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ビートルズ キャピトル・アルバム

バージョン違い一覧

2004年と2006年にCD化された8枚のキャピトル製アルバムの
収録曲のバージョン違いの内容です。



比較する曲は基本的に現在までにCD化されているものを対象にし、
『アンソロジー』 シリーズのアウトテイクや 『レット・イット・ビー・ネイキッド』 については
ややこしくなるので除外しています。
『ザ・ビートルズ・アンソロジー』 のDVD化の際に行われたリミックスにも触れていません。
(さらに詳しく知りたい方は最後に挙げた参考文献もご覧下さい)。

また、キャピトル盤はエコーを強めたり、低音を強調するなど
独特の「キャピトル風味」の音になっているので、
音質など細かいことを言い出したら、当然ながら全曲が
これまでのCDとは違うということになりますが、
その辺は無視して「ほぼ同じ」としてあります。


キャピトル製アルバム13枚を収めた2014年のボックス 『The U.S. Albums』 にも
以下の8枚のアルバムが収録されていますが、音源の差し替えなどが行われていますのでご注意下さい。



The Capitol Albums Vol.1(ザ・ビートルズ '64BOX) バージョン違い一覧

The Capitol Albums Vol.2(ザ・ビートルズ '65BOX) バージョン違い一覧




The Capitol Albums Vol.1(ザ・ビートルズ '64BOX )



 Disc 1: Meet The Beatles!( ミート・ザ・ビートルズ!)
 Disc 2: The Beatles' Second Album ( ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム )
 Disc 3: Something New ( サムシング・ニュー )
 Disc 4: Beatles '65 ( ビートルズ '65 )


 
Disc 1: Meet The Beatles!( ミート・ザ・ビートルズ!)
 Vol.1 Disc1-1 & 13. I Want To Hold Your Hand
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはモノラル盤収録のバージョンを擬似ステレオ化したもの。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・この曲のステレオは現在CDで聴ける「ボーカルが真ん中、イントロで右側にハイハットのような音がない」という1966年11月7日ミックス以外に、「ボーカルが真ん中、イントロで右側にハイハットのような音が入る(65年6月8日ミックス)」「ボーカルが右側、イントロで右側にハイハットのような音が入る(63年10月21日ミックス)」という2つのミックス違いがあるとのこと。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ミリオン・セラーズ』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』
新ステレオ1…『1(2015年盤)』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.1 Disc1-2 & 14. I Saw Her Standing There
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ(そうではなくステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したものという意見もある)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、音が中央に寄っている。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ No.1』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』?/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』


 Vol.1 Disc1-3 & 15. This Boy
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはモノラル盤収録のバージョンを擬似ステレオ化したもの。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 のボーナスEP 『ザ・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.1 Disc1-4 & 16. It Won't Be Long
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルでは、エンディングの「♪Till I belong…」以降は別テイクを使用しているので、若干歌い回しが異なり、ステレオにだけ「Till I」の部分に「ジャラ〜ン」というギターの音が聴こえる。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Vol.1 Disc1-5 & 17. All I've Got To Do
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Vol.1 Disc1-6 & 18. All My Loving
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・アナログ盤 『グレイテスト・ヒッツ(オランダ編集の“Beatles' Greatest”)』 『リバプール・ボックス』 などに入っているステレオでは、イントロでハイハットによる5拍のカウントが聴ける。
・1993年の 『赤盤』 のステレオは左右の音を中央よりにした新ミックス。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『オール・マイ・ラヴィング』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『赤盤(2010年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』
新ステレオ1…『赤盤(1993年盤)』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』


 Vol.1 Disc1-7 & 19. Don't Bother Me
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Vol.1 Disc1-8 & 20. Little Child
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準モノラルはエンディングの歌詞の最後の部分「♪baby, take a chance with me」が世界標準ステレオより小さくミックスされている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Vol.1 Disc1-9 & 21. Till There Was You
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Vol.1 Disc1-10 & 22. Hold Me Tight
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のモノラルとステレオの間にはコーラスと手拍子に微妙な違いがある。
エンディングのポールのボーカル「♪you, you, you…ウ〜、ウ〜」の部分では、ステレオには高い声のコーラスが付いているがモノラルにはない。また手拍子はモノラルでは最後まで入っているが、ステレオのエンディングには入っていない。
 →手拍子とコーラスはモノラルとステレオでは別テイクらしい(情報元:LinerNotes)。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Vol.1 Disc1-11 & 23. I Wanna Be Your Man
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準ステレオは世界標準モノラルよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、音が中央に寄っている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Vol.1 Disc1-12 & 24. Not A Second Time
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。また、モノラルに比べると、ステレオは曲の頭がほんの少しだけカットされている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

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Disc 2: The Beatles' Second Album ( ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム )
 Vol.1 Disc2-1 & 12. Roll Over Beethoven
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じだが、キャピトル独自の加工で深いエコーがかかっている。
・モノラルはステレオをそのままモノラル化したもの(ステレオ盤収録のエコーの深いバージョンではなく、世界標準ステレオから作ったものではないかと思う)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

アナログ時代のステレオは冒頭で右チャンネルに「ボンッ」というノイズのような音が聴こえていたが(この盤のステレオで聴ける)、世界標準ステレオではこの音は消されている。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、音が中央に寄っている。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.1 Disc2-2 & 13. Thank You Girl
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じだが、キャピトル独自の加工で深いエコーがかかっている。
・モノラルはステレオをそのままモノラル化したもの(世界標準ステレオではなく、ステレオ盤収録のエコーの深いバージョンから作ったものではないかと思う)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準モノラルは世界標準ステレオよりハーモニカの入っている箇所が少ない。

