日本盤CD発売歴】 リンクはアマゾン
1984.4.21 CP35-3114  初CD化 ボーナス・トラックなし
1989.12.20 TOCP-5989  新装再発
1993.7.28 TOCP-7859  「ザ・ポール・マッカートニー・コレクション」としてリマスター ボーナス・トラックなし
1995.11.8 TOCP-3132  上のオビ新装(Cool Price シリーズ)

Band On The Run
日本盤CD 『バンド・オン・ザ・ラン』


1973年。ウイングスの3作目。

1. Band On The Run / 2. Jet / 3. Bluebird / 4. Mrs Vandebilt / 5. Let Me Roll It // 6. Mamunia / 7. No Words / 8. Picasso's Last Words(Drink To Me) / 9. Nineteen Hundred And Eighty-Five

これまでポールのソロ活動を迷走気味と捉えていた人々をねじ伏せた傑作。ここからはビートルズ時代と並ぶ快進撃が続く。

アナログLPの発売当初より米盤には8曲目(アナログB面の3曲目)に「Helen Wheels」が追加された全10曲仕様だったので、1993年のリマスター盤で統一される前の米盤CDも10曲入りだった。

【日本盤CD発売歴】 リンクはアマゾン
1985.9.21 CP32-5038  初CD化 ボーナス・トラックなし
1988.12.21 CP43-5774  「エタニティ・ゴールドCD」シリーズ(ボーナス・トラックなし)
1993.3.24 TOCP-7618  新装再発(Super Masters シリーズ)
1993.7.28 TOCP-7855  「ザ・ポール・マッカートニー・コレクション」としてリマスター シングルのみで発表されていた「Helen Wheels」「Country Dreamer」を追加
1995.11.8 TOCP-3128  上のオビ新装(Cool Price シリーズ)(左の商品)
1999.10.27 TOCP-65504  紙ジャケット化(日本のみ) ボーナス・トラックなし
1999.4.9 TOCP-65180〜1  2枚組の25周年記念リマスター盤発売 シングルのみで発表されていた「Helen Wheels」を追加
2010.11.3 & 17 レコード会社を変えてリマスター再発 デラックス盤にはシングルのみで発表されていた「Helen Wheels」「Country Dreamer」「Zoo Gang」および未発表音源を追加。通常盤はボーナス・トラックなし

ハイレゾ販売 e-onkyo (flac 96kHz/24bit) ボーナス・トラック9曲入り

ポールの楽曲管理会社MPLのホームページで、「Jet」のカラオケ・バージョン(未商品化)が聴ける。
ホーム画面上部のメニューの「Search + License」をクリックし、楽曲検索のページで「Title」に「Jet」と入れて「Begin Search」ボタンを押すと右に結果が出るので、「Paul McCartney/Wings (Instrumental)」をクリックする。

1999年に発売された25周年記念リマスター盤。2枚組。

Disc1のアルバム本編は8曲目に「Helen Wheels」が追加された全10曲の米盤仕様。

Disc2の「音によるメイキング・ドキュメンタリー」にはこのセッションからの未発表曲がゾロゾロ…と思ったら、ほとんどがインタビューと最近のツアーのサウンド・チェック音源。がっくり。

Disc2で聴けるのは以下の音源
■Band OnThe Run(Nicely Toasted Mix)→ルーズに演奏されているバージョンの一部(1分ぐらい)
■Band OnThe Run(Barn Rehearsal, 1989/7/21)→完奏する
■Bluebird(Live Version, Australia 1975)→リハーサルをテープレコーダーで録ったみたいな感じ(55秒)
■Jet(Berlin Soundcheck, 1993/9/3)→完奏する
■Let Me Roll It(Cardington Rehearsal, 1993/2/5)→完奏する
■Helen Wheels(Crazed)→リミックスされたバージョン(ほぼ完奏する)
■Band OnThe Run(Strum Bit)→アコースティック・ギター弾き語りのようだが、すぐにインタビューがカブってしまうのでイントロしか聴こえない
■Picasso's Last Words(Acoustic Version)→1分ほどでフェイド・アウトする
■Band OnThe Run(Northern Comic Version)→アコースティック・ギター弾き語りでコミカルに歌っている(36秒)

