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ビートルズ MONO BOX

バージョン違い一覧

2009年に発売されたモノラル盤ボックス
『The Beatles in MONO (日本タイトル:MONO BOX)』 の
収録曲のバージョン違いの内容です。



比較する曲は基本的に現在までにCD化されているものを対象にし、
『アンソロジー』 シリーズのアウトテイクや 『レット・イット・ビー・ネイキッド』 については
ややこしくなるので除外しています。
『ザ・ビートルズ・アンソロジー』 のDVD化の際に行われたリミックスにも触れていません。
(さらに詳しく知りたい方は最後に挙げた参考文献もご覧下さい)
ただし、私の推測もかなり含まれていますので、その点ご留意願います。



ビートルズの活動した1960年代はモノラルからステレオへの移行期で、
ファースト・アルバム 『プリーズ・プリーズ・ミー』 から1968年の 『イエロー・サブマリン』 までは
モノラル盤とステレオ盤の両方が発売されていました。

60年代前半はモノラルの方が一般的だったため、レコーディング後は
モノラル・ミックスが優先して作られていましたが、
ステレオ・ミックスも
モノラルとは別個に作られており、両者で細部が異なる曲が存在します。

60年代も後半になるとステレオ再生機も普及するようになり、
末期のビートルズ・ナンバーはステレオ・ミックスのみとなっています。

アルバム 『イエロー・サブマリン』 のモノラル盤の中身は、ステレオを
単にモノラル化しただけだったので、このボックスには含まれていません。
(当時作られていた4曲の
新曲のモノラル・ミックスは 『モノ・マスターズ』 に収録)




The Beatles in MONO ( MONO BOX )



 Disc 1: Please Please Me ( プリーズ・プリーズ・ミー ) ('63)
 Disc 2: With The Beatles ( ウィズ・ザ・ビートルズ ) ('63)
 Disc 3: A Hard Day's Night ( ア・ハード・デイズ・ナイト ) ('64)
 Disc 4: Beatles For Sale ( ビートルズ・フォー・セール ) ('64)
 Disc 5: Help!( ヘルプ!) ('65)
 Disc 6: Rubber Soul ( ラバー・ソウル ) ('65)
 Disc 7: Revolver ( リボルバー ) ('66)
 Disc 8: Sgt. Peppers' Lonely Hearts Club Band
 ( サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド ) ('67)

 Disc 9: Magical Mystery Tour ( マジカル・ミステリー・ツアー ) ('67)
 Disc 10: The Beatles ( ザ・ビートルズ )1枚目 ('68)
 Disc 11: The Beatles ( ザ・ビートルズ )2枚目 ('68)
 Disc 12: MONO Masters ( モノ・マスターズ )1枚目 ('62-69)
 Disc 13: MONO Masters ( モノ・マスターズ )2枚目 ('62-69)


 
Disc 1: Please Please Me ( プリーズ・プリーズ・ミー )('63)

【紙ジャケット】
E式コーティング・ジャケット。
当時印刷されていた文字の入った紙製の内袋(真ん中に窓穴あり)付き。

 Disc1-1. I Saw Her Standing There
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、音が中央に寄っている。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ No.1』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』?/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Disc1-2. Misery
 

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

日本盤アナログ(1976年から発売)の 『プリーズ・プリーズ・ミー』 に収録のこの曲と「There's A Place」のステレオは、モノラルを少しズラして左右のトラックに入れた擬似ステレオだった。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ No.1』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』

 Disc1-3. Anna(Go To Him)
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ No.1』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Disc1-4. Chains
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ No.1』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Disc1-5. Boys
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、音が中央に寄っている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Disc1-6. Ask Me Why
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/シングルCD 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『オール・マイ・ラヴィング』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Disc1-7. Please Please Me
  世界標準ステレオではジョンが3番の歌詞を間違えて、続く部分を笑いながら歌っている所があるが、世界標準モノラルはちゃんと歌っている。
また、1:16 の間奏の部分のギターとハーモニカは、ステレオでは微妙に違うフレーズを弾いているが、モノラルでは同じである。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

■その他のバージョン
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録(ジョンが歌詞を間違えるステレオ・バージョンのリミックス)。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/シングルCD 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ヒッツ』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Disc1-8. Love Me Do
  2つのモノラルのうち、アンディ・ホワイトがドラムを叩いている方のバージョン。ステレオ・バージョンは2023年になるまで存在しなかった。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』 には、このモノラルと、それを擬似ステレオにしたものが収録されている。

『パスト・マスターズ』 や 『モノ・マスターズ』 に入っているのはリンゴがドラムを叩いている方のモノラル(最初にシングルとして発売されたバージョン)。

■その他のバージョン
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤にはリンゴ・バージョンの2023年版新ミックス・初ステレオを収録。

■アンディ・ホワイト・バージョン
モノラル…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(新旧とも)』/シングルCD 『ラヴ・ミー・ドゥ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ヒッツ』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』
■リンゴ・バージョン
モノラル…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』
ステレオ…『赤盤(2023年盤)』


 Disc1-9. P.S. I Love You
  リアル・ステレオ・バージョンはこれまで発表されたことがない。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』 には、世界標準モノラルと、それを擬似ステレオにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/シングルCD 『ラヴ・ミー・ドゥ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『オール・マイ・ラヴィング』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Disc1-10. Baby It's You
 

世界標準ステレオと世界標準モノラルでエンディングの音のしぼり方が異なり、最後の「'Cause baby It's you」はステレオの方がよく聴こえる。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Disc1-11. Do You Want To Know A Secret
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ツイスト・アンド・シャウト』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Disc1-12. A Taste Of Honey
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ツイスト・アンド・シャウト』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』

 Disc1-13. There's A Place
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

日本アナログ盤(1976年から発売)の 『プリーズ・プリーズ・ミー』 に収録のこの曲と「Misery」のステレオは、モノラルを少しズラして左右のトラックに入れた擬似ステレオだった。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ツイスト・アンド・シャウト』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』

 Disc1-14. Twist And Shout
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、音が中央に寄っている。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『プリーズ・プリーズ・ミー(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ツイスト・アンド・シャウト』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

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Disc 2: With The Beatles ( ウィズ・ザ・ビートルズ )('63)

【紙ジャケット】
E式コーティング・ジャケット。
当時印刷されていた文字の入った紙製の内袋(真ん中に窓穴あり)付き。

 Disc2-1. It Won't Be Long
  世界標準のステレオとモノラルでは、エンディングの「♪Till I belong…」以降は別テイクを使用しているので、若干歌い回しが異なり、ステレオにだけ「Till I」の部分に「ジャラ〜ン」というギターの音が聴こえる。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Disc2-2. All I've Got To Do
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Disc2-3. All My Loving
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

■その他のバージョン
・アナログ盤 『グレイテスト・ヒッツ(オランダ編集の“Beatles' Greatest”)』 『リバプール・ボックス』 などに入っているステレオでは、イントロでハイハットによる5拍のカウントが聴ける。
・1993年の 『赤盤』 のステレオは左右の音を中央よりにした新ミックス。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『オール・マイ・ラヴィング』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『赤盤(2010年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』
新ステレオ1…『赤盤(1993年盤)』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』


 Disc2-4. Don't Bother Me
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Disc2-5. Little Child
  世界標準モノラルはエンディングの歌詞の最後の部分「♪baby, take a chance with me」が世界標準ステレオより小さくミックスされている。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Disc2-6. Till There Was You
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Disc2-7. Please Mister Postman
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 には、キャピトルがエコーを付けた世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』

 Disc2-8. Roll Over Beethoven
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 には、キャピトルがエコーを付けた世界標準ステレオと、エコーを付ける前の世界標準ステレオ(たぶん)をモノラルにしたものが収録されている。

アナログ時代のステレオは冒頭で右チャンネルに「ボンッ」というノイズのような音が聴こえていたが(『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 で聴ける)、世界標準ステレオではこの音は消されている。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、音が中央に寄っている。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Disc2-9. Hold Me Tight
  世界標準のモノラルとステレオの間にはコーラスと手拍子に微妙な違いがある。
エンディングのポールのボーカル「♪you, you, you…ウ〜、ウ〜」の部分では、ステレオには高い声のコーラスが付いているがモノラルにはない。また手拍子はモノラルでは最後まで入っているが、ステレオのエンディングには入っていない。
 →手拍子とコーラスはモノラルとステレオでは別テイクらしい(情報元:LinerNotes)。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Disc2-10. You Really Got A Hold On Me
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 には、キャピトルがエコーを付けた世界標準ステレオと、エコーを付ける前の世界標準ステレオ(たぶん)をモノラルにしたものが収録されている。

■その他のバージョン
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Disc2-11. I Wanna Be Your Man
  世界標準ステレオは世界標準モノラルよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、音が中央に寄っている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Disc2-12. Devil In Her Heart
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 には、キャピトルがエコーを付けた世界標準ステレオと、エコーを付ける前の世界標準ステレオ(たぶん)をモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』

 Disc2-13. Not A Second Time
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。また、モノラルに比べると、ステレオは曲の頭がほんの少しだけカットされている。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』 には、世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』

 Disc2-14. Money(That's What I Want)
 

世界標準モノラルには、
イントロのピアノにエコーがほとんどかかっていない/冒頭から拍に合わせたパーカッションが鳴っている/世界標準ステレオでピアノに続いて入ってくるギターがない
などの特徴がある。
 →ピアノはモノラルとステレオでは別テイクらしい(情報元:LinerNotes)。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 には、キャピトルがエコーを付けた世界標準ステレオと、エコーを付ける前の世界標準ステレオ(たぶん)をモノラルにしたものが収録されている。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ウィズ・ザ・ビートルズ』/『ウィズ・ザ・ビートルズ(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『オール・マイ・ラヴィング』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ウィズ・ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』

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Disc 3: A Hard Day's Night ( ア・ハード・デイズ・ナイト )('64)

【紙ジャケット】
E式コーティング・ジャケット。
当時印刷されていた文字の入った紙製の内袋(真ん中に窓穴あり)付き。

 Disc3-1. A Hard Day's Night
  世界標準ステレオは世界標準モノラルよりエンディングが少し長い。

■その他のバージョン
・米サントラ盤 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 のステレオ盤に収録のものは、世界標準モノラルに擬似ステレオともモノラルともいえない珍妙な加工を施しており、ほとんどモノラル状態だが、ポールがリード・ボーカルを取る「♪When I home …」の部分では音が左寄りになり、間奏部分では右寄りになる。
・映画の2014年リマスター版DVD/ブルーレイには新ミックスのステレオを収録。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/シングルCD 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』
新ステレオ1…『1(2015年盤)』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Disc3-2. I Should Have Known Better
  ・世界標準ステレオではイントロのハーモニカが一瞬途切れるように吹かれるが、世界標準モノラルの方はテープ編集で途切れていない部分を繰り返しているのでちゃんとつながっている。
・ステレオの方が若干ピッチが早い。
・モノラルはボーカルのエコーが強い。
・2回あるサビの部分で、「That when I tell you that I love you, oh」の「oh」から「You're gonna say you love me too」あたりまでのジョンのボーカルがモノラルとステレオでは別テイク。
・ステレオの方がエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

■その他のバージョン
・米アナログ盤 『リール・ミュージック』 のステレオはハーモニカが途切れないように後から編集したもの。
・映画の2014年リマスター版DVD/ブルーレイには新ミックスのステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ザ・フィルム・ア・ハード・デイズ・ナイト』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『ヘイ・ジュード』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Disc3-3. If I Fell
 

世界標準モノラルはイントロのジョンのボーカルがシングル・トラックになっている。また、世界標準ステレオでは2度目のサビの「was in vain」の部分でポールが息切れするが、モノラルは「vain」の途中からフェーダー操作で別テイクのボーカルに切り替えているので息切れしない。