『パスト・マスターズ(2009年盤)』 と 『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム に収録の世界標準ステレオはキャピトル独自の加工を施される前のもので、『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 に収録のものよりエコーが少なく、ステレオの分離度も高い。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/シングルCD 『フロム・ミー・トゥ・ユー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ヒッツ』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』

 Vol.1 Disc2-3 & 14. You Really Got A Hold On Me
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じだが、キャピトル独自の加工で深いエコーがかかっている。
・モノラルはステレオをそのままモノラル化したもの(ステレオ盤収録のエコーの深いバージョンではなく、世界標準ステレオから作ったものではないかと思う)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.1 Disc2-4 & 15. Devil In Her Heart
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じだが、キャピトル独自の加工で深いエコーがかかっている。
・モノラルはステレオをそのままモノラル化したもの(ステレオ盤収録のエコーの深いバージョンではなく、世界標準ステレオから作ったものではないかと思う)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』

 Vol.1 Disc2-5 & 16. Money
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じだが、キャピトル独自の加工で深いエコーがかかっている。
・モノラルはステレオをそのままモノラル化したもの(ステレオ盤収録のエコーの深いバージョンではなく、世界標準ステレオから作ったものではないかと思う)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準モノラルには、
イントロのピアノにエコーがほとんどかかっていない/冒頭から拍に合わせたパーカッションが鳴っている/世界標準ステレオでピアノに続いて入ってくるギターがない
などの特徴がある。
 →ピアノはモノラルとステレオでは別テイクらしい(情報元:LinerNotes)。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『オール・マイ・ラヴィング』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』

 Vol.1 Disc2-6 & 17. You Can't Do That
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準モノラルよりボーカルのエコーが強いモノラルを擬似ステレオ化したもの。ステレオ盤の他の曲と同様、深いエコーがかかっている。
・モノラルはアメリカ用にミックスされたものとのことだが、どこが違うか不明。
 →アメリカ用のモノラル・ミックスが作られたという記録はあるが、このアルバムに収録されているのは世界標準モノラルと同じらしい(情報元:LinerNotes)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、音が中央に寄っている。
・1994年制作のドキュメンタリー 『メイキング・オブ・ア・ハード・デイズ・ナイト』 には新ミックスのステレオが収録されている。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/シングルCD 『キャント・バイ・ミー・ラヴ』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』?
米モノラル(?)…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』?
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.1 Disc2-7 & 18. Long Tall Sally
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアメリカ用にミックスされたもので、さらにキャピトル独自の加工で深いエコーがかかっている。エコー以外に世界標準ステレオとの差異はあまり感じられないが、世界標準ステレオではポールのボーカルは中央にあるが、米ステレオではやや右寄りに聴こえる。
・モノラルはアメリカ用にミックスされたもので、世界標準モノラルよりボーカルのエコーが少ない。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

英米ともモノラルの方がエンディングの音が早めに絞られるが、ステレオは自然に終る感じがする。また、ステレオではエンディング部分で右チャンネルにあるギターの音がブツ切りで終り、ノイズのように聴こえるが、モノラルはこれがほとんど聴こえない。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』、英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』、アナログ盤 『リバプール・ボックス』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ロング・トール・サリー』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
英ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
米ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』

 Vol.1 Disc2-8 & 19. I Call Your Name
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアメリカ用にミックスされたもので、さらにキャピトル独自の加工で深いエコーがかかっている。
・モノラルはアメリカ用にミックスされたもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

この曲はテイク5とテイク7をつぎはぎして出来上がっているが、イギリスのモノラルとステレオ、アメリカのモノラルとステレオでそれぞれ編集位置が違うため、4つのバージョンがある。さらに2009年のリマスターで英ステレオ・バージョンに編集が施されている。

イントロのギター・フレーズ → 英米ともステレオはテイク5、モノラルはテイク7を使用しており、若干メロディが違う。
カウベルの入る位置 → 英米ともモノラルはイントロから入るが、米ステレオは「♪I call your name」の「call」から入り、英ステレオは「name」まで歌った後に入る。
間奏前のカウベル → この曲は間奏部分のみテイク5が使用されているが、その切り替わりのタイミングが英米で違い、間奏前の「♪I call your name」でバックのカウベルが消える位置が違う。「I」から数えて、英モノラルはゼロ、英ステレオは3回(2009リマスターでは再編集されて5回)、米モノラルは3回、米ステレオは1回聴こえる。

まとめると、
英モノラル … イントロギターテイク7 / カウベルイントロから / 間奏前カウベルゼロ
米モノラル … イントロギターテイク7 / カウベルイントロから / 間奏前カウベル3回
英ステレオ … イントロギターテイク5 / カウベル「name」の後 / 間奏前カウベル3回(2009で5回に)
米ステレオ … イントロギターテイク5 / カウベル「call」から / 間奏前カウベル1回 / 深いエコー

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』、英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』、アナログ盤 『リバプール・ボックス』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ロング・トール・サリー』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
英ステレオ1(旧)…『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』
英ステレオ2(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
米ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』

 Vol.1 Disc2-9 & 20. Please Mr. Postman
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じだが、キャピトル独自の加工で深いエコーがかかっている。
・モノラルはステレオをそのままモノラル化したもの(世界標準ステレオではなく、ステレオ盤収録のエコーの深いバージョンから作ったものではないかと思う)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』