このDisc2は、2010年発売のリマスター版 『Band On The Run』 の「スーパー・デラックス・エディション」にも(リマスターされて)付いている。

Band On The Run(5.1ch Surround)(DTS-CD)


1973年のアルバムを5.1chサラウンド化したもの。
8曲目に「Helen Wheels」が入った全10曲のアメリカ盤仕様。

デジタル出力付きのCDもしくはDVDプレーヤーとDTS対応のアンプ、スピーカー6個があれば聴けるが、「DVD‐Audio」ではなく、あくまで「DTS‐Disc」(入っているのはDTSデータのみ)。

ラストの「♪バ〜ンド・オンザ・ラ〜ン」が正面から右へ動いて右後方へ逃げて行きます。

1997年に発売されたが、1曲目の冒頭の音が少し(一拍分くらい)カットされるというミスがあり、その後に修正盤が出た。
ミス盤のレーベルは紫で、修正盤は黄色だが、パッケージ外側からはどちらの盤か判別することはできない。
ケースは一般的なCDケースのもの(初期)と、DVDオーディオ等に使われる「スーパー・ジュエル・ボックス」のものがある(修正盤はこのケースの途中で出た)。
参考サイト(英語)

※普通のCDプレーヤーで再生しても音は出ません。

1974.8 「ワン・ハンド・クラッピング」 セッション


映像作品 『ワン・ハンド・クラッピング』(新メンバー加入後の1974年8月にそれまでのレパートリーのツアー用リハーサルを行うウイングスの様子を捉えたもの)の撮影中に録音された音源。

映像自体は2010年の 『Band On The Run』 リマスター盤付属のDVDに収録され、初商品化された。ポールのピアノ弾き語りメドレーのうち「Suicide」はカットされているが、2011年の『McCartney』 リマスター盤付属のDVDに収録された。音声はほとんどモノラル。

この時のセッション音源が、以下のCDなどで聴ける(すべてステレオ)。
■2014年 『Venus And Mars』 リマスター盤のCD2
 映像版と同じテイクの「Soily」、映像版と同じテイクだがナレーションがカブらない「Baby Face」、映像版とは別テイクの「Let's Love」
■2014年 公式HPでの無料ダウンロード
 映像版には未収録の「Love My Baby」 公式HP SoundCloud(音が出ます)
■2011年 『McCartney』 リマスター盤のCD2
 映像版と同じテイクだがナレーションがカブらない「Maybe I'm Amazed」
■2010年 『Band On The Run』 リマスター盤のCD2
 映像版とは別テイクの「Jet」「Band On The Run」、映像版と同じテイクだが完奏されている「Nineteen Hundred And Eighty Five」「Bluebird」、映像版には未収録の「Let Me Roll It」「Country Dreamer」
■2003年 サントラ盤 『The In-Laws』
 映像版と同じテイクの「Live And Let Die」

Venus And Mars
日本盤CD 『ヴィーナス・アンド・マース』


1975年。ウイングスの4作目。

1. Venus And Mars / 2. Rock Show / 3. Love In Song / 4. You Gave Me The Answer / 5. Magneto And Titanium Man / 6. Letting Go // 7. Venus And Mars(Reprise) / 8. Spirits Of Ancient Egypt / 9. Medicine Jar / 10. Call Me Back Again / 11. Listen To What The Man Said / 12. Treat Her Gently/Lonely Old People / 13. Crossroads Theme

派手さたっぷりのゴージャスなアルバム。勢いのあるロック・ナンバーからじっくりと聴かせるバラード、コミカルなパロディ風の曲までが同居し、前作と並んでソロ時代のポールのアルバムのパターンが確立された。