■その他のバージョン
・米サントラ盤 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 のステレオ盤に収録のものは、世界標準モノラルに擬似ステレオともモノラルともいえない珍妙な加工を施しており、ほとんどモノラル状態だが、イントロのジョンだけで歌う部分の音が左寄り、その後は中央か右寄りになっているように聴こえる。
・映画の2014年リマスター版DVD/ブルーレイには新ミックスのステレオが収録されており、「was in vain」の部分のポールのボーカルが2テイクともそのまま聴こえるので、世界標準モノラル作成時にフェーダー操作をしたことがわかる。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ザ・フィルム・ア・ハード・デイズ・ナイト』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Disc3-4. I'm Happy Just To Dance With You
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・米サントラ盤 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 のステレオ盤に収録のものは、世界標準モノラルに擬似ステレオともモノラルともいえない珍妙な加工を施しており、ほとんどモノラル状態だが、なんとなく音像が不安定な感じ。
・映画の2014年リマスター版DVD/ブルーレイには新ミックスのステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Disc3-5. And I Love Her
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・世界標準のステレオとモノラルのポールのボーカルは一部を除いて基本的にダブル・トラックになっているが、アメリカ編集盤 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』に入っているアメリカ用モノラルのポールのボーカルは逆に一部を除いて基本的にシングル・トラックになっている。これはダブル・トラックのうちの片方のボーカルを消してあるためで、その結果消された方のボーカル・トラックにあったエンディングのポールの「ン〜」というハミングも消えている(映画に使われたのもこちら)。
・米サントラ盤 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 のステレオ盤に収録のものは、米モノラルに擬似ステレオともモノラルともいえない珍妙な加工を施しており、ほとんどモノラル状態だが、イントロ・間奏・エンディングで音が右寄りになる。
・アナログ盤 『レアリティーズVol.2』 『リバプール・ボックス』 のステレオは、テープ編集でエンディングのギター・リフを長くしている。
・映画の2014年リマスター版DVD/ブルーレイには新ミックスのステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ザ・フィルム・ア・ハード・デイズ・ナイト』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Disc3-6.  Tell Me Why
  世界標準ステレオはジョンのボーカルを全編2つ以上の複数のテイクを重ねてミックスしているが、世界標準モノラルはジョンのボーカルがところどころシングル・トラックに(もしくはそう聴こえるように他のボーカルが小さくミックス)されている。また、世界標準ステレオでは最後にギターの弦をこする音が聴こえるが、世界標準モノラルはその前に急にフェイド・アウトする。

■その他のバージョン
・映画に使用されたモノラル・バージョンはレコードのモノラルで消された方のボーカルを使用しており、音盤化されたことはない(映画のDVDやブルーレイで聴ける)。
・米サントラ盤 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 のステレオ盤に収録のものは、世界標準モノラルに擬似ステレオともモノラルともいえない珍妙な加工を施しており、ほとんどモノラル状態だが、ジョンだけのボーカルの部分(「♪Well I gave you everything I had」など)では音が右寄りになり、その後のコーラス部分(「♪But you left me sitting on my own」など)では左寄りになる。
・映画の2014年リマスター版DVD/ブルーレイには新ミックスのステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ザ・フィルム・ア・ハード・デイズ・ナイト』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Disc3-7. Can't Buy Me Love
 

世界標準モノラルにはステレオにないハイハットが加えられている(モノラルで 0:09 から入るハイハット)。
また、ステレオとモノラルのミックス違いによる音量の差のため、間奏のギターの一音(ステレオだと右チャンネルだけに聴こえる)が、モノラルではドラムの音に埋もれてほとんど聴こえない。

■その他のバージョン
・米サントラ盤 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 のステレオ盤に収録のものは、世界標準モノラルに擬似ステレオともモノラルともいえない珍妙な加工を施しており、ほとんどモノラル状態だが、「♪much for money」の部分では音が右寄りになり、「♪For money can't buy me love」の部分では左寄り、間奏部分では右寄りになる。
・1993年の 『赤盤』 のステレオは左チャンネルの音を少し中央よりにした新ミックス。
・映画の2014年リマスター版DVD/ブルーレイには新ミックスのステレオを収録。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。


モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/シングルCD 『キャント・バイ・ミー・ラヴ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ミリオン・セラーズ』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『赤盤(2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『ヘイ・ジュード』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』
新ステレオ1…『赤盤(1993年盤)』
新ステレオ2…『1(2015年盤)』
新ステレオ3…『赤盤(2023年盤)』

 Disc3-8. Any Time At All
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・アメリカ編集盤 『サムシング・ニュー』 に入っているモノラルはアメリカ用にミックスされたもので、間奏(1:30 から 1:46 まで)のピアノの音がほとんど聴こえず、後半で少し聴こえてくる程度になっている。
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ジ・アルバム・ア・ハード・デイズ・ナイト』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Disc3-9. I'll Cry Instead
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・アメリカ編集盤 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』 に入っているモノラルはアメリカ用にミックスされたもので、ステレオよりワンコーラス(1:12 から 1:32 まで)長い。これは1番の同じ部分を切り貼りしているのではなく、ジョンの別のボーカルを使用している。
また、同じアメリカ用モノラルでも、『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』 に収録のものは冒頭でギターの弦をこする音が聴こえてから始まる。
・1982年の再公開版の映画の冒頭に追加されたのもこの長い方のバージョンで、ポニーキャニオンから出た最初のソフト化では擬似ステレオで収録されていたが、ビデオアーツから出た「完全版」と題されたソフトではステレオの音源を使ってそっくりに作り直したものが収録されていた(繰り返す部分は1番の同じ部分を切り貼りしており、これは「完全版」のソフトでしか聴けない)。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ジ・アルバム・ア・ハード・デイズ・ナイト』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』 と 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Disc3-10. Things We Said Today
  世界標準モノラルは1番の終り(0:30 ごろ)で鳴るギターの1回目が世界標準ステレオより小さくミックスされている。また、モノラルはステレオよりエンディングのフェイド・アウトがほんのわずか長い。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/シングルCD 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ジ・アルバム・ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Disc3-11. When I Get Home
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・アメリカアメリカ編集盤 『サムシング・ニュー』 に入っているモノラルはアメリカ用にミックスされたもので、1:27 あたりのジョンのボーカル「till I walk out that door」のみがステレオとは異なる(「walk」の部分を聴くとよくわかる)。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イクストラクツ・フロム・ジ・アルバム・ア・ハード・デイズ・ナイト』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』

 Disc3-12. You Can't Do That
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・アメリカ編集盤 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 のモノラルはアメリカ用にミックスされたものとのことだが、どこが違うか不明。
 →アメリカ用のモノラル・ミックスが作られたという記録はあるが、このアルバムに収録されているのは世界標準モノラルと同じらしい(情報元:LinerNotes)。
『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 には、このモノラルと、世界標準モノラルよりボーカルのエコーが強いモノラルから作った擬似ステレオが収録されている。
『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 には、おそらくモノラル・ステレオともに2009年世界標準マスターで収録されている。
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、音が中央に寄っている。
・1994年制作のドキュメンタリー 『メイキング・オブ・ア・ハード・デイズ・ナイト』 には新ミックスのステレオが収録されている。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』/シングルCD 『キャント・バイ・ミー・ラヴ』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』?
米モノラル(?)…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』?
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Disc3-13. I'll Be Back
  世界標準のステレオのボーカルにはエコーがかかっているが、モノラルにはない。また、ジョンより高いパートを歌うポールのコーラスに関して、ステレオでジョンより目立っている数ヶ所を、モノラルではジョンの声の方が良く聴こえるように修正するなど、こまかい編集が施されている

■その他のバージョン
・アメリカ編集盤 『ビートルズ '65』 のモノラルはアメリカ用にミックスされたもので、世界標準モノラルよりボーカルのエコーが深い。
 →これは世界標準ステレオをモノラルにしただけのものらしい(情報元:LinerNotes)。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』/『ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)(1987年盤)』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ア・ハード・デイズ・ナイト(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』/『Japan Box』 の 『ア・ハード・デイズ・ナイト』


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Disc 4: Beatles For Sale ( ビートルズ・フォー・セール )('64)

【紙ジャケット】
E式見開きコーティング・ジャケット。
見開きの扉側がポケットになっていない1枚タイプで、ディスクの取り出し口が真ん中にある仕様を再現。
当時印刷されていた文字の入った紙製の内袋(真ん中に窓穴あり)付き。

 Disc4-1. No Reply
  世界標準ステレオではジョンのボーカルがすべてダブル・トラックなのに対して、世界標準モノラルは3箇所( 0:25 の「'Cause I look」の部分など)で一瞬シングル・トラックになる。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

 Disc4-2. I'm A Loser
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

 Disc4-3. Baby's In Black
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール No.2』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

 Disc4-4. Rock And Roll Music
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

 Disc4-5. I'll Follow The Sun
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール No.2』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

 Disc4-6. Mr. Moonlight
  世界標準ステレオは世界標準モノラルよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

 Disc4-7. Kansas City/Hey-Hey-Hey-Hey!
  世界標準ステレオは世界標準モノラルよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。また、モノラルは間奏に入る前のポールのシャウト「ワ〜ホゥ」の「ホゥ」が途中で切られているようなミックスになっており(ステレオはちゃんと聴こえる)、間奏以降のピアノもステレオとは別テイクになっている。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』 の世界標準モノラルは他の盤の世界標準モノラルに比べると少しエコーがかかっている(おそらくキャピトル独自の加工)。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

 Disc4-8. Eight Days A Week
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
新ステレオ1…『1(2015年盤)』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Disc4-9. Words Of Love
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール No.2』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

 Disc4-10. Honey Don't
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエコーが少し深く、0:28〜0:30 の「honey don't」の「honey」のあたりと 2:02 の「honey don't」の「don't」のあたりで一瞬だが別テイクが使われている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

 Disc4-11. Every Little Thing
  世界標準ステレオは世界標準モノラルよりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』 の世界標準モノラルは他の盤の世界標準モノラルに比べると少しエコーがかかっている(おそらくキャピトル独自の加工)。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

 Disc4-12. I Don't Want To Spoil The Party
  間奏に入る部分で世界標準ステレオでは小さく聴こえる「ウォウ」という裏声の掛け声が世界標準モノラルでは聴こえない。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ビートルズ・フォー・セール No.2』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

 Disc4-13. What You're Doing
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトがほんのわずか長い。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』 の世界標準モノラルは他の盤の世界標準モノラルに比べると少しエコーがかかっている(おそらくキャピトル独自の加工)。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

 Disc4-14. Everybody's Trying To Be My Baby
 

世界標準モノラルはイントロの「Well, they took some honey」の途中で一瞬エコーが消える(もしくは部分的に差し替えられている)ので、世界標準ステレオに比べて歌が詰まったような感じに聴こえる。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ビートルズ・フォー・セール』/『ビートルズ・フォー・セール(1987年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
ステレオ(世界標準)…『ビートルズ・フォー・セール(2009年のステレオ盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』

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Disc 5: Help!( ヘルプ!)('65)
 ※後半にアナログ時代のオリジナル・ステレオ・ミックスを収録

【紙ジャケット】
E式コーティング・ジャケット。
当時印刷されていた文字の入った紙製の内袋(真ん中に窓穴あり)付き。

 Disc5-1 & 15. Help!
世界標準モノラルのジョンのボーカルはイントロ以外は世界標準ステレオとは全く別物で、エコーもかかっている。モノラルにはタンバリンも入っていない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、エンディングのボーカルのエコーがなくなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

アメリカ編集盤 『ヘルプ!』 には、冒頭に007のサントラ風のインスト(あくまで「風」であって「ジェイムズ・ボンドのテーマ」ではない)が付けられている。
『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』 には、アナログ時代のステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

■その他のバージョン
・映画に使用されたモノラル・バージョンではイントロ部分のボーカルにも多少の違いがある。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/シングルCD 『ヘルプ!』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ1(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
新ステレオ2…『1(2015年盤)』
新ステレオ3…『赤盤(2023年盤)』

 Disc5-2 & 16. The Night Before
世界標準モノラルのボーカルにはエコーがかかっていない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』 には、アナログ時代のステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』