 Vol.1 Disc2-10 & 21. I'll Get You
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはモノラル盤収録のバージョンを擬似ステレオ化したもので、さらにキャピトル独自の加工で深いエコーがかかっている。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

リアル・ステレオ・バージョンはこれまで発表されたことがない。

モノラル(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『シー・ラヴズ・ユー』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』

 Vol.1 Disc2-11 & 22. She Loves You
 

■米オリジナルLPでは
・ステレオはモノラル盤収録のバージョンを擬似ステレオ化したもので、さらにキャピトル独自の加工で深いエコーがかかっている。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

この曲のマスターはもともと 1:23 あたりで編集が施されているが、アナログ時代はそれほど目立たない状態だった。ところが最初にデジタル化された時(『パスト・マスターズVol.1』 とシングルCD 『シー・ラヴズ・ユー』)に使用した再生機が原因でドラムの音色の変化がより強調される結果となってしまったらしい。

1988年の最初のCD化(『パスト・マスターズVol.1』 とシングルCD 『シー・ラヴズ・ユー』)のものは音色の変化が激しい。

1992年の 『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 のEP 『ザ・ビートルズ・ミリオン・セラーズ』 と1993年の 『赤盤』 に収録のモノラルは、多少の修正が加えられている感じ。

2000年の 『1』 収録のモノラルは音色の変化はそれほどでもないが、音が途切れそうになっている。

2004年の 『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 のものはアナログ時代の音に近い感じ(たぶんアナログ・マスターをそのままCD化)

2009年の 『パスト・マスターズ』 に収録のものは 『赤盤(1993年盤)』 に近く、『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』 に収録のものは 『1(2000年盤)』 に近い。

2009年リマスター音源を使用した 『赤盤(2010年盤)』 と 『1(2011年盤)』 と 『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 に収録のものは 『モノ・マスターズ』 の方を使用

『1
』 の2015年盤に収録のものは2009年の 『パスト・マスターズ』 の方をリマスターしていると思われる。

ステレオ・バージョンは2023年になるまで存在しなかった。

■その他のバージョン
・2023年の  『赤盤』  リミックス盤には2023年版新ミックス・初ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『シー・ラヴズ・ユー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ミリオン・セラーズ』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(新旧とも)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
ステレオ…『赤盤(2023年盤)』


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Disc 3: Something New ( サムシング・ニュー )
 Vol.1 Disc3-1 & 12. I'll Cry Instead
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはアメリカ用にミックスされたもので、世界標準モノラル(およびステレオ)よりワンコーラス(1:12 から 1:32 まで)長い。これは1番の同じ部分を切り貼りしているのではなく、ジョンの別のボーカルを使用している。
また、同じアメリカ用モノラルでも、ユナイテッド・アーティスツから出たサントラ盤の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 に収録のものは冒頭でギターの弦をこする音が聴こえない。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・1982年の再公開版の映画の冒頭に追加されたのも長い方のバージョンで、ポニーキャニオンから出た最初のソフト化では擬似ステレオで収録されていたが、ビデオアーツから出た「完全版」と題されたソフトではステレオの音源を使って作り直したものが収録されていた(繰り返す部分は1番の同じ部分を切り貼りしており、これは「完全版」のソフトでしか聴けない)。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ジ・アルバム・ア・ハード・デイズ・ナイト』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Vol.1 Disc3-2 & 13. Things We Said Today
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準モノラルは1番の終り(0:30 ごろ)で鳴るギターの1回目が世界標準ステレオより小さくミックスされている。また、モノラルはステレオよりエンディングのフェイド・アウトがほんのわずか長い。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/シングルCD 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ジ・アルバム・ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Vol.1 Disc3-3 & 14. Any Time At All
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはアメリカ用にミックスされたもので、間奏(1:30 から 1:46 まで)のピアノの音がほとんど聴こえず、後半で少し聴こえてくる程度になっている。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ジ・アルバム・ア・ハード・デイズ・ナイト』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Vol.1 Disc3-4 & 15. When I Get Home
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはアメリカ用にミックスされたもので、1:27 あたりのジョンのボーカル「till I walk out that door」のみがステレオとは異なる(「walk」の部分を聴くとよくわかる)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ジ・アルバム・ア・ハード・デイズ・ナイト』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Vol.1 Disc3-5 & 16. Slow Down
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準ステレオではイントロのジョージのリード・ギターが最初から入っているが、世界標準モノラルでは冒頭からしばらくは消されている。また、ステレオでは歌を歌い終わってエンディング部分のギターが入る所でジョンが「アオ!」とシャウトしている(本当の最後の「ウォウ!」というシャウトの前)が、モノラルではそれが消されている。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』、英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』、アナログ盤 『リバプール・ボックス』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ロング・トール・サリー』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』

 Vol.1 Disc3-6 & 17. Matchbox
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

この曲はリンゴのボーカルと間奏のジョージのギターを2つ以上の複数のテイクで重ねてあるが、世界標準ステレオと世界標準モノラルでその数や重なる箇所が違うので、よく聴けば多少違った印象を受ける。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』、英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』、アナログ盤 『リバプール・ボックス』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ロング・トール・サリー』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』

 Vol.1 Disc3-7 & 18. Tell Me Why
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準モノラルと世界標準ステレオではジョンのボーカルのミックスに多少の違いがある。
ステレオは基本的に全編2つ以上の複数のテイクを重ねてあるが、モノラルはところどころシングル・トラックに(もしくはそう聴こえるように他のボーカルが小さくミックス)されている。
また、ステレオでは最後にギターの弦をこする音が聴こえるが、モノラルはその前に急にフェイド・アウトする。