【日本盤CD発売歴】 リンクはアマゾン
1985.12.21 CP32-5087  初CD化 ボーナス・トラックなし
1989.12.20 TOCP-5984  シングルのみで発表されていた「Zoo Gang」「Lunch Box〜Odd Sox」「My Carnival」を追加して再発
1993.7.28 TOCP-7856  「ザ・ポール・マッカートニー・コレクション」としてリマスター ボーナス・トラックは1989年の再発盤と同じ
1995.11.8 TOCP-3129  上のオビ新装(Cool Price シリーズ)(左の商品)
1999.10.27 TOCP-65505  紙ジャケット化(日本のみ) ボーナス・トラックなし
2014.11.5 レコード会社を変えてリマスター再発 シングルのみで発表されていた「Junior's Farm」「Sally G」「Walking In The Park With Eloise」「Bridge On The River Suite」「My Carnival」「
Lunch Box〜Odd Sox」「Letting Go(シングル用ミックス)」および未発表音源を追加

ハイレゾ販売 e-onkyo (flac 96kHz/24bit) ボーナス・トラックなし


シングルで出た曲のうち、「Letting Go」は曲時間の短い別ミックスで、2014年のリマスター盤のディスク2に収録されている。
「Venus And Mars〜Rock Show」はショート・バージョンで、2001年のベスト盤 『Wingspan』 に収録されている。
シングル 『Listen To What The Man Said』 のB面「Love In Song」は前の曲とカブらずに始まるバージョンだが、未CD化。
また、バージョン違いというほどのものでもないが、シングルに収録された「Listen To What The Man Said」は冒頭のポールの語りとイントロのほんのわずかな音がカットされ、終わりも次の曲が始まる前でフェイド・アウト処理されており(いくつかのベスト盤に収録)、「You Gave Me The Answer」は冒頭の咳払いのような音がカットされている(未CD化)。

  アナログ7インチ  

2014年のリマスター再発に際して、ポールの公式HPで「Letting Go(Extended Version)」と「Rock Show(New Version)」が無料ダウンロード配信された。このバージョンはリマスター盤には含まれていない。SoundCloudのポールのページでも聴ける。

iTunes では当初、CDのボーナス・トラックに加えて、未CD化だった「My Carnival」のロング・バージョン(初出は「Spies Like Us」の12インチ・シングル)が追加されていた。

Venus And Mars(5.1ch Surround)(DTS-CD)

1975年のアルバムを5.1chサラウンド化したもの。DTS‐Disc。

曲順が変更されている(通常CDの曲順で言うと1、2、6、4、3、5、7、8、10、13、9、11、12)。
「Love In Song」は前の曲とカブらずに始まるバージョンで収録。

『Band On The Run』 に比べるとかなり音が動くので、「ここにはこんな音が隠れていたのか」という発見があって面白い。

ケースは一般的なCDケースのもの(初期)と、DVDオーディオ等に使われる「スーパー・ジュエル・ボックス」のものがある。

※普通のCDプレーヤーで再生しても音は出ません。
Wings At The Speed Of Sound
日本盤CD 『スピード・オブ・サウンド』


1976年。ウイングスの5作目。

1. Let' Em In / 2. The Note You Never Wrote / 3. She's My Baby / 4. Beware My Love / 5. Wino Junko // 6. Silly Love Songs / 7. Cook Of The House / 8. Time To Hide / 9. Must Do Something About It / 10. San Ferry Anne / 11. Warm And Beautiful

派手さを抑え、メンバー個人を大きくフィーチャーしている。
ジャケットのせいで実際の内容以上に地味に思われているかもしれないが、どの曲もなかなか味わい深い。

【日本盤CD発売歴】 リンクはアマゾン
1989.12.20 TOCP-5985  初CD化 シングルのみで発表されていた「Sally G.」と、The Country Hums名義で出したインスト「Walking In The Park With Eloise」「Bridge Over The River Suite」を追加
1993.7.28 TOCP-7857  「ザ・ポール・マッカートニー・コレクション」としてリマスター ボーナス・トラックは1989年の初CD化盤と同じ
1995.11.8 TOCP-3130  上のオビ新装(Cool Price シリーズ)(左の商品)
1999.10.27 TOCP-65506  紙ジャケット化(日本のみ) ボーナス・トラックなし
2014.11.5 レコード会社を変えてリマスター再発 未発表音源を追加