 Disc5-3 & 17. You've Got To Hide Your Love Away
アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄った。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』 には、アナログ時代のステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

■その他のバージョン
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ1(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(新旧とも)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Disc5-4 & 18. I Need You

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』 には、アナログ時代のステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』

 Disc5-5 & 19. Another Girl
アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。また、イントロでボーカルの陰に聴こえていた残響音(ドラム・スティックによるカウント?)が消された。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』 には、アナログ時代のステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』


 Disc5-6 & 20. You're Going To Lose That Girl
アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』 には、アナログ時代のステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。
また、この盤のステレオは冒頭でボーカルが始まる前のほんの一瞬、人の声のような音が聴こえる。
これは「ワン、トゥー、スリー」というカウントが削除しきれずに残ったものかもしれない(映画 『ヘルプ!』 ではこの曲はレコーディングの場面として登場するが、そこでもカウントから演奏に入っている)。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』

 Disc5-7 & 21. Ticket To Ride
各バージョンでエンディングの長さが違い、長い順に、世界標準ステレオ>アナログ時代のステレオ>モノラル(および 『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』 の擬似ステレオとモノラル)、となる。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。また、エンディングのフェイド・アウトが少し長くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

世界標準ステレオは6回目の「My baby don't care」のあとの楽器の音まで聴こえる。ただし、厳密に言うと 『赤盤(1993年盤)』 はフェイド・アウトがほんの少し早い。

アナログ時代のステレオは6回目の「My baby don't care」で音が消える。

世界標準モノラルは5回目の「My baby don't care」で音が消える。ただしCDシングルに収録のものは「My」で音が消える。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』 には、世界標準モノラルを擬似ステレオ化したもの(左右のチャンネルの音を少しずらす方式)と、それをモノラルにしたものが収録されている(擬似ステレオの左右のチャンネルに入っていた音が合わさって二重に聴こえる)。

■その他のバージョン
・映画に使用されたモノラル・バージョンにはタンバリンが入っていない。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/シングルCD 『涙の乗車券(Ticket To Ride)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ1(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘルプ!』
新ステレオ2…『1(2015年盤)』
新ステレオ3…『赤盤(2023年盤)』
米の擬似ステレオ/モノラル(もとは英盤モノラル)…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ヘルプ!』

 Disc5-8 & 22. Act Naturally
アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

ステレオはCD化の際にリミックスされているが、音の定位はアナログ時代のステレオとあまり変わらない。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イエスタデイ』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』

 Disc5-9 & 23. It's Only Love
アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

ステレオはCD化の際にリミックスされているが、音の定位はアナログ時代のステレオとあまり変わらないものの、これまで全てのバージョンで修正のため聴こえなくなっていたボーカルが聴こえるようになった(2回目の「It's only love and…」の「only」の部分のダブル・トラックのズレのため、片方のボーカルを消去、さらに曲の最後の部分の声の震えを隠すためにフェイド・アウト処理されていた)。また、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イエスタデイ』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』

 Disc5-10 & 24. You Like Me Too Much
アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イエスタデイ』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』


 Disc5-11 & 25. Tell Me What You See
世界標準モノラルのボーカルにはエコーがかかっていない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカル他のエコーが強くなった。また、イントロで楽器の音が出る前にほんの一瞬、人の声のような音(カウントの消し残り?)が聴こえるようになった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

 Disc5-12 & 26. I've Just Seen A Face
アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。また、イントロで右チャンネルに聴こえていた左チャンネルのギターのエコーがカットされた。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』

 Disc5-13 & 27. Yesterday
ステレオ(新旧とも)と世界標準モノラルではトラックの音量操作によって微妙な違いが出ている。

0:52 の「… something wrong / now I long for yesterday」の部分で、モノラルは突然エコーが深くなるように聴こえ、ステレオではここだけダブル・トラックで音が深くなるように聴こえる。
この部分は最後の「♪yesterday〜」と伸ばすところのボーカルを別テイクに差し替えるための作業が行われており、ステレオは「something」のところから元のボーカルと差し替え用のボーカルが重なってダブル・トラックになり、「day」のところで元のボーカルがフェイド・アウトしているが、モノラルは差し替え用のボーカルがゆっくりフェイド・インしながらダブル・トラックになっている。この操作の違いと、差し替え用のボーカルの録音の際に元のボーカルも小さく録音されてしまっている(スピーカーから流しながら歌っていたのをマイクが拾ったらしい)ことが、結果としてエコーのような効果を生む原因になっている。

ステレオはCD化の際のリミックスで、中央寄りにあったストリングスが左に移動している。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

■その他のバージョン
・アナログ盤 『ビートルズ・バラード・ベスト20』 のステレオは左右のチャンネルが逆。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『イエスタデイ』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ1(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
新ステレオ2…『1(2015年盤)』
新ステレオ3…『赤盤(2023年盤)』

 Disc5-14 & 28. Dizzy Miss Lizzy
 

アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

ステレオはCD化の際にリミックスされてボーカルに強いエコーが加えられた。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ヘルプ!』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『Japan Box』 の 『4人はアイドル』
新ステレオ(世界標準)…『ヘルプ!(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

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Disc 6: Rubber Soul ( ラバー・ソウル )('65)
 ※後半にアナログ時代のオリジナル・ステレオ・ミックスを収録

【紙ジャケット】
E式コーティング・ジャケット。
当時印刷されていた文字の入った紙製の内袋(真ん中に窓穴あり)付き。

 Disc6-1 & 15. Drive My Car
  ステレオ(新旧とも)では「Baby, you can drive my car」で始まるサビの部分のピアノは全部聴こえるが、世界標準モノラルではボーカルがある部分ではオフになっているので、歌が終るとピアノが突然現れるような感じがする。また、モノラルはカウベルの音が他の音に埋もれてよく聴こえない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、音が中央に寄っている(現行CDとはまた違う)。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ノーウェア・マン』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録
新ステレオ1(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』


 Disc6-2 & 16. Norwegian Wood(This Bird Has Flown)
  世界標準モノラルには「♪she told me to sit anywhere」のあとに誰かの咳払いの音が聴こえるが、ステレオ(新旧とも)にはない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、エコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

■その他のバージョン
・アナログ盤 『ラヴ・ソングス』 『ビートルズ・バラード・ベスト20』 のステレオはそれぞれCDで聴けるステレオとは楽器の定位が違っている。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ1(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』


 Disc6-3 & 17. You Won't See Me
  世界標準モノラルはステレオ(新旧とも)よりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、エンディングのフェイド・アウトが少し短くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

2009年のリマスター盤では、モノラル・旧ステレオ・新ステレオとも歌い出しの口を開ける音(ステレオでは右チャンネルで聴こえる)が消されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ノーウェア・マン』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』

 Disc6-4 & 18. Nowhere Man
  アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

■その他のバージョン
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ノーウェア・マン』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録
新ステレオ1(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
新ステレオ2…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』
新ステレオ3…『赤盤(2023年盤)』

 Disc6-5 & 19. Think For Yourself
  アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄った。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

■その他のバージョン
・映画 『イエロー・サブマリン』 で、この曲のコーラスをレコーディングしている時の音声が少しだけ聴ける(石にされた市長を歌で元に戻す場面)。
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。
・アメリカ編集盤 『ラバー・ソウル』 の東海岸プレスの一部には、右チャンネルにエコー(もしくはリバーブ)の強くかけられたものが存在するが、特にこの曲の最後の一音と、続く「The Word」ではっきりと聴き取れる。
日米盤の 『ベスト・オブ・ジョージ・ハリスン』 にもこのエコー付きの「Think For Yourself」が収録されているようである。
ただし、このエコーはプレスの作業内で加えられたもので、いわゆる「ミックス違い」ではないとする意見もある。
また、『ラバー・ソウル』 英オリジナル・モノラル盤初回プレスは、他の盤より音が大きく聴こえるという意見があり、「ラウド・カット盤」と呼ばれている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ1(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ2…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』

 Disc6-6 & 20. The Word
  アナログ時代のステレオと世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音がほんの少し中央に寄った。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

■その他のバージョン
・アメリカ編集盤 『ラバー・ソウル』 のステレオはアメリカ用にミックスされたもので、サビの部分も含めてジョンのボーカルが全てダブル・トラック/エンディングが少し長い/音の定位が大きく異なる、といった点が違う。
この米盤 『ラバー・ソウル』 の東海岸プレスの一部には、右チャンネルにエコー(もしくはリバーブ)の強くかけられたものが存在するが、特にこの曲と、直前の「Think For Yourself」最後の一音ではっきりと聴き取れる。
ただし、このエコーはプレスの作業内で加えられたもので、いわゆる「ミックス違い」ではないとする意見もある。
また、『ラバー・ソウル』 英オリジナル・モノラル盤初回プレスは、他の盤より音が大きく聴こえるという意見があり、「ラウド・カット盤」と呼ばれている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
英旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録
英新ステレオ(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
米ステレオ…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』

 Disc6-7 & 21. Michelle
  世界標準モノラルは全てのバージョンの中でエンディングのフェイド・アウトが最も短い。
長さの関係は、アメリカ編集盤 『ラバー・ソウル』 のモノラル>ステレオ(新旧とも)>世界標準モノラル、となる。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、アナログ時代のステレオのイントロで左チャンネルにかすかに聴こえた息を吐くような音は消されている。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

■その他のバージョン
・アメリカ編集盤 『ラバー・ソウル』 のモノラルはアメリカ用にミックスされたもので、他のバージョンよりエンディングのフェイド・アウトが長い。
・ビートルズCD化の1987年以前に発売された米アナログ盤 『赤盤』 のステレオは左右のチャンネルが逆。
・アナログ盤 『ラヴ・ソングス』 のステレオは左右の音が真ん中に寄っている(現行CDとはまた違う)。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ノーウェア・マン』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ1(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Disc6-8 & 22. What Goes On
  ステレオ(新旧とも)のエンディングに入っているギターは世界標準モノラルには入っていない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄った。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録
新ステレオ(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』

 Disc6-9 & 23. Girl
  ステレオ(新旧とも)と世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

■その他のバージョン
・ビートルズCD化の1987年以前に発売された米アナログ盤 『赤盤』 のステレオは左右のチャンネルが逆で、左チャンネルの音が真ん中に寄っている。
・アナログ盤 『ラヴ・ソングス』 のステレオは左右の音が真ん中に寄っている(現行CDとはまた違う)。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ1(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Disc6-10 & 24. I'm Looking Through You
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、アナログ時代のステレオのイントロで右チャンネルにあったエコーのようなノイズが消されている。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

■その他のバージョン
・アメリカ編集盤 『ラバー・ソウル』 のステレオはアナログ時代の旧ステレオだが、アメリカ独自のバージョンで、冒頭で演奏を間違えて2回繰り返している部分がそのまま収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録
米ステレオ…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』

 Disc6-11 & 25. In My Life
  ステレオ(新旧とも)と世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、ボーカルのエコーが強くなった。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

■その他のバージョン
・アナログ盤 『ラヴ・ソングス』 のステレオは左右の音が真ん中に寄っている(現行CDとはまた違う)。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ1(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Disc6-12 & 26. Wait
  ステレオ(新旧とも)と世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄った。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』

 Disc6-13 & 27. If I Needed Someone
  ステレオ(新旧とも)と世界標準モノラルの間には目立った違いはない。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄った。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

■その他のバージョン
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録
新ステレオ1(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Disc6-14 & 28. Run For Your Life
  世界標準モノラルはステレオ(新旧とも)よりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

アナログ時代のステレオは音が左右のチャンネルにはっきり分かれていたが、CD化の際にリミックスされて音が中央に寄り、間奏で聴こえたノイズが消されている。世界標準ステレオはそのリミックス版をリマスターしたもの。

2009年のリマスター盤では、新ステレオだけでなく、モノラル・旧ステレオとも上記のノイズは消されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』
旧ステレオ(アナログ時代)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ラバー・ソウル』 に追加収録/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ラバー・ソウル』
新ステレオ(世界標準)…『ラバー・ソウル(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ラバー・ソウル』