■その他のバージョン
・映画に使用されたモノラル・バージョンはレコードのモノラルで消された方のボーカルを使用している(映画のDVDやブルーレイで聴ける)。
・米サントラ盤 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 のステレオ盤に収録のものは、世界標準モノラルに擬似ステレオともモノラルともいえない珍妙な加工を施しており、ほとんどモノラル状態だが、ジョンだけのボーカルの部分(「♪Well I gave you everything I had」など)では音が右寄りになり、その後のコーラス部分(「♪But you left me sitting on my own」など)では左寄りになる。
・映画の2014年リマスター版DVD/ブルーレイには新ミックスのステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ザ・フィルム・ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Vol.1 Disc3-8 & 19. And I Love Her
 

■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはアメリカ用にミックスされたもので、世界標準モノラルとステレオのポールのボーカルが一部を除いて基本的にダブル・トラックになっているのに対して、アメリカ用モノラル・ミックスでは逆に一部を除いて基本的にシングル・トラックになっている。
これはダブル・トラックのうちの片方のボーカルを消してあるためで、その結果消された方のボーカル・トラックにあったエンディングのポールの「ン〜」というハミングも消えている(映画に使われたのもこちら)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・米サントラ盤 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 のステレオ盤に収録のものは、米モノラルに擬似ステレオともモノラルともいえない珍妙な加工を施しており、ほとんどモノラル状態だが、イントロ・間奏・エンディングで音が右寄りになる。
・アナログ盤 『レアリティーズVol.2』 『リバプール・ボックス』 のステレオは、テープ編集でエンディングのギター・リフを長くしている。
・映画の2014年リマスター版DVD/ブルーレイには新ミックスのステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。


英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ザ・フィルム・ア・ハード・デイズ・ナイト』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.1 Disc3-9 & 20. I'm Happy Just To Dance With You
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・米サントラ盤 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 のステレオ盤に収録のものは、世界標準モノラルに擬似ステレオともモノラルともいえない珍妙な加工を施しており、ほとんどモノラル状態だが、なんとなく音像が不安定な感じ。
・映画の2014年リマスター版DVD/ブルーレイには新ミックスのステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Vol.1 Disc3-10 & 21. If I Fell
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準モノラルはイントロのジョンのボーカルがシングル・トラックになっている。また、世界標準ステレオでは2度目のサビの「was in vain」の部分でポールが息切れするが、モノラルは「vain」の途中からフェーダー操作で別テイクのボーカルに切り替えているので息切れしない。

■その他のバージョン
・米サントラ盤 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 のステレオ盤に収録のものは、世界標準モノラルに擬似ステレオともモノラルともいえない珍妙な加工を施しており、ほとんどモノラル状態だが、イントロのジョンだけで歌う部分の音が左寄り、その後は中央か右寄りになっているように聴こえる。
・映画の2014年リマスター版DVD/ブルーレイには新ミックスのステレオが収録されており、「was in vain」の部分のポールのボーカルが2テイクともそのまま聴こえるので、世界標準モノラル作成時にフェーダー操作をしたことがわかる。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ザ・フィルム・ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Vol.1 Disc3-11 & 22. Komm, Gib Mir Deine Hand (I Want To Hold Your Hand)
  ※この曲のバージョン違いについては私はよくわからないので、わからないままにまとめています。

■米オリジナルLPでは
・ステレオはアメリカ用にミックスされたもの(と言っている人が多い)。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの(と言っている人が多い)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

これまでにCD化されたこの曲の音源を聞き比べると、この曲には
イントロ部分(ステレオでは右チャンネル)で誰かの話し声(「comin'」?)と「ウォウ」という裏声が聴こえるものと聴こえないものがある

モノラル1…『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』 のモノラル → 話し声は聴こえないが裏声はわずかに聴こえる。ボーカルのエコーがこもって響いているように聴こえる。

モノラル2…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』 のモノラル → ステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したような内容。話し声も裏声もわずかに聴こえる。0:18 のあたりで演奏の音が大きくなる感じがする。CDで聴けるモノラルの中では最も音がクリアに聴こえる。

モノラル3(世界標準)…『モノ・マスターズ』 のモノラル → 話し声も裏声もわずかに聴こえる。演奏の音が大きくなる感じがする箇所がモノラル2より多い(0:18、0:32、0:39 などなど)。モノラル2より少しこもって聴こえる。
『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』 にも収録。

ステレオ1(米ステレオ?) … 『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』 のステレオ → 話し声も裏声も右チャンネルではっきり聴こえる。ボーカルはクリアに聴こえる。

ステレオ2(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』 のステレオ → 話し声は聴こえないが裏声は右チャンネルでわずかに聴こえる。ステレオ1に比べ、非常に音がこもっている。

この曲は1964年1月29日にパリのEMIスタジオで録音(ドイツ語のボーカルのみ)され、同年3月10日にモノラル・ミックス、3月12日にステレオ・ミックスが作られている。

●私はドイツ盤の音を聴いたことがないが、それは上記の中にあるのか?
●上記のどれが3月10日モノラルで、どれが3月12日ステレオなのか?(または未CD化か)
●『サムシング・ニュー』 に収録されているのは、キャピトルが勝手にステレオ・ミックスから作ったモノラル・ミックスなのか?それとも3月10日ミックス(ステレオより先にミックスされている以上、内容にほとんど違いがないとしてもステレオ・ミックスとは違うはず)なのか?
●上記をミックス違いとしていいのか?この曲はドイツでリリースするために作られたもので、あるのは「ドイツ用ミックス」のモノラル・ステレオだけで、単に修正や音質劣化で違いがあるだけなのか?