ハイレゾ販売(e-onkyo) 通常版:全11曲 デラックス版:11曲+7曲 (flac 96kHz/24bit)

日本盤シングルの「Let' Em In」はショート・バージョン。短くしただけですが。
そのB面の「Beware My Love」は現行CDの頭20秒あたりの部分からフェイド・インしてくるだけで、特にバージョン違いというものではない。
どちらも未CD化。

Wings Over America
日本盤CD 『ウイングスU.S.A.ライヴ!!』


1976年。大成功したウイングスの全米ツアーを記録したライブ・アルバム。2枚組(アナログLPは3枚組だった)。

ニューヨーク(5/24)、シアトル(6/10)、LA(6/21〜23)での録音。

【Disc 1】
1. Venus And Mars/Rock Show/Jet / 2. Let Me Roll It / 3. Spirits Of Ancient Egypt / 4. Medicine Jar // 5. Maybe I'm Amazed / 6. Call Me Back Again / 7. Lady Madonna / 8. The Long And Winding Road / 9. Live And Let Die // 10. Picasso's Last Words / 11. Richard Cory / 12. Bluebird / 13. I've Just Seen A Face / 14. Blackbird / 15. Yesterday
【Disc 2】
1. You Gave Me The Answer / 2. Magneto And Titanium Man / 3. Go Now / 4. My Love / 5. Listen To What The Man Said // 6. Let 'Em In / 7. Time To Hide / 8. Silly Love Songs / 9. Beware My Love // 10. Letting Go / 11. Band On The Run / 12. Hi Hi Hi / 13. Soily

ここに収録の「Soily」はスタジオ録音版が発表されていない曲。

【日本盤CD発売歴】 リンクはアマゾン
1987.7.22 CP28-5456〜7  初CD化 ボーナス・トラックなし
1989.12.20 TOCP-5986〜7  新装再発(左の商品)
1999.10.27 TOCP-65507〜9  紙ジャケット化(日本のみ) ボーナス・トラックなし
2013.5.29 & 6.5 レコード会社を変えてリマスター再発 デラックス盤には未発表音源を追加。通常盤はボーナス・トラックなし また、日本語タイトルが 『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』 に改められた

ハイレゾ販売 e-onkyo (flac 44.1kHz/24bit) ボーナス・トラックなし

このアルバムからは、「Maybe I'm Amazed」がシングル・カットされたが、ショート・バージョンを含むラジオ局向けのプロモ盤12インチも作られており、2013年のリマスター盤発売時に限定復刻・商品化された。

  アナログ12インチ


Thrillington
日本盤CD 『スリリントン』

1977年。『Ram』 のインスト版。

レコーディングは1971年に行われていたがリリースが遅れた。

編曲・録音など実際の作業はリチャード・ヒューソンが担当し、ポールは「監修」的な立場で参加。演奏には参加していない。

「スリリントン」という架空の人物が作った作品、ということにして、ポールは自分が関わったことを1989年まで明かさなかった。

1995年に単品で初CD化、2012年にリマスター盤が 『Ram』 のスーパー・デラックス・エディションに付けられた。

ロックンロール・ハイスクール / Rock'n'Roll High School

ラモーンズが出演する1979年の青春コメディ映画。

冒頭でウイングスの「Did We Meet Somewhere Before?」が流れる(1977年秋の録音で、『London Town』 のアウトテイクらしい)。

この曲はレコードとしては正式に発売されていないのでこの映画でしか聴けない。

ただし編集されていてワンコーラスで終る。セリフもかぶる。

左の商品は2002年初DVD化盤。
 2004年DVD 
 2012年HDマスター&特典付DVD 
 2012年HDマスター&特典付ブルーレイ ※リンクはすべてアマゾン