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Disc 7: Revolver ( リボルバー )('66)

【紙ジャケット】
E式コーティング・ジャケット。
当時印刷されていた文字の入った紙製の内袋(真ん中に窓穴あり)付き。

 Disc7-1. Taxman
  世界標準モノラルは2番の「♪should five percent appear too small」の後からカウベルが入るが、世界標準ステレオはその次の「♪'Cos I'm the taxman」の後から入る。

■その他のバージョン
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『リボルバー』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『リボルバー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』
新ステレオ…『リボルバー(2022年盤)』/『赤盤(2023年盤)』

 Disc7-2. Eleanor Rigby
  世界標準ステレオではミキシング・ミスで1番の頭の「Eleanor Rigby」の「エリ」が左チャンネルからも聴こえてダブル・トラックになってしまっているが、世界標準モノラルはきちんと消されている。

■その他のバージョン
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録(ボーカルとストリングスのタイミングが少しズレている)。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『リボルバー』/シングルCD 『イエロー・サブマリン』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『リボルバー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』
新ステレオ1…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』
新ステレオ2…『1(2015年盤)』
新ステレオ3…『リボルバー(2022年盤)』/『赤盤(2023年盤)』

 Disc7-3. I'm Only Sleeping
  この曲には、以下の部分の逆回転ギターの入り方の違いから、4つのバージョンがある。
1.「Running everywhere at such a speed / Till they find there's no need」の部分
2.「Taking my time, Lying there and staring at the ceiling」の部分
3.間奏のギター

英モノラル … 1.「…rywhere at such a speed」と「…nd there's no need」の部分に入っている / 2.「and staring at the ceiling」の部分に入っている / 3.1拍目から入る

米モノラル … 1.入っていない / 2.「time, Lying」と「the ceiling」の部分に入っている / 3.1拍目から入る

英ステレオ … 1.「…rywhere at such a speed」と「…nd there's no need」の部分に入っている(英モノラルと同じ) / 2.入っていない / 3.1拍目から入る

米ステレオ … 1.「Till」の部分以外のすべてに入っている / 2.入っていない / 3.2拍目から入る

アメリカ編集盤 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』 のステレオは最初に発売されたステレオ盤では米モノラルから作成した擬似ステレオだったが、のちの再プレスでアメリカ用にミックスされたトゥルー・ステレオに差し替えになっている。

■その他のバージョン
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『リボルバー』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
米モノラル…『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
英ステレオ(世界標準)…『リボルバー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
新ステレオ…『リボルバー(2022年盤)』/『赤盤(2023年盤)』


 Disc7-4. Love You To
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

■その他のバージョン
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『リボルバー』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『リボルバー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』
新ステレオ1…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』
新ステレオ2…『リボルバー(2022年盤)』

 Disc7-5. Here, There And Everywhere
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・アナログ盤 『ビートルズ・バラード・ベスト20』 のステレオは左右のチャンネルが逆。
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『リボルバー』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『リボルバー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』
新ステレオ…『リボルバー(2022年盤)』/『赤盤(2023年盤)』

 Disc7-6. Yellow Submarine
  世界標準モノラルではイントロのギターは最初の一音から入っているが、世界標準ステレオはニ拍目から入る(というか一拍目の一音は消されている)。また、中間部のジョンの復唱も、モノラルは「life of ease」から聴こえるが、ステレオはそのあとの「Everyone of us」から入る(というか「life of ease」の部分が消されている)。
また、モノラルはステレオよりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

アナログ・モノラル盤 『イエロー・サブマリン』 のモノラルは世界標準ステレオをモノラルにしただけ。

■その他のバージョン
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『リボルバー』/シングルCD 『イエロー・サブマリン』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『リボルバー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『イエロー・サブマリン(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』
新ステレオ1…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』
新ステレオ2…『1(2015年盤)』
新ステレオ3…『リボルバー(2022年盤)』/『赤盤(2023年盤)』

 Disc7-7. She Said She Said
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『リボルバー』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『リボルバー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』
新ステレオ…『リボルバー(2022年盤)』

 Disc7-8. Good Day Sunshine
  世界標準モノラルのエンディングに入っているバス・ドラムが世界標準ステレオには入っていない。

■その他のバージョン
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『リボルバー』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『リボルバー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』
新ステレオ…『リボルバー(2022年盤)』

 Disc7-9. And Your Bird Can Sing
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・アメリカ編集盤 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』 のモノラルはアメリカ用にミックスされたもので、ステレオで右チャンネルに入っているシンバルやタンバリンの音が世界標準モノラルより大きくミックスされている。
・アメリカ編集盤 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』 のステレオは最初に発売されたステレオ盤では米モノラル(たぶん)から作成した擬似ステレオだったが、のちの再プレスでトゥルー・ステレオに差し替えになっている。
これはアメリカ用ミックスだという意見があるが、世界標準ステレオとの目立った違いは感じられない(書籍 『ビートルズ レコーディング・セッション』 では、1966年5月20日に「I'm Only Sleeping」と「Doctor Robert」と一緒にステレオ・リミックスが英国用・米国用として2つずつ作られたが、「And Your Bird Can Sing」のみ実際に使われたのは英米とも同じミックスだったと読める記述がある)。
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『リボルバー』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
米モノラル…『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
英ステレオ(世界標準)…『リボルバー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
新ステレオ…『リボルバー(2022年盤)』

 Disc7-10. For No One
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『リボルバー』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『リボルバー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』
新ステレオ…『リボルバー(2022年盤)』


 Disc7-11. Doctor Robert
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。どちらも「♪Well, well, well, you're feeling fine」の部分でマラカスが消え、エンディングはアメリカ用ミックスよりフェイド・アウトが少し早い。

■その他のバージョン
・アメリカ編集盤 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』 のモノラルはアメリカ用にミックスされたもので、「♪Well, well, well, you're feeling fine」の部分でマラカスが消えない。また、エンディングのフェイド・アウトで音の小さくなる速さがゆっくりのため最後の音まで聴こえるが、音が消える直前に人の声のような音が聴こえる(ジョンが「OK, Herb」と言っている?)
『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』 のモノラルはオリジナル通りのアメリカ用ミックスで収録されているが、「OK, Herb」の前で音が消える。
・アメリカ編集盤 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』 のステレオは最初に発売されたステレオ盤では米モノラルから作成した擬似ステレオだったが(でもエンディングはフェイド・アウトが早い)、のちの再プレスでアメリカ用にミックスされたトゥルー・ステレオに差し替えになっている。
これはアメリカ用にミックスされたもので、「♪Well, well, well, you're feeling fine」の部分でマラカスが消え、エンディングも最後の音まで聴こえるが、人の声のような音は聴こえない。
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『リボルバー』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
米モノラル…『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
英ステレオ(世界標準)…『リボルバー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
新ステレオ…『リボルバー(2022年盤)』


 Disc7-12. I Want To Tell You
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『リボルバー』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『リボルバー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』
新ステレオ…『リボルバー(2022年盤)』

 Disc7-13. Got To Get You Into My Life
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが長い。また、フェイド・アウト直前にポールがアドリブで歌う「♪every single day of my life」の歌い方が違う。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『リボルバー』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『リボルバー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』
新ステレオ…『リボルバー(2022年盤)』/『赤盤(2023年盤)』

 Disc7-14. Tomorrow Never Knows
  世界標準ステレオはゆっくりとしたフェイド・インで始まるが、世界標準モノラルは急に始まり、サウンド・エフェクトがステレオより少ない。

■その他のバージョン
・世界標準モノラルの他に、英モノラル盤の初回プレスに収録されたという別ミックスがあり、
イントロにタンバリンが入っていない/エンディングのフェイド・アウトが若干遅く、最後のピアノがより長く聴ける
などの違いがある。
このミックスは 『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版に収録された。
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『リボルバー』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『リボルバー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『The U.S. Box』 の 『リボルバー』
新ステレオ…『リボルバー(2022年盤)』/『赤盤(2023年盤)』

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Disc 8: Sgt. Peppers' Lonely Hearts Club Band ( サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド )('67)

【紙ジャケット】
E式見開きコーティング・ジャケット。
オマケのインサート(切り抜いて遊ぶヒゲなど)と、模様の入った紙製の内袋付き。

 Disc8-1. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2017年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』
新ステレオ1…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』
新ステレオ2…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』

 Disc8-2. With A Little Help From My Friends
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2017年版新ミックス・ステレオを収録。


モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』
新ステレオ1…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』
新ステレオ2…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』

 Disc8-3. Lucy In The Sky With Diamonds
 

世界標準モノラルは世界標準ステレオより若干ピッチが遅く、ボーカルにフェーザーがかかっているような音になっている。
世界標準モノラルは「Lucy In The Sky With Diamonds」のくり返しの後の「♪ア〜」のエコーが深い。
世界標準ステレオには世界標準モノラルにないジョンのアドリブ的なボーカルがある( 1:30 の「♪high〜」など)。
また、世界標準ステレオは世界標準モノラルよりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

■その他のバージョン
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2017年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』
新ステレオ1…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』
新ステレオ2…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』

 Disc8-4. Getting Better
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2017年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』
 Disc8-5. Fixing A Hole
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。

■その他のバージョン
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2017年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』
 Disc8-6. She's Leaving Home
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりテープ・スピードが速い。

■その他のバージョン
・アナログ盤 『ビートルズ・バラード・ベスト20』 のステレオは左右のチャンネルが逆。
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2017年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』

 Disc8-7. Being For The Benefit Of Mr. Kite!
 

世界標準モノラルと世界標準ステレオでは間奏とエンディングに入る効果音(メロディっぽいものではなく、後ろでチャラチャラ鳴っている逆回転っぽい音)に別テイクを使用している。
世界標準モノラルは 1:50 の「♪And tonight Mr. Kite is topping the bill」の部分のエコーが深い。


■その他のバージョン
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2017年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』

 Disc8-8. Within You Without You
  世界標準モノラルには間奏後のジョージのカウントがなく、エンディングの笑い声が世界標準ステレオより大きくミックスされている。また、モノラルはステレオよりエンディングがほんのわずか長い。

■その他のバージョン
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2017年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』

 Disc8-9. When I'm Sixty Four
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2017年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ1…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』
新ステレオ2…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』

 Disc8-10. Lovely Rita
  世界標準モノラルは後半のアドリブ・ボーカル(「ハッ、ハッ」とか「オォォー」とか)が世界標準ステレオより小さくミックスさている。

■その他のバージョン
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2017年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』

 Disc8-11. Good Morning Good Morning
  世界標準モノラルはイントロのニワトリの鳴き声のピッチが世界標準ステレオより遅い。
間奏から続くリード・ギターが、世界標準モノラルでは歌が入ると小さくなるが、世界標準ステレオではよく聴こえる。
エンディングで馬の足音の後のトランペットが鳴り出してから雌鳥が鳴くまでの間が世界標準ステレオの方が長く、馬の鳴き声が1回多い。また、ステレオの方がトランペットが聴こえる時間が長い。

■その他のバージョン
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2017年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』

 Disc8-12. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(Reprise)
  世界標準のステレオとモノラルでは、テイク自体は同じだが、ミックスが大きく異なる。
冒頭のギターがモノラルではつまって聴こえる/ポールがカウントをとる前の部分がモノラルの方が若干長く、ジョンが何かしゃべっているのが聴こえる/観客の声援や拍手のSEが両者で異なり、モノラルには笑い声も入る/エンディングのポールのアドリブ・ボーカルがモノラルでは大きくミックスされているが、ステレオではほとんど聴こえない。

■その他のバージョン
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2017年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』

 Disc8-13. A Day In The Life
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『青盤』 に収録のものは、アナログ時代は前の「Sgt. Peppers(Reprise)」の終わりの音がカブった状態でフェイド・インしていたが、CDではカブらない状態で普通に始まる(この「クリーン・イントロ・バージョン」は1988年の映画 『イマジン』 のサントラ盤で初登場した)。
2010年の 『青盤』 CDでは2009年リマスター音源、2023年の 『青盤』 CDでは2017年リミックス音源を使った「クリーン・イントロ・バージョン」になっている。