誰かご存知の方、教えて下さい。


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Disc 4: Beatles '65 ( ビートルズ '65 )
 Vol.1 Disc4-1 & 12. No Reply
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準ステレオではジョンのボーカルがすべてダブル・トラックなのに対して、世界標準モノラルは3箇所( 0:25 の「'Cause I look」の部分など)で一瞬シングル・トラックになる。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

 Vol.1 Disc4-2 & 13. I'm A Loser
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

 Vol.1 Disc4-3 & 14. Baby's In Black
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール No.2』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

 Vol.1 Disc4-4 & 15. Rock And Roll Music
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

 Vol.1 Disc4-5 & 16. I'll Follow The Sun
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール No.2』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

 Vol.1 Disc4-6 & 17. Mr. Moonlight
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準ステレオは世界標準モノラルよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

 Vol.1 Disc4-7 & 18. Honey Don't
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエコーが少し深く、0:28〜0:30 の「honey don't」の「honey」のあたりと 2:02 の「honey don't」の「don't」のあたりで一瞬だが別テイクが使われている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

 Vol.1 Disc4-8 & 19. I'll Be Back
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはアメリカ用にミックスされたもので、世界標準モノラルよりボーカルのエコーが深い。
 →これは世界標準ステレオをモノラルにしただけのものらしい(情報元:LinerNotes)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準のステレオのボーカルにはエコーがかかっているが、モノラルにはない。また、ジョンより高いパートを歌うポールのコーラスに関して、ステレオでジョンより目立っている数ヶ所を、モノラルではジョンの声の方が良く聴こえるように修正するなど、こまかい編集が施されている

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』


 Vol.1 Disc4-9 & 20. She's A Woman
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはモノラル盤収録のバージョンを擬似ステレオ化したもので、左右のチャンネルを少しずらす方式のため、もともと深いエコーがより倍増されている。
・モノラルはアメリカ用にミックスされたもので、エンディングが数秒短く、キャピトルがさらに非常に深いエコーをかけている。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 のボーナスEP 『ザ・ビートルズ』 にはポールのカウント付きの世界標準ステレオが入っている。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『アイ・フィール・ファイン』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
英ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
英ステレオ(カウント付)…『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 のボーナスEP 『ザ・ビートルズ』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』

 Vol.1 Disc4-10 & 21. I Feel Fine
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはモノラル盤収録のバージョンを擬似ステレオ化したもので、左右のチャンネルを少しずらす方式のため、もともと深いエコーがより倍増されている。
・モノラルはアメリカ用にミックスされたものだが、キャピトルがさらに非常に深いエコーをかけている。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準ステレオと米モノラルの長さは同じ。世界標準モノラルは他のバージョンよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。ステレオのエンディングで聴こえる手拍子はモノラルでは聴こえない(モノラルはギターが大きめにミックスされているので隠れてしまっているだけかもしれない)。

■その他のバージョン
・ビートルズCD化の1987年以前に発売されたアナログ盤の 『赤盤』 『リバプール・ボックス』 などに入っているステレオでは、イントロ開始前のスタジオのノイズが少しだけ聴ける。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『アイ・フィール・ファイン』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ミリオン・セラーズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
英ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』
新ステレオ1…『1(2015年盤)』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.1 Disc4-11 & 22. Everybody's Trying To Be My Baby
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準モノラルはイントロの「Well, they took some honey」の途中で一瞬エコーが消える(もしくは部分的に差し替えられている)ので、世界標準ステレオに比べて歌が詰まったような感じに聴こえる。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

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The Capitol Albums Vol.2(ザ・ビートルズ '65BOX )



 Disc 1: The Early Beatles ( アーリー・ビートルズ )
 Disc 2: The Beatles VI ( ビートルズ VI )
 Disc 3: Help!( ヘルプ 4人はアイドル )
 Disc 4: Rubber Soul ( ラバー・ソウル )


 
Disc 1: The Early Beatles ( アーリー・ビートルズ )
 Vol.2 Disc1-1 & 12. Love Me Do
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはモノラル(ドラムはアンディ・ホワイト)を擬似ステレオ化したもの。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したものとのこと(つまり、モノラルから作った擬似ステレオをさらにモノラルにしたもので、厳密に言えば元のモノラルとは違う)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

この曲のステレオ・バージョンは2023年になるまで存在しなかった。

■その他のバージョン
・『パスト・マスターズ』 に入っているモノラルはリンゴがドラムを叩いている方のバージョン(最初にシングルとして発売されたバージョン)。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤にはリンゴ・バージョンの2023年版新ミックス・初ステレオを収録。

■アンディ・ホワイト・バージョン
モノラル…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(新旧とも)』/シングルCD 『ラヴ・ミー・ドゥ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ヒッツ』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』
■リンゴ・バージョン
モノラル…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』
ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.2 Disc1-2 & 13. Twist And Shout
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、音が中央に寄っている。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ツイスト・アンド・シャウト』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.2 Disc1-3 & 14. Anna
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ No.1』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Vol.2 Disc1-4 & 15. Chains
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ No.1』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Vol.2 Disc1-5 & 16. Boys
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、音が中央に寄っている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Vol.2 Disc1-6 & 17. Ask Me Why
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/シングルCD 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『オール・マイ・ラヴィング』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Vol.2 Disc1-7 & 18. Please Please Me
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準モノラルは世界標準ステレオとは全く別テイクの演奏である。
ステレオではジョンが3番の歌詞を間違えて、続く部分を笑いながら歌っている所があるが、モノラルはちゃんと歌っている。
また、1:16 の間奏の部分のギターとハーモニカは、ステレオでは微妙に違うフレーズを弾いているが、モノラルでは同じである。