London Town
日本盤CD 『ロンドン・タウン』


1978年。ウイングスの6作目。

1. London Town / 2. Cafe On The Left Bank / 3. I'm Carrying / 4. Backwards Traveller / 5. Cuff Link / 6. Children Children / 7. Girlfriend / 8. I've Had Enough // 9. With A Little Luck / 10. Famous Groupies / 11. Deliver Your Children / 12. Name And Address / 13. Don't Let It Bring You Down / 14. Morse Moose And The Grey Goose

トリオになってしまったウイングスだが、タイトル曲を始めとして随所で聴けるポール、リンダ、デニーの3人のコーラスには独特の落ち着いた味わいがあり、けっこうロックな曲もあるのだが、全体的にはなんとなくやさしいイメージのアルバムという印象がある。

「With A Little Luck」は短く編集されたショート・バージョンがあり、ベスト盤 『All The Best(米盤)』 『Wingspan』 に収録されている(プロモーション・ビデオに使われているもこのバージョン)。

【日本盤CD発売歴】 リンクはアマゾン
1989.12.20 TOCP-5988  初CD化 シングルのみで発表されていた「Girls School(ショート・バージョン)」を追加
1993.7.28 TOCP-7858  「ザ・ポール・マッカートニー・コレクション」としてリマスター シングルのみで発表されていた「Girls School(4分34秒の編集なしバージョン)」と「Mull Of Kintyre」を追加
1995.11.8 TOCP-3131  上のオビ新装(Cool Price シリーズ)(左の商品)
2000.2.9 TOCP-65510  紙ジャケット化(日本のみ) ボーナス・トラックなし

London Town(旧規格廃盤CD)
日本盤CD 『ロンドン・タウン+1』


1993年リマスター盤が出る前の初CD盤のイギリス盤および日本盤(1989年発売)に収められていたボーナス・トラック「Girls School」はショート・バージョン(3分15秒)。

日本盤の型番はTOCP-5988。

途中を切っただけですが。

Back To The Egg
日本盤CD 『バック・トゥ・ジ・エッグ』


1979年。ウイングスの7作目にしてラスト・アルバム。

1. Reception / 2. Getting Closer / 3. We're Open Tonight / 4. Spin It On / 5. Again And Again And Again / 6. Old Siam, Sir / 7. Arrow Through Me // 8. Rockestra Theme / 9. To You / 10. After The Ball/Million Miles / 11. Winter Rose/Love Awake / 12. The Broadcast / 13. So Glad To See You Here / 14. Baby's Request

トータル・アルバム風の作りにしたり、ロッケストラなんていう派手な企画がある意欲作。
市場の受けは今ひとつだったようだが、パンク〜ニュー・ウェイブ旋風が巻き起こった当時はポールのようなベテラン・ロッカーは何をやっても分が悪かっただけで、ポール・ファンなら間違いなく楽しめる内容になっていると思う。

【日本盤CD発売歴】 リンクはアマゾン
1989.12.20 TOCP-5990  初CD化 シングルのみで発表されていた「Daytime Nightime Suffering」「Wounderful Christmastime」「Rudolph The Red-Nosed Reggae」を追加
1993.7.28 TOCP-7860  「ザ・ポール・マッカートニー・コレクション」としてリマスター ボーナス・トラックは1989年の初CD化盤と同じ
1995.11.8 TOCP-3133  上のオビ新装(Cool Price シリーズ)(左の商品)
2000.2.9 TOCP-65511  紙ジャケット化(日本のみ) ボーナス・トラックなし

iTunes では当初、CDのボーナス・トラックに加えて、12インチ・シングル収録で未CD化の「Goodnight Tonight」のロング・バージョン(通常バージョンにない歌詞を歌うボーカルが聴ける)が追加されていたが、現在はアルバム本編のみ(全14曲)の販売となっている。

  アナログ12インチ

1979.12.17 グラスゴーのライブ


1979年の11月から12月にかけて行われたウイングスのUKツアーは、ウイングス最後のツアーとなったが、最終日の12月17日のグラスゴーでのライブは、これまで細切れに公式発表されている。