■その他のバージョン
・2015年のDVD/ブルーレイ 『1+』 には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2017年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』
新ステレオ…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』

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Disc 9: Magical Mystery Tour ( マジカル・ミステリー・ツアー )('67)

【紙ジャケット】
A式見開きジャケット。
見開き内部にカラー・ブックレットを貼付。
白い無地の紙製内袋(真ん中に窓穴あり)付き。

 Disc9-1. Magical Mystery Tour
  間奏のあと、テンポが戻るところで「♪ア〜」というコーラスと一緒に鳴っているトランペットが、世界標準モノラルでは途中で消えてしまう。

■その他のバージョン
・映画で聴けるバージョンでは冒頭の呼び込みの声が違い(世界標準ステレオはポールだが、映画はおそらくジョン)、間奏部分にもナレーションが入る。
・1988年のリマスター版ビデオに入っているステレオはリミックス・バージョンで、呼び込みの声は映画同様おそらくジョン、右に入っていたボーカルが中央に移動し、左に入っていたパーカッションが左右に広がっているなどの違いがある。
・2012年のリマスター版ブルーレイ・DVDは、基本的には1988年版リミックスと同じだが、呼び込みの声が世界標準ステレオ同様ポールに変更され、パーカッションが左側に寄るなど、細かい違いがある。
・2023年の 『青盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー(モノラル)』
ステレオ(世界標準)…『マジカル・ミステリー・ツアー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー(ステレオ)』/『青盤(1993年&2010年盤)』
新ステレオ…『青盤(2023年盤)』

 Disc9-2. The Fool On The Hill
 

ポールのボーカル・トラックのうち、「But the fool on the hill…」で重なってくる方が世界標準モノラルでは小さめにミックスされている。エンディングの「round, round…」も世界標準ステレオより小さく聴こえるので、同じトラックに入っているものと思われる。また、モノラルはステレオよりほんの一瞬長い。

■その他のバージョン
・1988年のリマスター版ビデオに入っているステレオは、
世界標準ステレオとの目立った違いはない。
・2012年のリマスター版ブルーレイ・DVDもそれほど大きな違いはないが、アコースティック・ギターが右に移動している箇所がある。
・2023年の 『青盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー(モノラル)』
ステレオ(世界標準)…『マジカル・ミステリー・ツアー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー(ステレオ)』/『青盤(1993年&2010年盤)』
新ステレオ…『青盤(2023年盤)』

 Disc9-3. Flying
  世界標準モノラルのイントロは始まって6秒くらいのところで世界標準ステレオにない音(エレキギター?)が入る。1:22 あたりの「♪ア〜」というコーラスはモノラルにはない。

■その他のバージョン
・ビートルズCD化の1987年以前に発売された日米アナログ盤 『マジカル・ミステリー・ツアー』 のステレオはエンディングのフェイド・アウトが少し遅い。
・1988年のリマスター版ビデオに入っているステレオは左右のチャンネルが世界標準ステレオとは逆になっており、2012年のリマスター版ブルーレイ・DVDでは元に戻っている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー(モノラル)』
ステレオ(世界標準)…『マジカル・ミステリー・ツアー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー(ステレオ)』

 Disc9-4. Blue Jay Way
  世界標準ステレオでほぼ全編に渡って挿入される逆回転の効果音が、世界標準モノラルにはほとんどない。また、モノラルはエンディングにエコーがかからず、ステレオよりさっぱりと終る(ステレオはオルガンの音が少し残る)。

■その他のバージョン
・1988年のリマスター版ビデオに入っているステレオはリミックス・バージョンで、右に配置されていたボーカルが中央から、左に配置されていたドラムが左右から聴こえる。上記の効果音・エコーもない。
・2012年のリマスター版ブルーレイ・DVDは、基本的には1988年版リミックスと同じだが、逆回転の効果音は復活している。
 
モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー(モノラル)』
ステレオ(世界標準)…『マジカル・ミステリー・ツアー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー(ステレオ)』


 Disc9-5. Your Mother Should Know
  世界標準モノラルはシンバルの音に加工が加えられており、全体に音が揺れているような、回転しているような感じに聴こえる。

■その他のバージョン
・1988年のリマスター版ビデオに入っているステレオはリミックス・バージョンで、1番で左、2番で右に位置していたリード・ボーカルがすべて中央に移動している。
・2012年のリマスター版ブルーレイ・DVDは、基本的には1988年版リミックスと同じ。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー(モノラル)』
ステレオ(世界標準)…『マジカル・ミステリー・ツアー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー(ステレオ)』


 Disc9-6. I Am The Walrus
  この曲はビートルズ・バージョン違いの中でも「大物」で、細かい別バージョンがたくさんある。

違いのポイントは、A:イントロのメロトロンが鳴る数、B:1回目の「I'm crying」の部分(ステレオの秒数だと 0:35)のパーカッションの有無、C:2回目の「I'm crying」の部分(ステレオの秒数だと 1:18)のパーカッションの有無、D:中間部の「Yellow matter custard」の直前(ステレオの秒数だと 1:35)の間奏の有無、の4点で、アナログ時代はこの組み合わせで複数のバージョンが発表されていた。

とりあえずここではCD化されている世界標準のステレオとモノラルの間のバージョン違いを記すにとどめておく。

まずイントロのメロトロンがモノラルは4回、ステレオは6回鳴る。次にステレオの 0:35 と 1:18 の「I'm crying」の部分のパーカッションが、モノラルは消されて(あるいは小さくされて)いる。「Yellow matter custard」の直前の間奏はどちらにもない。

■その他のバージョン
・1988年のリマスター版ビデオに入っているステレオはリミックス・バージョンで、イントロは4回鳴り、パーカッションは2箇所とも聴こえる。「Yellow matter custard」の直前の間奏はない。また、頭から約2分以降の後半部は、世界標準ステレオでは擬似ステレオだったが、このリミックスではモノラルになっている。
・2012年のリマスター版ブルーレイ・DVDは、基本的には1988年版リミックスと同じだが、後半部がステレオになっている(映像版 『アンソロジー』 のDVDでも後半がステレオになっていたが、これとはまたミックスが違う)。
・2023年の 『青盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー』/シングルCD 『ハロー・グッドバイ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー(モノラル)』
ステレオ(世界標準)…『マジカル・ミステリー・ツアー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー(ステレオ)』/『青盤(1993年&2010年盤)』
新ステレオ…『青盤(2023年盤)』

 Disc9-7. Hello, Goodbye
 

世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが数秒短い。

■その他のバージョン
・日米アナログ盤 『20グレイテスト・ヒッツ』 のステレオはエンディングのフェイド・アウトが早い。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー』/シングルCD 『ハロー・グッドバイ』
ステレオ(世界標準)…『マジカル・ミステリー・ツアー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』
新ステレオ…『1(2015年盤)』/『青盤(2023年盤)』

 Disc9-8. Strawberry Fields Forever
  世界標準モノラルは、2種類あるステレオのうちの米ステレオと(音の左右への移動を除いて)大きな違いはない。

・英ステレオ…エンディングでフェイド・アウト→インする部分は音が重ならず滑らかにつながっている。曲の終わりのジョンのつぶやき(「クランベリー・ソース」)は2回聴こえる。1:00 あたりで鳴るチェロは右チャンネルで固定、1:18 と 2:03 で鳴るソードマンデル(楽器)は右から左へ移動する。
→ 『マジカル・ミステリー・ツアー』、『青盤(新旧とも)』 に入っている。
※ただしこのステレオは1971年に西独盤 『マジカル・ミステリー・ツアー』 用に作られたもので、正式な英ステレオは1966年に作られているがこれまで未発表。

・米ステレオ…エンディングでフェイド・アウト→インする部分は音が残っている状態でフェイド・インが始まる。曲の終わりのジョンのつぶやき(「クランベリー・ソース」)は1回でフェイド・アウトする。1:00 あたりで鳴るチェロは左から右へ移動、1:18 と 2:03 で鳴るソードマンデル(楽器)は真ん中で固定。
→ 未CD化(ビートルズCD化の1987年以前に発売されたアナログ盤の 『マジカル・ミステリー・ツアー』 などに入っている)。

■その他のバージョン
・2015年のDVD/ブルーレイ 『1+』 と2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー』/シングルCD 『ストロベリー・フィールズ・フォーエバー』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
英ステレオ(世界標準)…『マジカル・ミステリー・ツアー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』
新ステレオ…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』

 Disc9-9. Penny Lane
 

世界標準ステレオでは3番の「It's a clean machine」のあとに入るトランペットが世界標準モノラルには入っていない。

■その他のバージョン
・ビートルズCD化の1987年以前に発売された日米アナログ盤 『マジカル・ミステリー・ツアー』 の疑似ステレオは最初のベースの1音がカットされている。
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤にはエンディングにもトランペットが入るアメリカとカナダのラジオ局向けプロモ盤のモノ・ミックスを収録。
・アナログ盤 『レアリティーズVol.2』 『リバプール・ボックス』 のステレオは、このプロモ盤モノ・ミックスを真似て後から作ったステレオ・バージョンで、エンディングにトランペットが入る。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2017年の 『Sgt. Pepper's』 50周年盤には2017年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー』/シングルCD 『ストロベリー・フィールズ・フォーエバー』/『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『マジカル・ミステリー・ツアー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』
新ステレオ1…『1(2015年盤)』
新ステレオ2…『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』

 Disc9-10. Baby, You're A Rich Man
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。モノラルには各フレーズが始まる前のところで(0:36、0:46、1:03、2:01 など)シンバルにエコーをかけて音を揺らしたような効果が付いているが、ステレオにはなく、すっきりしている。

■その他のバージョン
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー』/シングルCD 『愛こそはすべて(All You Need Is Love)』
ステレオ(世界標準)…『マジカル・ミステリー・ツアー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 のボーナスEP 『ザ・ビートルズ』
新ステレオ…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』

 Disc9-11. All You Need Is Love
 

世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

■その他のバージョン
・日米アナログ盤 『20グレイテスト・ヒッツ』 のステレオはエンディングのフェイド・アウトが早い。
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『マジカル・ミステリー・ツアー』/シングルCD 『愛こそはすべて(All You Need Is Love)』
ステレオ(世界標準)…『マジカル・ミステリー・ツアー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『イエロー・サブマリン(2009年のステレオ盤)』/『イエロー・サブマリン(1987年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』
新ステレオ1…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』
新ステレオ2…『1(2015年盤)』/『青盤(2023年盤)』

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Disc 10: The Beatles ( ザ・ビートルズ )1枚目 ('68)

【紙ジャケット】
E式見開きコーティング・ジャケット。
オリジナル通り、ディスクを上から出し入れするタイプ。
タイトル文字はエンボス加工。
固有ナンバーは入っていない。
ポートレイト4枚およびポスターの縮小版と、黒い紙製の内袋(片側の真ん中に窓穴あり)付き。

 Disc10-1. Back In the U.S.S.R.
  ・間奏のジョンとポールの掛け声が、モノラルでは聴こえない。
・飛行機のSEに以下のような違いがある。
 世界標準ステレオではきれいにフェイド・インしてくるが、モノラルでは途中から入る感じになっている/曲中で入る箇所・大きさが微妙に違う/ラストは両者で違う音で、さらにモノラルにはドラムのようなノイズのような音が「ボンッ」と入る。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年盤 『青盤』 に収録のもの(ミックス自体は2018年ミックス)はアルバムで「Dear Prudence」が始まる部分でもジェット機音のみのフェイド・アウトが続き、次の曲とクロス・フェイドしない(それ以前の 『青盤』 はジェット機音を早くフェイド・アウトさせただけ)。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』