■その他のバージョン
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録(ジョンが歌詞を間違えるステレオ・バージョンのリミックス)。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/シングルCD 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ヒッツ』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.2 Disc1-8 & 19. P.S. I Love You
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準モノラルを擬似ステレオ化したもの。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したものとのこと(つまり、世界標準モノラルから作った擬似ステレオをさらにモノラルにしたもので、厳密に言えば元のモノラルとは違う)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

この曲のリアル・ステレオ・バージョンはこれまで発表されたことがない。

モノラル(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/シングルCD 『ラヴ・ミー・ドゥ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『オール・マイ・ラヴィング』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Vol.2 Disc1-9 & 20. Baby It's You
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準ステレオと世界標準モノラルでエンディングの音のしぼり方が異なり、最後の「'Cause baby It's you」はステレオの方がよく聴こえる。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Vol.2 Disc1-10 & 21. A Taste Of Honey
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ツイスト・アンド・シャウト』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Vol.2 Disc1-11 & 22. Do You Want To Know A Secret
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ツイスト・アンド・シャウト』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』

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Disc 2: Beatles VI ( ビートルズ VI )
 Vol.2 Disc2-1 & 12. Kansas City / Hey Hey Hey Hey
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルに比べると少しエコーがかかっている(おそらくキャピトル独自の加工)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準ステレオは世界標準モノラルよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。また、モノラルは間奏に入る前のポールのシャウト「ワ〜ホゥ」の「ホゥ」が途中で切られているようなミックスになっており(ステレオはちゃんと聴こえる)、間奏以降のピアノもステレオとは別テイクになっている。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

 Vol.2 Disc2-2 & 13. Eight Days A Week
 

■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。


モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
新ステレオ1…『1(2015年盤)』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.2 Disc2-3 & 14. You Like Me Too Much
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イエスタデイ』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』


 Vol.2 Disc2-4 & 15. Bad Boy
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.1(1988年盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

 Vol.2 Disc2-5 & 16. I Don't Want To Spoil The Party
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

間奏に入る部分で世界標準ステレオでは小さく聴こえる「ウォウ」という裏声の掛け声が世界標準モノラルでは聴こえない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール No.2』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

 Vol.2 Disc2-6 & 17. Words Of Love
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール No.2』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

 Vol.2 Disc2-7 & 18. What You're Doing
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルに比べると少しエコーがかかっている(おそらくキャピトル独自の加工)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトがほんのわずか長い。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

 Vol.2 Disc2-8 & 19. Yes It Is
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはモノラル盤収録のバージョンを擬似ステレオ化したもの。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『涙の乗車券(Ticket To Ride)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.1(1988年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』

 Vol.2 Disc2-9 & 20. Dizzy Miss Lizzie (英盤での表記は「Lizzy」)
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

この曲はCD化の際にリミックスされてボーカルに強いエコーが加えられた。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

 Vol.2 Disc2-10 & 21. Tell Me What You See
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカル他のエコーが強くなった。また、イントロで楽器の音が出る前にほんの一瞬、人の声のような音(カウントの消し残り?)が聴こえるようになった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

世界標準モノラルのボーカルにはエコーがかかっていない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

 Vol.2 Disc2-11 & 22. Every Little Thing
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオは世界標準ステレオと同じ。
・モノラルは世界標準モノラルに比べると少しエコーがかかっている(おそらくキャピトル独自の加工)。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

世界標準ステレオは世界標準モノラルよりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

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Disc 3: Help!( ヘルプ 4人はアイドル )
 ※この盤のモノラルは全曲ステレオをそのままモノラル化したものなので、音自体はどちらも同じ
 Vol.2 Disc3-1 & 13. Help!
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオで、冒頭に007のサントラ風のインスト(あくまで「風」であって「ジェイムズ・ボンドのテーマ」ではない)が付けられている。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、エンディングのボーカルのエコーがなくなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

世界標準モノラルのジョンのボーカルはイントロ以外は世界標準ステレオとは全く別物で、エコーもかかっている。モノラルにはタンバリンも入っていない。

■その他のバージョン
・映画に使用されたモノラル・バージョンではイントロ部分のボーカルにも多少の違いがある。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/シングルCD 『ヘルプ!』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ1(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
新ステレオ2…『1(2015年盤)』
新ステレオ3…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.2 Disc3-2 & 14. The Night Before
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

世界標準モノラルのボーカルにはエコーがかかっていない。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』

 Vol.2 Disc3-3 & 15. From Me To You Fantasy (Instrumental)
  (映画の劇伴。モノラルはステレオ盤の音をそのままモノラル化したもの。モノラル・ステレオともオリジナルLP通りの音源でCD化)

 Vol.2 Disc3-4 & 16. You've Got To Hide Your Love Away
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄った。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ1(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.2 Disc3-5 & 17. I Need You
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』

 Vol.2 Disc3-6 & 18. In The Tyrol (Instrumental)
  (映画の劇伴。モノラルはステレオ盤の音をそのままモノラル化したもの。モノラル・ステレオともオリジナルLP通りの音源でCD化)

 Vol.2 Disc3-7 & 19. Another Girl
 

■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。ただしこの盤のステレオは出だしの音がほんの少し欠けている。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。また、イントロでボーカルの陰に聴こえていた残響音(ドラム・スティックによるカウント?)が消された。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』