【この日の演奏曲】
1. Got To Get You Into My Life / 2. Getting Closer / 3. Every Night / 4. Again & Again & Again / 5. I've Had Enough / 6. No Words / 7. Cook Of The House / 8. Old Siam Sir / 9. Maybe I'm Amazed / 10. The Fool On The Hill / 11. Let It Be / 12. Hot As Sun / 13. Spin It On / 14. Twenty Flight Rock / 15. Go Now / 16. Arrow Through Me / 17. Wonderful Christmastime / 18. Coming Up / 19. Goodnight Tonight / 20. Yesterday / 21. Mull Of Kintyre / 22. Band On The Run 

■Coming Up
1980年のシングル「Coming Up」に収録。イギリスや日本ではB面収録だったが、アメリカではこのライブ・バージョンがA面だった。元の音源の途中を切って短くしており、ブラスなどの追加ダビングが施されている。
CDでは、米盤CD 『All The Best』 『Wingspan』 に収録されているが、アナログ盤で聴けた演奏後の観客との掛け合いはカットされている。
また、2011年発売の 『McCartney II』 リマスター盤(デラックス版のCD2)に収録のものは短くなっていない全長版で、追加ダビングもない(ただし演奏後の観客との掛け合いはない)。

■Band On The Run / No Words 
2010年発売の 『Band On The Run』 リマスター盤のポール公式HPでの予約購入特典としてMP3形式で配布された。

■Every Night / Hot As Sun / Maybe I'm Amazed 
2011年発売の 『McCartney』 リマスター盤(デラックス版のCD2)に収録


1979.12.29 カンボジア難民救済コンサート


アナログLP


1979年12月26日〜29日にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンでカンボジア難民救済のためのチャリティ・コンサートが行われ、ウイングスが最終日に出演した。
これがウイングス最後のステージとなった。

【この日の演奏曲】
1. Got To Get You Into My Life / 2. Getting Closer / 3. Every Night / 4. Again & Again & Again / 5. I've Had Enough / 6. No Words / 7. Cook Of The House / 8. Old Siam Sir / 9. Maybe I'm Amazed / 10. The Fool On The Hill / 11. Hot As Sun / 12. Spin It On / 13. Twenty Flight Rock / 14. Go Now / 15. Arrow Through Me / 16. Coming Up / 17. Goodnight Tonight / 18. Yesterday / 19. Mull Of Kintyre / 20. Band On The Run / 21. Rockestra Theme / 22. Lucille / 23.. Let It Be / 24. Rockestra Theme(2回目)
※21から24は出演者総出の「ロッケストラ」による演奏

■Got To Get You Into My Life / Every Night / Coming Up / Lucille / Let It Be / Rockestra Theme(2回目)
1981年発売の2枚組LP 『Concert For The People Of Kampuchea(日本盤タイトル「カンボジア難民救済コンサート」)
』 のD面に収録。未CD化。
TV放送された映像版の曲目もこれと同じ。映像版の音声はモノラル。

■Every Night / Hot As Sun (映像)
 
2011年発売の『McCartney』 リマスター盤(スーパー・デラックス版のDVD)に収録。「Every Night」はTV版とは別編集で(映像もきれい)、「Hot As Sun」は初登場。音声はモノラル。

■Coming Up (映像) 
2011年発売の『McCartney II』 リマスター盤(スーパー・デラックス版のDVD)に収録。TV版と同じ映像だがきれいな画質で見られる。音声はモノラル。

■Old Siam Sir(映像)
2001年発売のDVD 『夢の翼』 にほんの少しだけ収録。



TV放送された映像版はこれまでソフト化されたことがないが、CS放送の「MUSIC AIR」でたびたび放送されている。
また、NHKは1981年5月4日の 『ヤング・ミュージック・ショー』 と、2008年7月26日の 『黄金の洋楽ライブ』 でこの映像を放送している。

2005年に出た書籍 『僕らの「ヤング・ミュージック・ショー」』(→アマゾンの商品ページ)には、この回と1979年10月13日放送のウイングスのワールド・ツアーの回の内容が詳細に書かれている。


          アナログLP

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