 Disc10-2. Dear Prudence
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『青盤』 リミックス盤にも2018年ステレオが収録されているが、イントロに飛行機のジェット音がかぶらず、最初の1音から同じ大きさで聴ける「クリーン・イントロ・バージョン」になっている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』

 Disc10-3. Glass Onion
  ステレオでは 1:00 のドラムと一緒に聴こえる裏声と 1:14 の部分で「Oh yeah」で聴こえるコーラスが、モノラルでは聴こえない。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』

 Disc10-4. Ob-La-Di, Ob-La-Da
  ステレオにはイントロに手拍子が入るが、モノラルにはない。
ステレオではポールのボーカルがADT(同じテイクを2つ重ねる)処理されているが、モノラルは「♪Ob-La-Di, Ob-La-Da」のところ以外はシングル・トラック。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』


 Disc10-5. Wild Honey Pie
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc10-6. The Continuing Story Of Bungalow Bill
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc10-7. While My Guitar Gently Weeps
  フェイド・アウト間際のアドリブ・ボーカルがモノラルでは消されており、ステレオよりもフェイド・アウトが少し長い。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』


 Disc10-8. Happiness Is A Warm Gun
 

・イントロで聴こえるパーカッション(リズムを刻んでいる)が、モノラルでは「Oh Yeah」まで入っているが、ステレオでは「Do do do…」の前までしか入っていない。
・「♪I need a fix 'cause I'm…」のパートで、ステレオでは歌が入る前に「down」という声がフェイド・インしてくるが、モノラルでは完全に消されている。
・「♪Mother Superior jump the gun
」のパートのポールのコーラスは、ステレオでは2回目から入るが、モノラルでは3回目から入る。
・ステレオではエンディングのドラムの前に笑い声のようなものとベースの音のようなものが聴こえるが、モノラルでは消されている。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc10-9. Martha My Dear
 

ステレオでは曲の最後の一音のところに「ブツッ」というノイズが入るが、モノラルには入っていない。
また、モノラルはフェイド・アウトっぽく終わるが、ステレオは余韻をもってきれいに終わる。


■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc10-10. I'm So Tired
 

モノラルでは 0:47 のポールのコーラス(「You'd say」)が大きくミックスされている。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc10-11. Blackbird
 

何かをはじいてリズムを刻む音が、モノラルでは曲が始まってから4拍目で入るが、ステレオでは最初から入る。
鳥の鳴き声のSEが両者で異なり、曲中に入る箇所にも違いがある。また、モノラルでは演奏が終わるとSEも終わるが、ステレオでは演奏終了後も鳴いている。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』

 Disc10-12. Piggies
 

豚の鳴き声のSEが両者で異なり、曲中に入る箇所にも違いがある。また、モノラルの方が若干大きめにミックスされている。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc10-13. Rocky Raccoon
 

ステレオでは 0:42 の「♪Rocky had come equipped with a gun」の部分でハイハットが入ってくるが、モノラルではこの部分の終わりから徐々に入ってくる。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc10-14. Don't Pass Me By
 

モノラルはステレオよりテープ・スピードが速く、エンディングのフィドルが両者で別テイク。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc10-15. Why Don't We Do It In The Road?
 

ステレオでイントロに入っている手拍子がモノラルにはない。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc10-16. I Will
 

ポールが歌うベース・パートが、ステレオは「Who knows」の「knows」から入るが、ステレオではその後の「I will」の直後から入る。
また、0:21 からの「For if I ever saw you」の部分のみボーカルに別テイクが使われている。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc10-17. Julia
 

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

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Disc 11: The Beatles ( ザ・ビートルズ )2枚目 ('68)

E式見開きコーティング・ジャケット。
オリジナル通り、ディスクを上から出し入れするタイプ。
タイトル文字はエンボス加工。
固有ナンバーは入っていない。
ポートレイト4枚およびポスターの縮小版と、黒い紙製の内袋(片側の真ん中に窓穴あり)付き。

 Disc11-1. Birthday
  ステレオでは 2:08 の部分で、一度「Dance!」とシャウトした後、途中からもう1回「Dance!」のシャウトが入る(おそらく消し忘れ)が、モノラルではほとんど聴こえない(完全に消えてはいない)。

■その他のバージョン
・米アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc11-2. Yer Blues
 

モノラルはステレオよりエンディングのフェイド・アウトが10秒以上長い。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc11-3. Mother Nature's Son
 

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc11-4. Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey
 

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc11-5. Sexy Sadie
 

ステレオではイントロのタンバリンが2回鳴るが、モノラルは最初の1回が消されている。
また、ステレオでは歌い出しの「Sexy Sadie」の直前からベースが入っているが、モノラルでは「Sadie」の直後に急に入ってくる。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』


 Disc11-6. Helter Skelter
  モノラルとステレオではエンディングが全く違っている。
3分あたりで一度演奏がブレイクした後、モノラルではドラムが入って演奏が始まり、すぐにフェイド・アウトするが、ステレオでは演奏がフェイド・インしてきて一旦フェイド・アウトし、再びフェイド・インしてリンゴの叫び( I've got blisters on my fingers! = 指にマメができた!)とともに終了する。
また、ステレオでは3分前後のところでポールのしゃべり声などが聴こえるが、モノラルではカットされている。

■その他のバージョン
・米アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc11-7. Long, Long, Long
 

モノラルでは、歌い出しの「♪It's been a long, long, long time」の「been」から「time」までジョージのコーラスが入っているが、ステレオでは1回目と2回目の「long」の部分のコーラスが消されている。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc11-8. Revolution 1
 

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc11-9. Honey Pie
 

・ステレオでは最初の部分に入るSP盤風のノイズがモノラルより若干早く入る。
・間奏前の「♪Honey pie, come back to me」と 2:
23 の「♪Come, come back to me, honey pie」の部分のブラスがモノラルの方が大きくミックスされている。
・間奏でポールが「イエー」と言った後のギターがステレオでは小さくなったり消されたりしているが、間奏の終わりの部分でちょろっと聴こえるギターは逆にモノラルでは消されている。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc11-10. Savoy Truffle
 

・モノラルではオルガンがステレオより小さめにミックスされている。
・1:03 から 1:08 までに高音のギターが5回鳴るが、モノラルでは2回目以降はほとんど聴こえないくらい小さくされている。
・モノラルの間奏には部分的にモワモワした効果音のような音が入っているが、ステレオにはない。
・間奏のギターは、ステレオでは間奏の最後の部分(
ボーカルが入る直前)にギターが1音鳴るのが最後だが、モノラルではその部分には音はなく、ボーカルと一緒に鳴り出して、音量は小さいもののしばらく続く。
・2:14 から
 2:22 までのギターのミックスが異なっており、モノラルではファズをかけたようなギターがずっと鳴っているが、ステレオではこのギターはブラスが入るまで聴こえず、2:14 から 2:22 までモノラルにはない別のギターが鳴っている。
・2:45 からの最後のフレーズ「Yes you'll have to have them all pulled out / After the Savoy truffle」で1拍おきに鳴るギターは、ステレオでは最初から鳴っているが、モノラルでは2回目からフェイド・インしてくる。


■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc11-11. Cry Baby Cry
 

世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc11-12. Revolution 9
 

世界標準のステレオとモノラルの間には違いはない(世界標準ステレオをモノラルにしただけ)。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

 Disc11-13. Good Night
 

ステレオではイントロのオーケストラはフェイド・インで入ってくるが、モノラルはフェイド・インではなく普通に始まる。

■その他のバージョン
・2018年の 『The Beatles』 50周年盤には2018年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『ザ・ビートルズ』/『ザ・ビートルズ(50周年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『ザ・ビートルズ(2009年のステレオ盤および1987年盤)』
新ステレオ…『ザ・ビートルズ(50周年盤)』

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Disc 12: MONO Masters ( モノ・マスターズ )1枚目 ('62-'69)
 Disc12-1. Love Me Do
  2つのモノラルのうち、リンゴがドラムを叩いている方のバージョン。ステレオ・バージョンは2023年になるまで存在しなかった。

ほとんどのCDに入っているのはアンディ・ホワイトがドラムを叩いている方のモノラル(最初にシングルとして発売されたバージョン)。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』 には、アンディ・ホワイト・バージョンのモノラルと、それを擬似ステレオにしたものが収録されている。

■その他のバージョン
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤にはリンゴ・バージョンの2023年版ミックス・初ステレオを収録。

■アンディ・ホワイト・バージョン
モノラル…『プリーズ・プリーズ・ミー(2009年のステレオ盤および1987年盤)』/『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『プリーズ・プリーズ・ミー』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(新旧とも)』/シングルCD 『ラヴ・ミー・ドゥ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ヒッツ』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『アーリー・ビートルズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『アーリー・ビートルズ』
■リンゴ・バージョン
モノラル…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』
ステレオ…『赤盤(2023年盤)』


 Disc12-2. From Me To You
  世界標準ステレオはイントロにハーモニカが入っておらず、ジョンのギターがオフにミックスされている部分がある。

■その他のバージョン
・2023年の  『赤盤』  リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/シングルCD 『フロム・ミー・トゥ・ユー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ヒッツ』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(新旧とも)』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Disc12-3. Thank You Girl
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりハーモニカの入っている箇所が少ない。

2009年リマスターで初めて発表された「キャピトルがエコーを付ける前の世界標準ステレオ」は 『パスト・マスターズ(2009年盤)』 と 『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 に収録されている。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 には、キャピトルがエコーを付けた世界標準ステレオと、それをモノラルにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/シングルCD 『フロム・ミー・トゥ・ユー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ヒッツ』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.2』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』

 Disc12-4. She Loves You
 

ステレオ・バージョンは2023年になるまで存在しなかった。

この盤のモノラルは 『赤盤(1993年盤)』 のものと同じで、1:23 あたりでドラムの音色が変わる部分を修正するために手が加えられている。

この曲のマスターはもともと 1:23 あたりで編集が施されているが、アナログ時代はそれほど目立たない状態だった。ところが最初にデジタル化された時(『パスト・マスターズVol.1』 とシングルCD 『シー・ラヴズ・ユー』)に使用した再生機が原因でドラムの音色の変化がより強調される結果となってしまったらしい。

それを多少修正したものが 『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ミリオン・セラーズ』 と 『赤盤(1993年盤)』 に収録された。

2000年の 『1』 に収録のものは音色の変化はそれほどでもないが、音が途切れそうになっている。

2004年の 『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 に収録のものはアナログ時代の音に近い感じがする(たぶんアナログ・マスターをそのままCD化)
また、このディスクには、モノラルと、それを擬似ステレオにしたものが収録されている。

2009年の 『パスト・マスターズ(2009年盤)』 に収録のものは 『赤盤(1993年盤)』 に近く、『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』 に収録のものは 『1(2000年盤)』 に近い。

2009年リマスター音源を使用した 『赤盤(2010年盤)』 と 『1(2011年盤)』 に収録のものは 『モノ・マスターズ』 の方を使用

『1』 の2015年盤に収録のものは2009年の 『パスト・マスターズ』 の方をリマスターしていると思われる。

■その他のバージョン
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版ミックス・初ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『シー・ラヴズ・ユー』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ミリオン・セラーズ』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(新旧とも)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
ステレオ…『赤盤(2023年盤)』


 Disc12-5. I'll Get You
  リアル・ステレオ・バージョンはこれまで発表されたことがない。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 には、世界標準モノラルと、それを擬似ステレオにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『シー・ラヴズ・ユー』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』

 Disc12-6. I Want To Hold Your Hand
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』 には、世界標準モノラルと、それを擬似ステレオにしたものが収録されている。

■その他のバージョン
・この曲のステレオは、「ボーカルが真ん中、イントロで右側にハイハットのような音がない」という1966年11月7日ミックス(世界標準ステレオ)以外に、「ボーカルが真ん中、イントロで右側にハイハットのような音が入る(65年6月8日ミックス)」「ボーカルが右側、イントロで右側にハイハットのような音が入る(63年10月21日ミックス)」という2つのミックス違いがあるとのこと。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ミリオン・セラーズ』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズ!』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』
新ステレオ1…『1(2015年盤)』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Disc12-7. This Boy
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』 には、世界標準モノラルと、それを擬似ステレオにしたものが収録されている。