 Vol.2 Disc3-8 & 20. Another Hard Day's Night (Instrumental)
  (映画の劇伴。モノラルはステレオ盤の音をそのままモノラル化したもの。モノラル・ステレオともオリジナルLP通りの音源でCD化)

 Vol.2 Disc3-9 & 21. Ticket To Ride
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはモノラル(イギリス用の通常のモノラル)を擬似ステレオ化したもので、左右のチャンネルの音を少しずらす方式を採用。
・モノラルはステレオ盤収録の擬似ステレオをそのままモノラル化したもので、擬似ステレオの左右のチャンネルに入っていた音が合わさって二重に聴こえる。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。また、エンディングのフェイド・アウトが少し長くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

また、各バージョンでエンディングの長さが違い、長い順に、世界標準ステレオ>アナログ時代のステレオ>モノラル(および 『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』 の擬似ステレオとモノラル)、となる。

世界標準ステレオは6回目の「My baby don't care」のあとの楽器の音まで聴こえる。ただし、厳密に言うと 『赤盤(1993年盤)』 はフェイド・アウトがほんの少し早い。

アナログ時代のステレオは6回目の「My baby don't care」で音が消える。

世界標準モノラルは5回目の「My baby don't care」で音が消える。ただしCDシングルに収録のものは「My」で音が消える。

■その他のバージョン
・映画に使用されたモノラル・バージョンにはタンバリンが入っていない。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/シングルCD 『涙の乗車券(Ticket To Ride)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ1(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
新ステレオ2…『1(2015年盤)』
新ステレオ3…『赤盤(2023年盤)』
米の擬似ステレオ/モノラル(もとは英盤モノラル)…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』

 Vol.2 Disc3-10 & 22. The Bitter End / You Can't Do That (Instrumental)
  (映画の劇伴。モノラルはステレオ盤の音をそのままモノラル化したもの。モノラル・ステレオともオリジナルLP通りの音源でCD化)

 Vol.2 Disc3-11 & 23. You're Going To Lose That Girl
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。ただしこの盤のステレオは、冒頭でボーカルが始まる前のほんの一瞬、人の声のような音が聴こえる。
これは「ワン、トゥー、スリー」というカウントが削除しきれずに残ったものかもしれない(映画 『ヘルプ!』 ではこの曲はレコーディングの場面として登場するが、そこでもカウントから演奏に入っている)。
・モノラルはステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したもの。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』

 Vol.2 Disc3-12 & 24. The Chase (Instrumental)
  (映画の劇伴。モノラルはステレオ盤の音をそのままモノラル化したもの。モノラル・ステレオともオリジナルLP通りの音源でCD化)

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Disc 4: Rubber Soul ( ラバー・ソウル )
 Vol.2 Disc4-1 & 13. I've Just Seen A Face
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。また、イントロで右チャンネルに聴こえていた左チャンネルのギターのエコーがカットされた。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』

 Vol.2 Disc4-2 & 14. Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、エコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

世界標準モノラルには「♪she told me to sit anywhere」のあとに誰かの咳払いの音が聴こえるが、ステレオにはない。

■その他のバージョン
・アナログ盤 『ラヴ・ソングス』 『ビートルズ・バラード・ベスト20』 のステレオはそれぞれCDで聴けるステレオとは楽器の定位が違っている。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ1(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』


 Vol.2 Disc4-3 & 15. You Won't See Me
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、エンディングのフェイド・アウトが少し短くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

2009年のリマスター盤では、モノラル・旧ステレオ・新ステレオとも歌い出しの口を開ける音(ステレオでは右チャンネルで聴こえる)が消されている。

世界標準モノラルはステレオ(新旧とも)よりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ノーウェア・マン』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』

 Vol.2 Disc4-4 & 16. Think For Yourself
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄った。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・映画 『イエロー・サブマリン』 で、この曲のコーラスをレコーディングしている時の音声が少しだけ聴ける(石にされた市長を歌で元に戻す場面)。
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。
・アメリカ編集盤 『ラバー・ソウル』 の東海岸プレスの一部には、右チャンネルにエコー(もしくはリバーブ)の強くかけられたものが存在するが、特にこの曲の最後の一音と、続く「The Word」ではっきりと聴き取れる。
日米盤の 『ベスト・オブ・ジョージ・ハリスン』 にもこのエコー付きの「Think For Yourself」が収録されているようである。
ただし、このエコーはプレスの作業内で加えられたもので、いわゆる「ミックス違い」ではないとする意見もある。
また、『ラバー・ソウル』 英オリジナル・モノラル盤初回プレスは、他の盤より音が大きく聴こえるという意見があり、「ラウド・カット盤」と呼ばれている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ1(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ2…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』

 Vol.2 Disc4-5 & 17. The Word
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアメリカ用にミックスされたもので、サビの部分も含めてジョンのボーカルが全てダブル・トラック/エンディングが少し長い/音の定位が大きく異なる、といった点が違う。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音がほんの少し中央に寄った。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・アメリカ編集盤 『ラバー・ソウル』 の東海岸プレスの一部には、右チャンネルにエコー(もしくはリバーブ)の強くかけられたものが存在するが、特にこの曲と、直前の「Think For Yourself」最後の一音ではっきりと聴き取れる。
ただし、このエコーはプレスの作業内で加えられたもので、いわゆる「ミックス違い」ではないとする意見もある。
また、『ラバー・ソウル』 英オリジナル・モノラル盤初回プレスは、他の盤より音が大きく聴こえるという意見があり、「ラウド・カット盤」と呼ばれている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
英旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録
英新ステレオ(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
米ステレオ…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』

 Vol.2 Disc4-6 & 18. Michelle
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルはアメリカ用にミックスされたもので、他のバージョンよりエンディングのフェイド・アウトが長い。
長さの関係は、本盤のモノラル>ステレオ(新旧とも)>世界標準モノラル、となる。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、アナログ時代のステレオのイントロで左チャンネルにかすかに聴こえた息を吐くような音は消されている。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

世界標準モノラルは上述の通り全てのバージョンの中でエンディングのフェイド・アウトが最も短い。

■その他のバージョン
・ビートルズCD化の1987年以前に発売された米アナログ盤 『赤盤』 のステレオは左右のチャンネルが逆。
・アナログ盤 『ラヴ・ソングス』 のステレオは左右の音が真ん中に寄っている(現行CDとはまた違う)。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ノーウェア・マン』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ1(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
・2023年の  『赤盤』  リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.2 Disc4-7 & 19. It's Only Love
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

ステレオはCD化の際にリミックスされているが、音の定位はアナログ時代のステレオとあまり変わらないものの、これまで全てのバージョンで修正のため聴こえなくなっていたボーカルが聴こえるようになった(2回目の「It's only love and…」の「only」の部分のダブル・トラックのズレのため、片方のボーカルを消去、さらに曲の最後の部分の声の震えを隠すためにフェイド・アウト処理されていた)。また、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イエスタデイ』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』

 Vol.2 Disc4-8 & 20. Girl
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・ビートルズCD化の1987年以前に発売された米アナログ盤 『赤盤』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、左チャンネルの音が真ん中に寄っている。
・アナログ盤 『ラヴ・ソングス』 のステレオは左右の音が真ん中に寄っている(現行CDとはまた違う)。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ1(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.2 Disc4-9 & 21. I'm Looking Through You
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオだが、アメリカ独自のバージョンで、冒頭で演奏を間違えて2回繰り返している部分がそのまま収録されている。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 もほぼオリジナル通りのミックスで収録) 

※このCDの輸入盤で、21曲目のモノラル・バージョンにイントロを間違える部分が入っいたら生産ミスの不良品である(不良品はミスでステレオ・バージョンをそのままモノラル化したものを収録しており、オリジナルLPとは違う)。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、アナログ時代のステレオのイントロで右チャンネルにあったエコーのようなノイズが消されている。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録
米ステレオ…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』

 Vol.2 Disc4-10 & 22. In My Life
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・アナログ盤 『ラヴ・ソングス』 のステレオは左右の音が真ん中に寄っている(現行CDとはまた違う)。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ1(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Vol.2 Disc4-11 & 23. Wait
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄った。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』

 Vol.2 Disc4-12 & 24. Run For Your Life
  ■米オリジナルLPでは
・ステレオはアナログ時代の旧ステレオ。
・モノラルは世界標準モノラルと同じ。

■このボックス内のCDでは
ステレオもモノラルもオリジナル通りのミックスで収録。
(『The U.S. Box』 では音源の差し替えが行われている)

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、間奏で聴こえたノイズが消されている。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

2009年のリマスター盤では、新ステレオだけでなく、モノラル・旧ステレオとも上記のノイズは消されている。

世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』

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左から、日本盤米盤日本盤米盤

Vol.2の日本盤ボックスに入っている紙ジャケットは日本独自に作成されたもので、米盤ボックスでは
シングル・ジャケットだった 『Help!』 がちゃんと発売当時と同じ見開きジャケになっています。




◎このリストは以下の文献を参考にし、自分の耳で確認した上で作成した。
 ■松本常男 『ビートルズ海賊盤事典』 (講談社、1985)
    マニアックな視点からバージョン違いをまとめた記事を載せたおそらく最初の出版物。
 ■尾畑清貴 「ビートルズ正規盤のミックス違い(コンプリート版)」
  (プロデュース・センター出版局 『nowhere』 4号5号6号7号掲載、1994−1995) ← アマゾンの商品ページへのリンクです
    どのアナログ/CDに収録されているかしっかりと記述されているのが便利。

 ■森山直明ほか執筆による 『レコード・コレクターズ』 の記事 (ミュージックマガジン、1994−2006)
  →のちに一部を改稿してレコード・コレクターズ増刊 『ザ・ビートルズ コンプリート・ワークス』 1〜3に収録された
 ■米村幸雄 『Undocumented Recording Sessions 〜パソコンが聴いたビートルズ〜』 (自費出版、1999)
    2つのバージョンをシンクロさせるパソコンソフトを使用した研究。正確さという点ではこれに勝るものはないが、一部の曲のみ。
  →現在、同期再生可能な iOS デバイス用ビートルズ楽曲解説アプリ「LinerNotes」を提供中。
 ■『大人のロック!』編 『ザ・ビートルズ全曲バイブル』 (日経BP社、2009)
   上の方法を使って全ナンバーを解析した本。ただしバージョン違いよりレコーディングの手順の解明が主眼。
 ■森山直明 『ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』 (ミュージックマガジン、2009)
   『レコード・コレクターズ』 に掲載された内容に、2009年のリマスターCD音源の情報も含めて1冊にまとめたもの。
   耳による聴き比べではこれまでで最も細かい調査。
 ■コレクターズロックショップ ジャンク・ヘッズ の 『ザ・ビートルズ・アンソロジー』 DVDリミックス検証 
   このリミックスについては当ページでは触れなかったのでご参考まで。

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