■その他のバージョン
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 のボーナスEP 『ザ・ビートルズ』/『The U.S. Box』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ミート・ザ・ビートルズ!』
新ステレオ…『赤盤(2023年盤)』

 Disc12-8. Komm, Gib Mir Deine Hand
  ※この曲のバージョン違いについては私はよくわからないので、わからないままにまとめています。

これまでにCD化されたこの曲の音源を聞き比べると、この曲にはイントロ部分(ステレオでは右チャンネル)で誰かの話し声(「comin'」?)と「ウォウ」という裏声が聴こえるものと聴こえないものがある

モノラル1…『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』 のモノラル → 話し声は聴こえないが裏声はわずかに聴こえる。ボーカルのエコーがこもって響いているように聴こえる。

モノラル2…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』 のモノラル → ステレオ盤収録のバージョンをそのままモノラル化したような内容。話し声も裏声もわずかに聴こえる。0:18 のあたりで演奏の音が大きくなる感じがする。CDで聴けるモノラルの中では最も音がクリアに聴こえる。

モノラル3(世界標準)…『モノ・マスターズ』 のモノラル → 話し声も裏声もわずかに聴こえる。演奏の音が大きくなる感じがする箇所がモノラル2より多い(0:18、0:32、0:39 などなど)。モノラル2より少しこもって聴こえる。
『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』 にも収録。

ステレオ1(米ステレオ?) … 『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』 のステレオ → 話し声も裏声も右チャンネルではっきり聴こえる。ボーカルはクリアに聴こえる。

ステレオ2(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』 のステレオ → 話し声は聴こえないが裏声は右チャンネルでわずかに聴こえる。ステレオ1に比べ、非常に音がこもっている。

この曲は1964年1月29日にパリのEMIスタジオで録音(ドイツ語のボーカルのみ)され、同年3月10日にモノラル・ミックス、3月12日にステレオ・ミックスが作られている。

●私はドイツ盤の音を聴いたことがないが、それは上記の中にあるのか?
●上記のどれが3月10日モノラルで、どれが3月12日ステレオなのか?(または未CD化か)
●『サムシング・ニュー』 に収録されているのは、キャピトルが勝手にステレオ・ミックスから作ったモノラル・ミックスなのか?それとも3月10日ミックス(ステレオより先にミックスされている以上、内容にほとんど違いがないとしてもステレオ・ミックスとは違うはず)なのか?
●上記をミックス違いとしていいのか?この曲はドイツでリリースするために作られたもので、あるのは「ドイツ用ミックス」のモノラル・ステレオだけで、単に修正や音質劣化で違いがあるだけなのか?

誰かご存知の方、教えて下さい。


 Disc12-9. Sie Liebt Dich
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

モノラル(世界標準)…『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』

 Disc12-10. Long Tall Sally
  英米それぞれにモノラル・ステレオがある。

英米ともモノラルの方がエンディングの音が早めに絞られるが、ステレオは自然に終る感じがする。また、ステレオではエンディング部分で右チャンネルにあるギターの音がブツ切りで終り、ノイズのように聴こえるが、モノラルはこれがほとんど聴こえない。

■その他のバージョン
・『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』 に収録のモノラルはアメリカ用にミックスされたもので、イギリス用よりボーカルのエコーが少ない。また、ステレオもアメリカ用にミックスされたものだが、違いはあまり感じられない。
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』、英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』、アナログ盤 『リバプール・ボックス』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ロング・トール・サリー』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
英ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
米ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』

 Disc12-11. I Call Your Name
  この曲はテイク5とテイク7をつぎはぎして出来上がっているが、英米それぞれのモノラル・ステレオですべて編集位置が違うため、4つのバージョンがある。さらに2009年のリマスターで英ステレオに編集が施されている。

イントロのギター・フレーズ → 英米ともステレオはテイク5、モノラルはテイク7を使用しており、若干メロディが違う。
カウベルの入る位置 → 英米ともモノラルはイントロから入るが、米ステレオは「♪I call your name」の「call」から入り、英ステレオは「name」まで歌った後に入る。
間奏前のカウベル → この曲は間奏部分のみテイク5が使用されているが、その切り替わりのタイミングが英米で違い、間奏前の「♪I call your name」でバックのカウベルが消える位置が違う。「I」から数えて、英モノラルはゼロ、英ステレオは3回(2009リマスターでは再編集されて5回)、米モノラルは3回、米ステレオは1回聴こえる。

まとめると、
英モノラル … イントロギターテイク7 / カウベルイントロから / 間奏前カウベルゼロ
米モノラル … イントロギターテイク7 / カウベルイントロから / 間奏前カウベル3回
英ステレオ … イントロギターテイク5 / カウベル「name」の後 / 間奏前カウベル3回(2009で5回に)
米ステレオ … イントロギターテイク5 / カウベル「call」から / 間奏前カウベル1回 / 深いエコー

■その他のバージョン
米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』、英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』、アナログ盤 『リバプール・ボックス』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ロング・トール・サリー』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
英ステレオ1(旧)…『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』
英ステレオ2(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』
米ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』

 Disc12-12. Slow Down
  世界標準ステレオではイントロのジョージのリード・ギターが最初から入っているが、世界標準モノラルでは冒頭からしばらくは消されている。また、ステレオでは歌を歌い終わってエンディング部分のギターが入る所でジョンが「アオ!」とシャウトしている(本当の最後の「ウォウ!」というシャウトの前)が、モノラルではそれが消されている。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』、英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』、アナログ盤 『リバプール・ボックス』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ロング・トール・サリー』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』

 Disc12-13. Matchbox
  この曲はリンゴのボーカルと間奏のジョージのギターを2つ以上の複数のテイクで重ねてあるが、世界標準ステレオと世界標準モノラルでその数や重なる箇所が違うので、よく聴けば多少違った印象を受ける。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』、英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』、アナログ盤 『リバプール・ボックス』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ロング・トール・サリー』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『サムシング・ニュー』/『The U.S. Box』 の 『サムシング・ニュー』

 Disc12-14. I Feel Fine
  世界標準モノラルは他のバージョンよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。世界標準ステレオと米モノラル(および擬似ステレオ)の長さは同じ。
ステレオのエンディングで聴こえる手拍子はモノラルでは聴こえない(モノラルはギターが大きめにミックスされているので隠れてしまっているだけかもしれない)。

■その他のバージョン
・アメリカ編集盤 『ビートルズ '65』 のモノラルはアメリカ用にミックスされたものだが、キャピトルがさらに非常に深いエコーをかけている。
また、ステレオはモノラル盤収録のバージョンを擬似ステレオ化したもので、左右のチャンネルを少しずらす方式のため、もともと深いエコーがより倍増されている。
・ビートルズCD化の1987年以前に発売されたアナログ盤の 『赤盤』 『リバプール・ボックス』 などに入っているステレオでは、イントロ開始前のスタジオのノイズが少しだけ聴ける。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『アイ・フィール・ファイン』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 の 『ザ・ビートルズ・ミリオン・セラーズ』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
英ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』
新ステレオ1…『1(2015年盤)』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Disc12-15. She's A Woman
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・アメリカ編集盤 『ビートルズ '65』 のモノラルはアメリカ用にミックスされたもので、エンディングが数秒短く、キャピトルがさらに非常に深いエコーをかけている。
また、ステレオはモノラル盤収録のバージョンを擬似ステレオ化したもので、左右のチャンネルを少しずらす方式のため、もともと深いエコーがより倍増されている。
・『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 のボーナスEP 『ザ・ビートルズ』 にはポールのカウント付きの世界標準ステレオが入っている。

英モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『アイ・フィール・ファイン』/『Japan Box』 の 『ビートルズNo.5』
英ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズVol.1(1988年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
英ステレオ(カウント付)…『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 のボーナスEP 『ザ・ビートルズ』
米モノラル…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズ '65』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '64BOX』 の 『ビートルズ '65』

 Disc12-16. Bad Boy
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.1』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.1(1988年盤)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』

 Disc12-17. Yes It Is
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』 には、世界標準モノラルと、それを擬似ステレオにしたものが収録されている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『涙の乗車券(Ticket To Ride)』/『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.1(1988年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ビートルズVI』
擬似ステレオ…『ザ・ビートルズ '65BOX』 の 『ビートルズVI』

 Disc12-18. I'm Down
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。
また、ステレオの間奏にはエコーがかかっている。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『ヘルプ!』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.1(1988年盤)』

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Disc 13: MONO Masters ( モノ・マスターズ )2枚目 ('62-'69)
 Disc13-1. Day Tripper
  世界標準モノラルと米ステレオは同じ長さで、英ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが少し長い。

この曲のステレオには以下のバージョンがある。

・英ステレオ…イントロのギターは左右両方で始まる。間奏あけの「Try to please her」のあとで右チャンネルのギターが一瞬消える。エンディングの「Day tripper」の繰り返しで、1回目のあとに間違って発せられた「yeah」を消そうとして音量がオフになる(完全に消えていない)。
→ 『パスト・マスターズVol.2(1988年盤)』 と 『赤盤(1993年盤)』 に収録。

・米ステレオ…イントロのギターは最初は左だけ。間奏あけの「Try to please her」のあとで右チャンネルのギターが一瞬消える。エンディングの「Day tripper」の繰り返しで、1回目のあとに間違って発せられた「yeah」を消す処理は行われていない。
→ 『The U.S. BOX』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』 に収録。

・修正版英ステレオ1…イントロのギターは左右両方で始まる。間奏あけの「Try to please her」のあとの右チャンネルのギターは消えない。エンディングの「Day tripper」の繰り返しで、1回目のあとに間違って発せられた「yeah」が完全に消えている。
→ 『1(2000年盤)』 に収録するにあたり修正が施されたバージョン。

・修正版英ステレオ2…イントロのギターは左右両方で始まる。間奏あけの「Try to please her」のあとの右チャンネルのギターは消えない。エンディングの「Day tripper」の繰り返しで、1回目のあとに間違って発せられた「yeah」を消す処理は行われていない。
→ 『パスト・マスターズ(2009年盤)』 に収録するにあたり修正が施された「全部聴こえる」バージョン。

■その他のバージョン
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録(修正版英ステレオ2のリミックス)。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録(修正版英ステレオ2のリミックス)。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『恋を抱きしめよう(We Can Work It Out)』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
英ステレオ…『パスト・マスターズ Vol.2(1988年盤)』/『赤盤(1993年盤)』
米ステレオ…『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
修正版英ステレオ1…『1(2000年盤)』
修正版英ステレオ2(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『赤盤(2010年盤)』/『1(2011年盤)』
新ステレオ1…『1(2015年盤)』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Disc13-2. We Can Work It Out
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりほんのわずか早く音が消えるくらいで、目立った違いはない。

■その他のバージョン
・アメリカ編集盤 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』 に収録のステレオはアメリカ用にミックスされたもので、世界標準ステレオの音は左右に振り分けられて真ん中には音がないが、米ステレオはハーモニウムが真ん中から聴こえる箇所がある。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『赤盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『恋を抱きしめよう(We Can Work It Out)』/『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
英ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.2(1988年盤)』/『赤盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』
米ステレオ…『The U.S. Box』 の 『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』
新ステレオ1…『1(2015年盤)』
新ステレオ2…『赤盤(2023年盤)』

 Disc13-3. Paperback Writer
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエコーが深く、エンディングのフェイド・アウトも数秒長い。

■その他のバージョン
・アナログ盤 『ヘイ・ジュード』 『リバプール・ボックス』 のステレオは左右のチャンネルが逆。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『ペイパーバック・ライター』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.2(1988年盤)』/『赤盤(新旧とも)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘイ・ジュード』
新ステレオ1…『1(2015年盤)』
新ステレオ2…『リボルバー(2022年盤)』/『赤盤(2023年盤)』

 Disc13-4. Rain
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2015年のDVD/ブルーレイ 『1+』 には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2022年の 『リボルバー』 スペシャル版には2022年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『ペイパーバック・ライター』/『リボルバー(2022年盤)』 のスーパー・デラックス版
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.2(1988年盤)』/『The U.S. Box』 の 『ヘイ・ジュード』
新ステレオ…『リボルバー(2022年盤)』

 Disc13-5. Lady Madonna
  世界標準モノラルにはブラスとコーラスのパートにADT(同じテイクを2つ重ねる)処理している箇所があり、コーラスが世界標準ステレオより小さくミックスされている。

■その他のバージョン
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『レディ・マドンナ』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.2(1988年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. BOX』 の 『ヘイ・ジュード』
新ステレオ…『1(2015年盤)』/『青盤(2023年盤)』

 Disc13-6. The Inner Light
  世界標準モノラルはボーカルにADT(同じテイクを2つ重ねる)処理がされているが、世界標準ステレオはシングル・トラックなのでより生々しく聴こえる。

また、モノラルとステレオではイントロに使われているテイクが違う。モノラルに使われているのはテイク1で、2014年のリマスター盤 『Wonderwall Music』 のボーナス・トラックで聴ける。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『レディ・マドンナ』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.2(1988年盤)』/『コンパクト・ディスク・EP・ボックス・セット』 のボーナスEP 『ザ・ビートルズ』

 Disc13-7. Hey Jude
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが少し長く、ドラムがステレオより小さめにミックスされている。

■その他のバージョン
・日米アナログ盤 『20グレイテスト・ヒッツ』 のステレオはエンディングのフェイド・アウトが早い。
・2015年の 『1』 リミックス盤には2015年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『ヘイ・ジュード』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.2(1988年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』/『The U.S. BOX』 の 『ヘイ・ジュード』
新ステレオ…『1(2015年盤)』/『青盤(2023年盤)』

 Disc13-8. Revolution
  世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエレキ・ギターが大きくミックスされている。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。
・2023年の 『青盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『ヘイ・ジュード』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.2(1988年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. BOX』 の 『ヘイ・ジュード』
新ステレオ…『青盤(2023年盤)』

 Disc13-9. Only A Northern Song
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

この曲のトゥルー・ステレオは、1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 収録のリミックス・バージョンが初めてで、アナログ時代から2009年のリマスターまで、ステレオは擬似ステレオしかなかった。

2009年リマスターで、1968年当時に作られていたモノラル・ミックスが初めて音盤化され、それ以降この曲についてはモノラルのみが世界標準ミックスとなっている。

アナログ・モノラル盤 『イエロー・サブマリン』 のモノラルは世界標準ステレオをモノラルにしただけ。

■その他のバージョン
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『イエロー・サブマリン(2009年盤)』 ←ステレオ盤だが、この曲だけモノラルで収録
擬似ステレオ(2009年以前の世界標準)…『イエロー・サブマリン(1987年盤)』
新ステレオ…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』

 Disc13-10. All Together Now
  モノラル・ミックスの音盤化はこれが初。
世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

アナログ・モノラル盤 『イエロー・サブマリン』 のモノラルは世界標準ステレオをモノラルにしただけ。

■その他のバージョン
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』
ステレオ(世界標準)…『イエロー・サブマリン(2009年盤および1987年盤)』
新ステレオ…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』

 Disc13-11. Hey Bulldog
  モノラル・ミックスの音盤化はこれが初。
世界標準モノラルは世界標準ステレオよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。

アナログ・モノラル盤 『イエロー・サブマリン』 のモノラルは世界標準ステレオをモノラルにしただけ。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオは左右のチャンネルが逆。
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。
・2015年のDVD/ブルーレイ 『1+』 には2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2023年の 『青盤』 リミックス盤には2023年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』
ステレオ(世界標準)…『イエロー・サブマリン(2009年盤および1987年盤)』
新ステレオ1…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』
新ステレオ2…『青盤(2023年盤)』

 Disc13-12. It's All Too Much

  モノラル・ミックスの音盤化はこれが初。
世界標準ステレオは世界標準モノラルよりエンディングのフェイド・アウトが数秒長い。

アナログ・モノラル盤 『イエロー・サブマリン』 のモノラルは世界標準ステレオをモノラルにしただけ。

■その他のバージョン
・映画に使用されたモノラルは短く編集されており、世界標準バージョンでは聴けないボーカル部分(「♪Nice to have the time to take / This opportunity / Time for me to look at you / And you to look at me」のところ)が使用されている。このバージョンは映画のビデオ・ソフトやDVDでステレオ化されている。
・1999年の 『イエロー・サブマリン・ソングトラック』 には1999年版新ミックス・ステレオを収録。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』
ステレオ(世界標準)…『イエロー・サブマリン(2009年盤および1987年盤)』
新ステレオ…『イエロー・サブマリン・ソングトラック』

 Disc13-13. Get Back
  世界標準モノラルは2種類ある世界標準ステレオのうち、ステレオ・シングル・バージョンと目立った違いはない。

ステレオにはシングルで発表されたバージョンとアルバム 『レット・イット・ビー』 で発表されたバージョンの2種類がある。
シングル・バージョンはジョージ・マーティンのプロデュースで、アルバムはフィル・スペクターのプロデュース。基本のテイクは同じだが、シングルの方が長く、アルバム・バージョンは頭と終りにメンバーの会話が付けられている。

■その他のバージョン
・米2枚組アナログ盤 『ロックンロール・ミュージック』 および英アナログ盤 『ロックンロール・ミュージックVol.2』 のステレオ2は左右のチャンネルが逆。
・2015年の 『1』 リミックス盤にはシングル・バージョンの2015年版新ミックス・ステレオを収録。
・2021年の 『Let It Be』 50周年盤にはアルバム・バージョンの2020年版新ミックス・ステレオを収録。

■シングル・バージョン
モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『ゲット・バック』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.2(1988年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』/『1(2000年&2010年盤)』
新ステレオ…『1(2015年盤)』/『青盤(2023年盤)』
■アルバム・バージョン
ステレオ(世界標準)…『レット・イット・ビー(2009年盤および1987年盤)』
新ステレオ…『レット・イット・ビー(50周年盤)』

 Disc13-14. Don't Let Me Down
  世界標準のステレオとモノラルの間には目立った違いはない。

■その他のバージョン
・2021年の 『Let It Be』 50周年盤には2020年版新ミックス・ステレオを収録(冒頭にセッション中の会話が加えられている)。
・2023年盤 『青盤』 に収録のもの(2020年ミックス)は上記の会話がカットされオリジナル・シングルと同じ状態になっている。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/シングルCD 『ゲット・バック』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.2(1988年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』/『The U.S. BOX』 の 『ヘイ・ジュード』
新ステレオ…『レット・イット・ビー(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』

 Disc13-15. Across The Universe
  チャリティ・アルバム 『ノー・ワンズ・ゴナ・チェンジ・アワ・ワールド』 に収録されたバージョンで、鳥の鳴き声が入っていることから、「ワイルドライフ・バージョン」とか「バード・バージョン」とか呼ばれている。

アルバム 『レット・イット・ビー』 収録のアルバム・バージョンはフィル・スペクターのプロデュースでオーケストラがダビングされているが、こちらはジョージ・マーティンのプロデュースで、スピードが速められており、鳥の鳴き声と女声コーラスが付いている(元のテイクは同じ)。

このバージョンのモノラルは2009年リマスターで初めて発表された。ステレオのバード・バージョンよりエンディングのフェイド・アウトが少し短く、エンディングの鳥の羽音が少し早く入る。

■その他のバージョン
・2021年の 『Let It Be』 50周年盤にはアルバム・バージョンの2020年版新ミックス・ステレオを収録。

■バード・バージョン
モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』
ステレオ(世界標準)…『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.2(1988年盤)』
■アルバム・バージョン
ステレオ1(世界標準)…『レット・イット・ビー(2009年盤および1987年盤)』/『青盤(1993年&2010年盤)』
新ステレオ…『レット・イット・ビー(50周年盤)』/『青盤(2023年盤)』

 Disc13-16. You Know My Name(Look Up The Number)
  この曲にはステレオ・ミックスは存在しないが、『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』 で新たな編集で作られたステレオ・ロング・バージョンが聴ける。

モノラル(世界標準)…『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』 の 『モノ・マスターズ』/『パスト・マスターズ(2009年盤)』/『パスト・マスターズ Vol.2(1988年盤)』/シングルCD 『レット・イット・ビー』

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このボックスに収録された以外の曲についてはステレオ・ミックスしか存在せず、
「Let It Be」のシングル・バージョンとアルバム・バージョンを除いて、
大きな違いのある曲はありません。

ただし、以下の曲は最近作られたリミックス・ステレオが存在します。
■ 2015年の 『1』 リミックス盤の
The Ballad Of John And Yoko
Something
Come Together
Let It Be
The Long And Winding Road

■ 2019年の 『Abbey Road』 50周年リミックス盤の全曲
■2021年の 『Let It Be』 50周年リミックス盤の全曲
■2023年の 『青盤』 リミックス盤の
Old Brown Shoe



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日本盤  輸入盤

日本盤と輸入盤の相違点
1.日本盤は外箱にオビが付いている(各ディスクにはなし)
2.日本盤は200ページの日本語解説書を入れるスペースを取るため箱の奥行きが長い(高さは同じ)

日本盤も輸入盤も各アルバムはそれぞれ糊で封ができるビニール袋に入れられており、中のディスクもビニールの保護袋に入っている、という完全日本仕様(笑)。
英文解説書はケヴィン・ハウレットによるビートルズのモノラル盤についての概説と 『Mono Masters』 の収録曲ごとの解説が掲載されている。これはモノ・ボックス用に執筆されたもの。

この商品は「完全初回生産限定盤」と銘打って発売されたが、結局2009年12月16日に「アンコール・プレス」として再生産された。
アンコール・プレスは箱についているオビの地の色が白から黒に変わり、「完全初回生産限定盤」の表記が「アンコール・プレス」に変わっている(型番も含め、それ以外は全く同じもの)。




◎このリストは以下の文献を参考にし、自分の耳で確認した上で作成した。
 ■松本常男 『ビートルズ海賊盤事典』 (講談社、1985)
    マニアックな視点からバージョン違いをまとめた記事を載せたおそらく最初の出版物。
 ■尾畑清貴 「ビートルズ正規盤のミックス違い(コンプリート版)」
  (プロデュース・センター出版局 『nowhere』 4号5号6号7号掲載、1994−1995) ← アマゾンの商品ページへのリンクです
    どのアナログ/CDに収録されているかしっかりと記述されているのが便利。

 ■森山直明ほか執筆による 『レコード・コレクターズ』 の記事 (ミュージックマガジン、1994−2006)
  →のちに一部を改稿してレコード・コレクターズ増刊 『ザ・ビートルズ コンプリート・ワークス』 1〜3に収録された
 ■米村幸雄 『Undocumented Recording Sessions 〜パソコンが聴いたビートルズ〜』 (自費出版、1999)
    2つのバージョンをシンクロさせるパソコンソフトを使用した研究。正確さという点ではこれに勝るものはないが、一部の曲のみ。
  →現在、同期再生可能な iOS デバイス用ビートルズ楽曲解説アプリ「LinerNotes」を提供中。
 ■『大人のロック!』編 『ザ・ビートルズ全曲バイブル』 (日経BP社、2009)
   上の方法を使って全ナンバーを解析した本。ただしバージョン違いよりレコーディングの手順の解明が主眼。
 ■森山直明 『ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』 (ミュージックマガジン、2009)
   『レコード・コレクターズ』 に掲載された内容に、2009年のリマスターCD音源の情報も含めて1冊にまとめたもの。
   耳による聴き比べではこれまでで最も細かい調査。
 ■コレクターズロックショップ ジャンク・ヘッズ の 『ザ・ビートルズ・アンソロジー』 DVDリミックス検証 
   このリミックスについては当ページでは触れなかったのでご参考まで。

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